DP Review に CanonR6 ii の評が掲載されています(2/22)。
トータルでは 91%と非常に高い評点となっており Gold Award になっています。
ポイントとしては
・卓越した画質
・卓越したエルゴノミクスデザイン
・高速連写の速さ (Rawバーストモード)
・シンプルでパワフルなAF
・ボディ内手ブレ補正とレンズ内手ブレ補正の効果的なコンビネーション (レンズによって最大8段まで手ブレ補正可能)
・分かりやすく簡単なカメラとビデオの切替
・強力なビデオ撮影機能 (偽色対策、4chオーディオオプション)
・10bitビデオ出力
・電池の持ちが良い (同じ電池を使いながらも、CIPAレーティングでオリジナルの R6 の約1.5倍)
・USB電源チャージ可能
・バッテリー充電器同梱
・カスタマイズできるQ (クイック) メニュー
ちなみに、R6 ii では、新設計の 24.4メガピクセルのセンサーを採用しています(ちなみにR6は20メガピクセル)。この辺りが画質の向上や消費電力の低下につながっているものと思われます。ただし、前面照射型センサーで、裏面照射積層型ではありません。また、RPよりピクセル数は減っています。ただこのスペックを見てダメだと判断すべきではないと述べられています。
なお、一応防塵・防滴に配慮した作りとはなっているそうですが、R3 や R5 ほどの堅牢さはありません。
残念な点としては
・ビデオモードではAFの信頼性が低い (度々焦点が背景に飛ぶ)
・AF トラッキングが対象を外すことがある
・速い高速連写はダイナミックレンジの低い電子シャッターモードのみ
・Rawファイルにノイズ低減が常にかかる (オフに出来ない)
・インターフェースが独特で間違いを引き起こしやすい (今までの配置と変わっている)
・ビデオ撮影中はヒストグラム、レベルゲージが無効
・一部新しい機能はQメニューで使えない
といったところです。価格はアメリカで $2500 クラスとなっています。ちなみに国内ではヨドバシカメラで 39万6000円でした(ボディ単体)。初値最安値でも356,400円で、最近の円安レートを考えても、国内価格は少々割高のようです。なお R6 は初値の最安値は 30万強でした。
なお、レンズキットはもっと割高で、アメリカの小売り希望価格は$2799 なのに対し、kakaku.com の最安値は、49万5000円... 国内のボディ単体価格程度が妥当価格です。
なお、本機も OM-5 と同様ビデオ撮影 29分の壁が取り払われた、と書かれていますが、やはりアメリカのビデオカメラの関税がカメラ並みに引き下げられたのではないかと思われます。