2021-01-01から1年間の記事一覧
しばらく前ですが、11/4にNikon の NX Studioがバージョンアップされていました。バージョンは1.01から1.1になりました。 変更点は下記のようになっています (以下ダウンロードページからの引用です)。 • Z 9 に対応しました。• NX Tether と連携できるよう…
先日、翻訳に困る写真用語と題して記事を書きましたが、その後 darktable のマニュアルを見ていたら、そのあたり定義が説明されているのを見つけました。とりあえず、 darktable 3.6.x の説明書 12.1.8. darktable's color dimensions (p. 238以下)から引用…
先日AIを使った話題となっている市販のノイズ低減ソフトウェアについて情報紹介しましたが、フリーソフトウェアでも、GIMPのプラグインソフトウェアであるG'MICで、AIによるノイズ低減モジュールが今月 (11/9) 搭載されたようです。情報は以下にあります。 d…
久しぶりの ART 機能紹介です。ARTのチャンネルミキサーには、本家RawTherapeeにない調整モードがあります。それは、原色補正モードです。 ART チャンネルミキサーのインターフェース チャンネルミキサーのデフォルトである、RGBマトリックスモードというの…
検索エンジンで、「darktable, 日本語化」というキーワードで検索してみると、タイトルなどに darktableを日本語化する方法、などと入っていたりするにもかかわらず、本文を見ると、日本語化できません、と書いてある、なんちゃってサイトが出てきます。それ…
ARTのオンラインディスカッションで、ARM版のiMac上でARTが動いたとの報告が上がっています。但し、バイナリーファイルはなく、自分でコンパイルする必要があります。 discuss.pixls.us 報告者の方は、 homebrew を使ってコンパイル&インストールされたよう…
最近、主としてフリーのRaw現像ソフトの高ノイズ画像に対するノイズ低減力を見てきましたが、商用 (有料) ソフトではどうでしょうか。海外のサイトを見ていると最近話題となっている、機械学習を活用した商用ノイズ低減ソフトには以下の3つがあるようです。 …
ここで、darktable 3.6.1 を使った高ISOノイジー画像のノイズ低減 (denoise [profiled]) に関する情報についてまとめてみます。 まず特徴としては... ・ノイズ低減プロファイルがある場合、darktableの denoise の効果はかなり高い。※カメラ純正ソフトや他の…
[お知らせ] 本ツールは、以下のページにバージョンアップ版を公開しております。 yasuo-ssi.hatenablog.com ----------- 昨年9月に作成し公開した輝度マスク作成ツールは、Photoshop上で一般的に実践されていた輝度マスク作成方法およびGIMPの公式ページでPa…
先日、ノイズ低減プロファイルのある、オリンパスE-P3のノイズ低減を行ってみましたが、そこそこかなりノイズ低減ができることが分かりました。また、パラメータもいろいろ動かす余地があることが分かりましたので、再度、プロファイルがなくて今一つ成績が…
ここのところ、フリーの現像ソフトART (Another Raw Therapee) をいじっていますが、先日報告したように、ARTとRawTherapeeのDCPプロファイルの解釈の仕方が違っていることが分かってきました。そこで、まずARTの現像結果をNikonの純正ソフトであるNX Studio…
しばらく前に、E217系のトップナンバー編成の写真をアップしましたが、その後たまたま、トップナンバー編成からトイレを車いす対応に改造したときに、千マリへと泣き別れとなったクハE216のトップナンバー、クハE216-2001を撮影できましたので、アップします…
Pythonで文字列処理をやっていたところ、またはまりました。個人的な備忘録として記録しております。今、stringという変数に 'abcde(fg)h.' という文字列を入れておきます。この文字列の ) の直後に空白を挿入するプログラムを以下のように書きました。 ----…
フリーのRaw現像ソフトの中の一つ、darktable の大きな特徴の一つとして、大半の編集モジュールを多重に掛けたり、マスクを掛けることができるということがあります。ARTも、darktableほどではありませんが、ローカル編集タブにある編集モジュールに関しては…
お知らせ (2021.12追記) darktableは、2021年クリスマスアップデート予定の Ver. 3.8から日本語公式サポート復活の予定です。詳しくはこちらをどうぞ。⇒ 2021.12.24にリリースされました! フリーのRaw現像ソフト、darktableは Ver. 3.2 から日本語化ファイル…
先日Pythonで文字列処理のスクリプトを書いてハマりました。やろうとしていたのは、テキストファイルを読込み、そこから辞書型変数にテキストファイルからキーと、変数の内容を取り込もうとしたのでした。 で辞書型変数にデータを取り込んだところまでは良い…
・ART (Another RawTherapee) 現行の1.10を微修正した開発版のバイナリーが下記で公開されています。 keybase.pub こちらでは拙訳の日本語ファイルの翻訳の問題点が修正されているほか(特にホワイトバランスのモードの翻訳のダブリ)、トーンカーブにニュート…
先日、オリンパス E-5で撮った高ISO画像を darktable その他でノイズ低減処理してみましたが、darktable にノイズ低減用のプロファイルがない E-5 ではNikon D5500 に劣る結果しか得られませんでした。そこで、今回センサーがE-5と同じパナソニックですが、d…
さて今回ご紹介する車両は、高崎近郊で使われたクモハ60010です。1939年度に登場した準戦時設計の国電で、資材節約のためリベットを廃止して電気溶接で組み立て、ノーシルノーヘッダーの美しい姿で登場しました。登場時は張り上げ屋根は維持されていたはずで…
最近インターネット上で以下の記事を見つけました。 "The Linear Profile: A new beginning in Lightroom and Camera Raw" Tony Kuyper (2021.7.23) https://tonykuyper.wordpress.com/2021/07/23/the-linear-profile-a-new-beginning-in-light-room-and-cam…
本記事の要約 ・英語でも複数の定義があり、それぞれの定義に基づいて、ネットに様々な解説が散乱しているので、分かりにくい。 ・Saturationは、明るさを考慮しない色の鮮やかさ、それに対して Chroma は、科学・技術的には、物体自体の色の鮮やかさの意味…
ARTでは、複雑なインターフェースをシンプルに使いやすくという方向性が打ち出されています。今回1.9.3から1.10.1のバージョンアップで、トーンカーブが少し、シンプルになりました。 ART 1.9.3 のトーンカーブ ART 1.10.1 のトーンカーブ ART1.9.3では、ト…
GIMPの公式サイトを覗いてみたところ、10.20に次期 3.00に向けた、2.99.8がリリースされたようです。 www.gimp.org 改良事項としてClone-type(スタンプで描画)が複数のレイヤーで実行できるようになったこと、Windowsでファイル入力元がより広い範囲から選べ…
先日Nikon D3200を使ってやや陰った状態でバラの花を撮ってみましたが、カメラ背面モニタを見るとかなり青白くなってしまいます。ところが、家へ帰ってRaw内蔵Jpeg画像を見てみると、比較的印象色に近い色合いに... 一応、下に写真を掲げますが、上の方は、…
今まで、NX Studioの現像について多く検証してきましたが、今回、Olympus Workspaceに関して検証したいと思います。とはいえカメラが最新ではありませんのでちょっと割り引いて考える必要があるかとは思います。 手持ちのオリンパスE-5はフォーサーズ最後の…
RawTherapeeおよびARTにはRawタブにフラットフィールドというモジュールがあります。 フラットフィールド これもなんだか名前を聞いただけでは、何の機能やらさっぱりですが、調べてみると、Nikonの現像ソフトでは「イメージダストオフ」、Canonでは「ダスト…
RawTherapee & ARTの特徴の一つとしてフィルムシミュレーション機能があります。2014年7月のバージョン4.1.49から使えるようになっており、当時無料でフィルムシミュレーション機能が使えるソフトウェアはほとんどありませんでした。Photoshopは 2013年のCS6…
こちらは、新前橋区にいた、クハ55402です。残念ながら新前橋区にいるところしか撮れなかったので、全景写真がありません。しかし内部がクリーム色にペイント塗されていた室内写真が鮮明に撮れていますので、当時の記録資料としてアップします。 クハ55402 (…
さて、先日 darktable3.6.1のノイズ低減が劇的に改善したという報告をしました。では今回カメラを変え、Olympus E-5の高ISOノイジー画像の現像を比較してみます。ISOはE-5の最大値であるISO6400です。 以下100%拡大画像で検討していきます。まずニュートラル…
RawTherapee 本家は2020年2月に5.8がリリースされた後、新規リリースがありません。pixls.usのディスカッションを見ると、メインエンジニアの方が個人的に多忙なのがその主たる理由のようですが、開発は継続しています。ARTの安定版はRawTherapeeの開発版の…