ART の nighty build (先行試作版) に外部のモノクロイメージファイルをマスクとして取り込む機能が実装されました。
ローカル編集のマスク部分に External mask というマスク機能が追加されています。これを使うと、筆者が作成したマスク作成用 ImageJ プラグインを使って作成したマスク画像を取り込むということができます。
また、darktable のラスターマスクについては、名称が紛らわしいということで、Linked mask に名称が変更されています。これはローカル編集のモジュール間で、マスクを流用する機能です。
nighty builld のダウンロードは以下のリンクから。
Release nightly · artpixls/ART · GitHub
なお、これに合わせて AI を使って自動的に対象物をクリックすると png 形式でマスク画像を作成する SMART というツールも Griggio 氏によって作成され公開されました。
これは SAM2 というFacebook / META が開発した Python 用の AI の画像対象認識ライブラリを応用したものです。
なお、Windows のみバイナリーが提供されています。
Griggio 氏によるデモビデオはこちら。
これを使うと、AI を使った対象認識を使ったマスクファイルをつくり、これを ART に取り込むということになります。なかなか有用だと思います。ぜひお試しください。