ImageJの活用
お知らせ 本記事は 2024年1月に改訂した新バージョンです。なお B チャンネル再建法ツールの進歩により、追加補正の説明に関してより簡略化し、(6-1), (6-2) の内容も統合しました。以前の記事をご覧になりたい方は以下のリンクからどうぞ。 ・2023.2 バージ…
scRGB 用カラープロファイルがダウンロードできないかと探してみましたら、以下のようなものが見つかりました。 github.com github.com
以前、モノクロフィルムのデジタル的カビ取り補修法について記事を公開しましたが、今回、新・輝度マスク作成ツールのバージョンアップに伴い、この内容を更新した記事を公開します。 ---------- モノクロネガフィルムをスキャンしたカビが目立つ画像を、新…
先月末に、黄変ネガ写真補正 B チャンネル再建法ツールを Ver. 5.1 にバージョンアップしてから、まだあまり時間が経っていませんが、先日お知らせしたようにImageJ 本体の Ver. 1.54へのアップデートにより問題が発生していますので、取り急ぎ Ver. 5.21 を…
[お知らせ] これから当ツールの使用を考えていらっしゃる方は、以下の注意事項をお読みください。 yasuo-ssi.hatenablog.com ------------- 当サイトで、黄変ネガ写真補正 B チャンネル再建法ツールを公開してから3周年になりました。これに合わせて、4月…
先日、苦労して空の補正を行った事例を掲載した画像です。これを今回バージョンアップしたImageJ対応 相対RGB色マスク画像作成ツール Ver. 0.5 を使ってマゼンタ補正を行ってみます。 まずオリジナルから... 図1. オリジナル そして一旦、Bチャンネル再建法…
相対RGB色マスク画像作成ツール Ver. 0.5バージョンアップ記事に、これを使った補正事例は別途記事にすると予告しておきました。本記事はそのマゼンタ補正事例編です。 まず、すでに何度か掲載している、フィルムスキャンの際にマゼンタ被りを起こしている画…
[お知らせ] この記事には以下の新版があります。 yasuo-ssi.hatenablog.com -------------- お知らせ 本記事は 2023年2月に改訂した新バージョンです。今回、事例1 と事例2 で異なった手法により追加補正を行うよう変えてみました。以前の記事をご覧になりた…
ARTの画像出力オプションには、TIFF形式で出力する際に、32bit 浮動小数点形式で出力できるオプションがあります(下図)。 ART の32bit浮動小数点出力オプション 先日、ImageJ の 32bit 浮動小数点画像はどのような値を取るのかを調べてみたところ、定まった…
さて、今回は黄変ネガカラー写真補正の単なる事例ではなく、黄変補正の「練習問題」としてみました。オリジナルファイルを、横幅 1920ピクセルに縮小した16bit TIFFファイルを黄変補正練習用として公開しますので、このファイルをダウンロードして、皆さんも…
今回 Bチャンネル再建法ツールによるバージョンアップから、青い部分に黄変がかかっている部分の補正のためにユーザ作成のマスクを読み込むオプションをつけました。 この作成ですが、基本的にはGIMP等で元画像を見ながら作って頂く、ということになります。…
[ユーザ作成マスクを使い、青い部分にEPFFcアルゴリズムを適用する手順] 先日のバージョンアップ(Ver. 4.7)から、Bチャンネル補正法ツールに、ユーザ作成マスクを読み込ませる、青色部の補正強化オプションをつけました。これにより、従来できなかった青い部…
[補正量を測定して補正値をマニュアル調整する] Bチャンネル再建法補正ツールは、今回、Ver. 4.7へのバージョンアップを機に、補正の難しい、ダメージの大きい画像や、青色部分に黄変が広がったフィルムの補正可能性を広げるため、エキスパートモードのパラ…
・5-2. 具体的な補正実施手順 - ImageJによる作業に戻る --------- 【Ver. 4.7以降対応】(2023.1.8 Ver. 4.8バージョンアップに伴う一部記述補訂) ここでは、ImageJ対応 Bチャンネル再建法補正ツールのエキスパートモードのパラメータ設定方法について説明を…
[青い部分に黄変が広がった写真の補正テクニック] 2022.7.28アルゴリズム改定後のBチャンネル再建法補正ツールは、拡張疑似フラットフィールド補正アルゴリズムとGチャンネルミキシングアルゴリズムのハイブリッド補正となっています。一方の弱点をもう一方…
前回のケースはボヤっとした光被りでしたが、今回は比較的鋭い線状の光被りです。以下の黄色い範囲を補正範囲にしてみます。 事例1 オリジナル サンプリング領域は、すぐ右隣りに取ってみました。 事例1 サンプリング領域 その結果は下記です。 事例1 結果
今回の投稿、気が付いたら500本目の記事になっていました。それはともかく、ここからは、拙作のモノクロフィルム画像光被り補正サポートツールを使った場合、具体的にどのようにパラメータを設定するとどうなるかというのをお見せしたいと思います。 まず、…
当ブログもそろそろ開設2周年ということで、それに合わせて、当ブログ開設のきっかけともなった、不均等黄変ネガフィルム補正ツールのバージョンアップを予定しています。今までもバージョンアップを行ってきましたが、それは主に使い勝手に関するバージョン…
久しぶりに不均等黄変写真の補正過程の事例を紹介します。個人的には日常的に使っている手法ですが、手法として紹介していませんでしたので、今回取り上げます。不均等黄変は元の色によって出方が異なります。これは色との関係で黄変が目立たない部分がある…
このブログでは、フィルムを取り込んだものを中心とする写真補正のための自作ツールを公開していますが、個人的に使用頻度の高いものを紹介したいと思います。 1位. 相対RGB色マスク画像作成ツール (ImageJ対応) yasuo-ssi.hatenablog.com 圧倒的に使用頻度…
こちらはスキャンしたところ真っ黄色になってしまった写真です。他の方のサイトで、やはり真っ黄色になった写真が掲載されていることから、フィルムスキャナを使った場合に起こりうる、ある程度普遍的な現象のようです。実はこの写真以前黄変ネガの補正の研…
引き続き、汎用色チャンネル再構成ツールによる補正の事例です。先日掲示したモハ30のもう一枚の方の写真の補正例です。こちらの写真のオリジナルは下記のようでした。 オリジナル 今回RGB分解を掛けた図はお示ししませんが、Gチャンネルで暗部飽和が起こっ…
さて、以下の写真は、先日モハ30001を紹介する記事で使った写真のオリジナルです。ピーカンの時に撮っています。よくありがちなことですが、暗部が真っ暗になってしまって何も見えません。本来は、ネガフィルムでもあることですし、もっと絞りを開けて暗部を…
若い世代の方は全くご存じないでしょうが、現在のように乾式コピー機が広く普及する以前は、書類を複写するというと、謄写版(ガリ版)か、青焼き(ジアゾ式湿式コピー機)が一般的でした。もちろん、今と同様な乾式PPC方式のコピー機はありましたが、PPC式は、1…
このあたりで、軽微な黄変の補正事例もお見せしたいと思います。オリジナル画像は下記です。 オリジナル3,053,069色 中央から右より、やや下の位置がわずかに黄変しているのが分かるかと思います。他の部分は問題ありません。この程度だとBチャンネル再建法…
今回補正過程を例示する写真は、飯田線旧型国電の走行写真です。まずオリジナル写真を提示します。 オリジナル おそらく伊那本郷駅近くで撮った写真だと思います。この写真もクハユニ56の写真と同様、かなり黄変褪色が進んでいて、黄変が画面の大半を覆うと…
昨年11月に掲示したことのある、クハユニ56011の画像ですが、今回、汎用色チャンネルマスク作成ツールを使って作成したマスクを使って、Bチャンネル再建法適用後の追加補正を試みてみます。前回は、追加補正の色調調整能力がまだ足りておらず、RawTherapeeの…
今まで、コニカ-ミノルタの純正スキャナドライバを使って取り込んだ画像をサンプルとしてお示ししてきましたが、今回ドライバを Vuescan に変えて取り込んだ画像です。 オリジナル2,493,619色 Vuescanの特徴は、コニミノの純正ドライバとは異なり、黄変部分…
前回に引き続き、黄変ネガカラー写真補正過程をお示しします。今回サンプルとして取り上げるのも、Bチャンネル再建法の紹介ページに事例として挙げていたものですが、前回と異なりかなりクセのある画像で、ちょっと補正に苦労するものです。これも今回追加補…
/ 先日汎用色チャンネルマスク作成ツールの公開、およびバージョンアップも行いましたが、ここでBチャンネル再建法とこのマスク作成ツールを組み合わせた、黄変ネガカラーフィルム写真の標準的な補正過程を、一度しっかりまとめてみたいと思います。なお今…