ART / RawTherapeeを使って、ナトリウム灯の街路灯下で撮ってオレンジに色被りした猫の写真の補正を解説した、Alexander Korolev氏によるビデオが公開されています。なお、音声は含まれていません。
www.youtube.com ARTでの編集作業の参考になると思いますが、モジュール名等が英語ですので、拙訳の日本語版とのモジュール名の対照説明を以下に付します。
最初にホワイトバランスから、ニュートラル色(白~灰色~黒)点を画面上で探してピックアップして色被りを補正します。次にホワイトバランスの色偏差(Tint)を使ってややグリーンがかっているのを補正します。
色温度が1500kになっているため、背景などが非常に青みがかっているのを、カラーイコライザを使って青~紫の彩度を落とします。
一旦トーンカーブをリニアに戻して、露出補正を行います。その後トーンカーブをS字状に補正しなおします。Ctrlキーを押しながらだと微妙な調整が可能です。そしてシャドウ・クリッピングがないかチェックします。
シャドウ域が暗すぎるようなので、トーンイコライザでやや明るく補正します。そして、さいどトーンカーブでより良くなるよう補正します。
ノイズ低減で、色ノイズを減らします。
シャープニングを掛けます。
そして完成!