省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

Mac OSにおける、GIMP 拙作プラグインのインストール方法

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1. 準備

 GIMPの場合、プラグインを置くディレクトリは、各ホームディレクトリの下の、

Library/Application Support/GIMP/2.10/plug-ins/

に置きます。ところが、デフォルトの状態では、このフォルダをFinderから非常に探しづらくなっています。そこで、事前準備として、デスクトップ上に、Macintosh ハードディスクのアイコンを表示させる必要があります。

Macintosh ハードディスクのアイコン

 このアイコンを表示させるには、以下のページのインストラクションをごらんください。

support.apple.com  無事、ハードディスクのアイコンが表示されたら、以下の手順に進んでください。

2. GIMPプラグインのダウンロードから所定のフォルダへのコピーまで

 まず、拙作のツールをダウンロードしていただき、ダウンロードしたフォルダを開いておきます。

ダウンロードしたフォルダを開く

 次にデスクトップ上に現れた、Macintosh HDのアイコンをクリックしてフォルダを開きます。

Macintosh HD アイコンをクリックして中身を表示

 

 その下にユーザフォルダがあるのでクリックし、現在ログインしているユーザを選びクリックして開きます。しかし、ユーザのホームディレクトリの下にある筈の Library フォルダが見当たりません。これは隠しフォルダになっているためです。そこで、Command + Shift + . キーを押して隠しフォルダを表示します。

非表示フォルダの表示

 ここで表示されたライブラリフォルダをクリックして開き、さらに Application Support フォルダ、GIMP フォルダ、2.10 フォルダと開いていきます。しかし、2.10を最初に開いた場合、その下に plug-ins フォルダが見当たりません。その場合、新規にplug-insフォルダを作成します。すでに、plug-insフォルダがある場合は、開いてそこに、プラグインファイルをコピーすればよいので、作成過程はスキップして下さい。新規に作る場合は、Control キーを押しながらクリックし、コンテキストメニューを表示させたら、新規フォルダを選びます。

新規フォルダ

 そして、新規に作ったフォルダを plug-ins フォルダに改名します。

plug-insフォルダを作成

 作成したフォルダをクリックして開きに、ダウンロードしたGIMPプラグインをドラッグ&ドロップでコピーまたは移動します。

GIMPプラグインを plug-ins フォルダにコピー(移動)

3. ファイル実行権限の付与

 しかし、これだけではまだ終わりではありません。GIMP プラグインスクリプトの場合、ImageJとはことなり、ファイル自体に実行権限を付与しないと、メニュー上で表示すらされません。

 まず、ターミナル・コンソールを立ち上げてください。ターミナルの立ち上げ方法が分からない方は以下の記事を参照してください。

yasuo-ssi.hatenablog.com

 次のようにターミナルが立ち上がります。

起動したターミナル

 ターミナルのカレントディレクトリ(フォルダ)は、ユーザのホームディレクトリのはずなので、以下のコマンドを打って、GIMPプラグインフォルダに移動します。

cd "Library/Application Support/GIMP/2.10/plug-ins/"

移動できたら以下のコマンドを打ちます。

chmod +x *.py

 このコマンドはこのフォルダにあるすべての py という拡張子を持つファイルに実行権限を与えています。

 この後、新たにGIMPを起動すると、GIMPのメニューに拙作のプラグインが表示され、実行できるはずです。

プラグインがメニューに表示