Bチャンネル再建法
[お知らせ] この記事には以下の新版があります。 yasuo-ssi.hatenablog.com -------------- 目次 1. 本連載記事の概要 2. 今まで紹介されてきた経年劣化による変褪色写真の補正術 3. 写真補正の原理 4. Bチャンネル再建法による不均等黄変・褪色ネガ写真補正…
[お知らせ] この記事は、「決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術 (6-1)」より、内容整理のため、周辺褪色補正の技術解説を独立させ、内容を補訂したものです。 ----------------------- 周辺部の青紫化褪色はどう修正するか ここで取り上げるの…
[お知らせ] 本記事の Ver. 5.5 対応版は以下をご覧ください。 yasuo-ssi.hatenablog.com ----------------- 目次 1. 本連載記事の概要 2. 今まで紹介されてきた経年劣化による変褪色写真の補正術 3. 写真補正の原理 4. Bチャンネル再建法による不均等黄変・…
お知らせ 当記事は、2023年2月14日にアップデートした、ImageJ用プラグイン (Ver. 5.x) 対応版です。過去のバージョン記事を読みたい方は以下のリンクをクリックして下さい。 (2022年7月記事) ハイブリッド補正対応 (2021年12月記事) UI表記変更版対応 (2020…
さて、先月に引き続き、黄変カラーネガ写真補正用 Bチャンネル再建法ツールを、再びバージョンアップします。今回の最大のバージョンアップ内容は 32bit フルカラー画像の補正に対応した点です。32bit画像の対応も当初から考えていたことでしたが、今まで32b…
Bチャンネル再建法を適用して、黄変ネガカラー写真の画像を補正する場合、補正量を調整したい場合があると思います。そのような場合どうしたらよいでしょうか? ■レイヤーの不透明度の調整 例えば、周辺褪色補正レイヤーを使おうと思ったときに、補正を適用し…
次に、Bチャンネル再建法適用時に、周辺褪色補正を行う際の注意点について申し述べます。 ネガカラーフィルムでは経年劣化すると、画像周辺部のBチャンネルが、値が高いほうに褪色し、周辺部のBチャンネルのテクスチャ情報が失われる場合があります。Bチャン…
今まで、黄変ネガ写真補正の参考として、補正事例を紹介してきましたが、これからは、個別のケースに応じた補正テクニックの紹介を行ってみたいと思います。 今回のテーマは、もともと黄色い部分をどう扱うか、です。Bチャンネル再建法では黄変した部分の黄…
先日、本ツールをバージョンアップしたばかりで申し訳ありませんが、マイナーバージョンアップを行います。今回のバージョンアップ内容は、ノービスモードで緑保護オプションをチェックした際に (つまり Type4 マスクを作成した場合)、同時に Type2 マスクも…
------------------------------- [本プログラムには以下のバージョンアップがあります] yasuo-ssi.hatenablog.com------------------------------ 昨年10月に本ツールをバージョンアップしましたが、2か月ぶりにバージョンアップします。今回のバージョン…
このページでは、今まで黄変ネガ写真補正 Bチャンネル再建法 に関して寄せられた質問に関して、主要なものを掲載します。今後、更に質問が寄せられましたら、このページに内容を追加していきます。 ■ 遠景補正レイヤーの位置づけがよく分からない 端的に言う…
黄変ネガ写真補正チュートリアルビデオ 追加補正編2 を公開しました。 youtu.be 今回追加補正の後半として、ARTを使った最終画像調整の例をお示ししました。とはいえ、最終調整は ART を使わなければならないというものでもないので、お好きなソフトウェアを…
コロナ禍が収まらない中、ウクライナ戦争の勃発とそれに伴う物価高、円の急落と、踏んだり蹴ったりだった2022年も暮れようとしています。皆さまのこの一年はいかがだったでしょうか。 ところで、現在黄変ネガフィルム画像を補正するBチャンネル補正法ツール…
不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術・チュートリアルビデオを昨年9月に公開しましたが、今年の7月の、Bチャンネル再建法ツールのアルゴリズム変更によって、ユーザインターフェースが変わってしまいました。しかし、それに対応したビデオをリリース…
本年、9/23にリリースした、ImageJ対応 チャンネル間相関統計計算ツールですが、これもマイナーアップデートを行います。これもやはりコントロールパネルから起動した際の誤動作を修正したのみで、他はいじっていません。Linix上で、コントロールパネルから…
Linux上のImageJには、画面から外れた メニュー (特にメニューの長い Plugins メニュー )を選択することができないという既知のバグがあります。WindowsやMac OS では、画面から外れたメニューに関しても ▼ マークが表示され、そこをクリックすると隠れてい…
さて、今回は黄変ネガカラー写真補正の単なる事例ではなく、黄変補正の「練習問題」としてみました。オリジナルファイルを、横幅 1920ピクセルに縮小した16bit TIFFファイルを黄変補正練習用として公開しますので、このファイルをダウンロードして、皆さんも…
[敢えて補正量を抑制する (続)] 前回からの続きです。今回は追加補正の過程です。 Bチャンネル再建法の結果は下記になりました。 Bチャンネル再建法 適用後 (補正1) 下から 1/3 は敢えて全く補正していません。この画像を基に追加補正を行っていきます。 ま…
[敢えて補正量を抑制する] Bチャンネル再建法を適用すると、黄変は消え去っても、著しく色が単調になって、その後追加補正を行ってもどうにもならない画像があります。それが以下の画像です。 オリジナル これに、Bチャンネル補正法を適用すると... Bチャン…
フィルムをスキャンした画像ファイルの補正を行う場合、オリジナルファイルが jpeg (形式上 8bit 固定) だったり、8bit TIFFファイルである場合もあるかと思います。ところで、そのような場合でも一旦画像を 16bit TIFFファイルに変換してから補正を行うこと…
[補正量を測定して補正値をマニュアル調整する 事例2] 補正量を測定して補正値をマニュアル調整するもう1例を掲げます。以下のサンプルは以前にも補正事例として取り上げましたが、追加補正で若干手こずりました。黄変、マゼンタ変を空から取るのにちょっと…
[お知らせ (2023.2.14)] Bチャンネル再建法ツールの Ver. 5 へのバージョンアップに合わせて、一部記述を改訂しました。 -------------- Bチャンネル再建法のレイヤーの機能についてご質問を頂いたこともあり、ここに改めて、各レイヤーの機能や位置づけにつ…
GIMP初心者向けに、Bチャンネル再建法において、GIMPでよく使いそうなレイヤー関連操作について、説明します。 ■レイヤーダイアログの表示 レイヤーダイアログが表示されていない場合は、メニューの[ウィンドウ] → [ドッキング可能なダイアログ] → [レイヤー…
先日紹介した Photoshop を使った黄変画像の補正チュートリアルビデオの中で、画像の補正のために L*a*b*チャンネル分解モードを使っていました。これは、この紹介記事の中で触れたように、輪郭やテクスチャ情報 (detail) と色情報を分離して扱うためです。…
今回 Bチャンネル再建法ツールによるバージョンアップから、青い部分に黄変がかかっている部分の補正のためにユーザ作成のマスクを読み込むオプションをつけました。 この作成ですが、基本的にはGIMP等で元画像を見ながら作って頂く、ということになります。…
[ユーザ作成マスクを使い、青い部分にEPFFcアルゴリズムを適用する手順] 先日のバージョンアップ(Ver. 4.7)から、Bチャンネル補正法ツールに、ユーザ作成マスクを読み込ませる、青色部の補正強化オプションをつけました。これにより、従来できなかった青い部…
今回黄変補正ツールの Ver. 4.7 へのバージョンアップに伴い、青色部分に黄変がかかっている場合の黄変補正量の改善を図りました。青色部分の黄変対策として、マニュアルによる補正値の調整および、ユーザ作成マスクの読み込みの2機能を用意しましたが、ど…
[補正量を測定して補正値をマニュアル調整する] Bチャンネル再建法補正ツールは、今回、Ver. 4.7へのバージョンアップを機に、補正の難しい、ダメージの大きい画像や、青色部分に黄変が広がったフィルムの補正可能性を広げるため、エキスパートモードのパラ…
9月に、本ツールをバージョンアップしましたが、今回再びバージョンアップさせていただきます。今回のバージョンアップの主な目的は、エキスパートモードの位置づけの変更 (よりダメージの大きな画像に対して活用するため)、および青い部分の黄変補正量の改…
・5-2. 具体的な補正実施手順 - ImageJによる作業に戻る --------- 【Ver. 4.7以降対応】(2023.1.8 Ver. 4.8バージョンアップに伴う一部記述補訂) ここでは、ImageJ対応 Bチャンネル再建法補正ツールのエキスパートモードのパラメータ設定方法について説明を…