省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

飯田線にいたクモハ53007

f:id:yasuo_ssi:20200718214939j:plain

クモハ53007 1978.5 中部天竜

f:id:yasuo_ssi:20200718215015j:plain

クモハ53007 1978.1 伊那松島機関区




 はてなに移っての飯田線の旧型国電画像の第一弾ですが、クモハ53007 (静ママ)です。もともとは関西急電クモハ52の増備として製造されましたが、前面は流線型をやめて通常の半流になり、クモハ43の追番となりました(モハ43041)。デザイン的には戦前型旧型国電の頂点に位置するもので、現在見てもその流麗な姿は全く古びていません。最近のJR東日本E235の不格好な姿とは好対照です。

 飯田線伊那松島機関区には2両在籍しましたが、本車は昔の張り上げ屋根の面影をとどめています。ただし、内部は残念なことにニス塗りが維持されず、モスグリーンに塗られてしまいました。1983年の飯田線旧型国電全廃まで活躍しました。

 本写真は以前、以下のサイトに掲載していたものですが、

 

blog.goo.ne.jp

今回再掲載に当たって若干補正を掛けました。