省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

鉄道

身延線 クモハ51852 (蔵出し画像)

本車は元横須賀線で使われていたクモハ43で、横須賀線末期に混雑に対応するために3扉化改造されクモハ51に編入された車輌です。身延線入線にあたって低屋根化され、850番代の番号を与えらました。 本車は前面に幌を備えていたため、主に身延線10〜18番運用で…

身延線の変顔車輛ナンバーワン クハ55301 (蔵出し画像)

本車は1959年度に、常磐線の運用合理化に伴い分割併合運転を行うため、サハ57をクハに改造した車両です。おそらくあまり先頭に出ることが考慮されていなかったのか、正面扉は客用貫通路扉のままで運行灯もないという手抜き工事です。以前紹介した高崎地区に…

身延線のクモハ60800 (蔵出し画像)

本車は1975年3月以降の身延線車両にあって、唯一ノーシルノーヘッダーだった車両です。それ以前は流電の元中間車だったクハ47がいたり、合いの子がいたりしましたが、飯田線や中央西・篠ノ井線に移り、本車が唯一となりました。 他のクモハ60は、一旦常磐線…

身延線 クモハ60816 (蔵出し画像)

こちらは右運転台窓にRがついているのがアクセントとなっていた、クモハ60816です。戸袋窓を見ると内側がモスグリーン(淡緑1号) に塗られているようですので(他の方が撮られた816の写真でも戸袋窓の内側がモスグリーンに見えます)、客室内もモスグリーンに塗…

身延線のクハ68093 (蔵出し画像)

身延線では飯田線と異なりオリジナルのクハ68は1両もおらず、すべて改造編入車のみでした。そもそもクハと言えばクハ47が最大勢力であり、それ以外の車種は補完的な勢力でしたので、そもそもあまり輌数がいませんでした。 その中で、半流のクハ68と言えばす…

登場後5か月で姿を消す相模線E131系八王子駅乗り入れ

昨(2021)年10月に相模線でE131系の営業運転が開始されましたが、その際相模線の横浜線八王子乗り入れにも当然充てられていました。しかし2022年3月12日の改正で相模線の八王子乗り入れが廃止されます。登場後わずか5か月余りでE131系の八王子乗り入れはなく…

特徴のないクハ47ナンバーワン 身延線のクハ47067 (蔵出し画像)

本車はクハ47の中でも、ロングシートだった以外は、外観に特徴のない、判別に苦慮する車ナンバーワンと言える存在でした。ロングシート化されていた理由は敗戦後連合軍専用車として代用二等車に指定されていたためです。体格の良いアメリカ人にとっては日本…

御殿場線 サハ78030 (蔵出し画像)

ここのところ身延線車両の写真のアップが続いていましたが、今回は御殿場線車輛です。こちらは変わり種のサハ78です。サハ78は本来63系の一員として製造されましたが、本車は32系の一員サロ45から改造されたサハ78です。関西では戦時中はモハ63系の直接投入…

身延線旧形国電主な特徴一覧 (1975-81)

ここのところ、身延線旧形国電の識別方法について記事を書いてきましたが、ここで1975~81年に掛けて在籍していた身延線用の旧型国電の主な特徴をまとめたPDFファイルを作成してみました。ただしアコモ改善車 62系は含まれません。 昔の写真の識別、もしくは…

正面幌付き非Hゴムだった 身延線 クモハ51802 (蔵出し画像)

身延線の主力だったクモハ51。本車、クモハ51802もかつての身延線の普通の電車の一両ですが、先日紹介した800と並んで正面の運転台窓がHゴム化されていなかった車両です。側面幕板のサボ受けも残っていましたが、行先表示幕表示器は撤去されていましたので80…

オリジナルの色合いを色濃く残していた身延線 クモハユニ44803 (一部蔵出し画像)

今回掲載する写真はクモハユニ44803です。おそらく身延線にいた旧形国電の中でも、最も人気のあった車両の一両かと思います。身延線にはクモハユニ44が4輌いましたが、本車は大糸線を経由して一番最後に身延線にやってきた車輌です。このため他のクモハユニ4…

身延線 クモハ60804 (蔵出し画像)

こちらは身延線を走っていたクモハ60です。運転台の左側の窓にRがついていたのがアクセントになっていました。ご覧のように2-4位側の床下機器が原型通り電気になっていましたが、これは元々クモハ60075で奇数向きだったものを身延線転用の際に偶数に転換した…

やはりあまり御縁のなかった 身延線 クモハ51806 (蔵出し画像)

やはり写真を整理してみたら、1枚しか出てこなかったのがこちらのクモハ51806です。しかもちょっとシャッタースピードが遅くてぶれています。ただ、この車、51822とは異なり、ネット上に結構写真が出ています。私がまじめに撮らなかったのか、あるいはやはり…

幌枠付きが珍しい身延線クモハ60806 (蔵出し画像)

本車はクモハ60の中では60800と共に珍しく幌枠をつけたクモハ60でした。幌枠があった理由はいずれも一度関西に転出した経歴を持っていたからです。ただ本車の方は関西にはわずか1年しかおらず、大半は関東とその周辺で過ごしました。 クモハ60806 (静ヌマ) 1…

身延線唯一のクモハ41 クモハ41850 (蔵出し画像)

本車は身延線旧形国電末期に唯一のクモハ41として活躍しました。他に一時モハニとして使用されていた41800も存在しましたが、1975年3月に上松-松本-麻績(のち聖高原)区間運転用として43800代と共に北松本運転支所に転じます。 本車は形状を見ると変わり種…

なかなか御縁のなかった身延線のクモハ51822 (蔵出し画像)

身延線はかつて住んでいた自宅から比較的行きやすかったこともあって、特に旧形国電の置き換えが決まった1981年には1両たりとも撮り逃しすまいと、たびたび通いました。それでもなかなか御縁のない車両はあるもので、後から写真を整理してみるとたった一枚し…

身延線のクモハユニ44800 (一部蔵出し画像)

何といっても身延線旧形国電時代の象徴的存在というと、クモハユニ44の存在でしょう。本車はもともと横須賀線用として製造されましたが、1950年代に身延線に移動します。1両は大糸線で使われたこともありましたが、大糸線にはクモユニ81が移ってきて、最終的…

身延線 サハ45008 (蔵出し画像)

本車はもともと横須賀線32系の2等車(後、1等車、現グリーン車)として製作された車両です。32系の大半が地方線区に追われた後も本車は70系と共に使用され続け、113系の投入で横須賀線からの70系の撤退と同時に、かつての同僚が待つ身延線に移りました。34年と…

身延線旧形国電 クモハユニ44, 平妻電動車, クハ55 車番読取不能時の車番同定

今回は、既に述べたクハ68を除く平妻車輌の車番同定です。これでアコモ改善車を除く1975-81年当時在籍した身延線全旧形国電車両の同定方法が完結します。 ■クモハユニ44 非貫通の電動車はクモハ14なき後はクモハユニ44のみでした。 まず44803は遠くから見て…

身延線旧形国電クハ68同定フローチャート

身延線旧形国電同定シリーズ、今回はクハ68です。 なお、前面にジャンパ栓受けがあり、貫通路および幅のある幌枠が備わっているクハが68です。身延線のクハ55には幌枠のある車両は1両もありませんでした。原型のクハ68は一両もなく、半流のクハ68はいずれも…

身延線のクハ47008 (蔵出し画像)

こちらは身延線の原形クハ47の1両です。この車両の正面の窓はご多分に漏れずHゴム化されています。全体を撮れた写真にはカラー写真が1枚もありませんでした。 クハ47008 (静ヌマ) 1981.5 富士電車区 クハ47008 (静ヌマ) 1981.5 富士電車区 クハ47008 (静ヌマ…

身延線旧形国電クハ47100代番号同定フローチャート

身延線のクハ47100代に関しては4両しかありませんし、それぞれ違いが明確なので容易に識別可能です。なお、クハ47100代は前面にジャンパ栓のある平妻、貫通式前面を持ちかつ運転台窓が1段引っ込んでHゴム化されている車両です。なお1975~81年の状況を基にし…

運転台窓のHゴム化を逃れた身延線クハ47003 (蔵出し画像)

こちらは身延線の原形クハ47の一両である、クハ47003です。先に43系のクハ58を47に編入した47100グループを紹介しましたが、こちらは32系の由緒正しいクハ47です。身延線のクハ47の中には運転台窓がHゴム化されていない車両も結構ありましたが、その大半はサ…

京阪神間を結んだ元クハ58002 身延線クハ47100 (蔵出し画像)

さて、本車は身延線にいた、かつて京阪神間を結んだ43系の一員であるクハ58の後身、クハ47100番台のトップナンバーです。元々の番号はクハ58002でした。但し幌枠が取り去られ、顔が関東顔になっていた点、運転台正面窓が2枚ともHゴム化されていた点が惜しい…

身延線旧形国電クハ47 0, 50~60代同定フローチャート

既に身延線のクモハ51, クモハ60の同定フローチャートを公開していますが、今回は身延線制御車中、最大勢力、32系のクハ47の識別方法です。なお、前回と同様1975-81年の状態を基にフローチャートを作成しています。身延線旧形国電末期には旧32系のクハ47とし…

飯田線のクモハ53007 画像再編集 & 蔵出し画像

このブログを開設してすぐアップしたクモハ53007の写真ですが、今回は、前回掲載した写真はすべてスキャンし直し、もしくは再補正を行いました。そのほか、室内や部分写真など蔵出し画像を今回掲載しています。 クモハ53007 伊那松島機関区 (1978.1) クモハ5…

電車の向きと身延線旧形国電車両

以下、当ブログで電車の紹介を行う時に車両向きについて説明することがありますが、ここで車両の方向の名称について説明しておきます。旧国鉄 (そして現在のJRでも) 電車の運転台を右側に向けた時に、その右端を1位 (第1エンド) と称します。またその反対左…

身延線旧形国電 クモハ60 車番読取不能時の車番同定フローチャート

身延線の旧型国電時代末期、クモハ51に次ぐ勢力がクモハ60でした。もともとクモハ60は1967年の御殿場線電化で、首都圏各地(主に常磐線・横浜線)から御殿場線用に沼津機関区に集められたようですが、1969~70年度に掛けて17m車のクモハ14を一掃することとなり…

EF58トップナンバー EF58 1 (蔵出し画像)

だいたい旧形国電ばかり追いかけていて、機関車はあまり真面目に撮っていませんでしたが、たまたま身延線に出かけていて、東海道線の富士駅でとらえた EF58のトップナンバー EF58 1 です。所属は浜松機関区だったようです。 EF58 1 (1981 富士駅) 当時東海道…

身延線旧形国電 クモハ51 車番読取不能時の車番同定フローチャート

身延線には、かつて旧形国電運用時代、主力としてクモハ51が活躍していました。このうち、他形式から改造された51830, 850, 852はその形態から容易に区別できますが、オリジナルのクモハ51から改造された51800~828 (偶数番のみ) の車番の同定は番号が写って…