ネガフィルムのポジ転換
すでに本ブログのいくつかの記事で指摘したように、ダイナミックレンジの画像を表示させようとしても、通常私たちの見る画像出力装置のダイナミックレンジ (ディスプレイや印画紙) が低いために、物理的にダイナミックレンジの広いデータであればあるほど、…
デジタルカメラでネガカラーをスキャンし、それを darktable のネガドクター機能でネガポジ転換すると緑色が過剰となり、うまくホワイトバランスが取れないが、どのように対処したら良いか、という議論が darktable のオンラインディスカッションで議論され…
ARTのオンラインフォーラムの以下のページに、ARTを使って、デジタルカメラでネガフィルムを撮ったRawファイルをポジ転換しホワイトバランス調整まで行っていく編集過程の、作者である A. Griggio氏によるスクリーンキャプチャ動画が掲載されています。ポジ…
今回の記事は「白色ライトでネガフィルムをデジタルカメラでスキャンすると色が悪くなる」の続きで、Alexi Maschas氏の記事紹介の後半部分です。 medium.com さて、ではどのようにデジタルカメラでRGB別ネガカラーフィルムのキャプチャを行うのでしょうか。A…
本記事は、以下の記事の続編です。 yasuo-ssi.hatenablog.com-------------- さて、上記記事で、Alexi Maschas氏のRGB LED光源でR, G, B別々にネガカラーフィルムをスキャンし、それを合成すべきという議論を紹介しました。その中で、なぜ波長の帯域幅の狭い…
最近ネガカラーフィルムの色補正について検索をしていたところ、貴重なWeb記事を見つけました。ネガカラーフィルムのスキャニングをする際に知っておくべき非常に重要な情報と思われますが、しかし少なくとも日本語ではネット上で得られない情報です。それが…
一昨日 (2021.12.15) 、ソースネクストから「復活! ネガフィルム」というネガフィルム画像のネガポジ転換を行うソフトウェアが発売されたようです。 www.sourcenext.com prtimes.jp 開発はソースネクストとありますが、製品紹介の際のコピーライト表記は株式…
先日ART / RawTherapeeの紹介記事と、応急日本語化ファイルを公開しました。ARTに関する日本語による言及は、私が触れている以外は皆無ですので、ほとんど誰も関心を持っていないだろうと思っていましたが、応急日本語化ファイルを公開したところ、その当日…
非Raw ファイルのネガ画像のネガポジ反転には、darktable を使って下さい。RawTherapee および ART はベイヤー & X-trans Raw形式ファイルのネガポジ反転にしか対応していません。なお、Sigma Foveon センサーRaw ファイルの場合は、一旦 TIFFに変換して dar…
2021.1.30に、darktable Ver. 3.4 によるネガポジ反転の仕方についての解説を公開しました。こちらをご覧ください。 このところ、ネガフィルムのデジタル一眼カメラによる写真取り込み(ネガデュープ、デジタル化)に使えないかと思い、Raw現像ソフトやVuescan…
2022.11 追記 RawTherapee Ver. 5.9 の rc1 (リリース候補版) では、ネガフィルム機能が、現像済みのファイルもネガポジ転換できるように改良されました。またスポット除去機能も追加されています。詳しくは以下をご覧ください。 yasuo-ssi.hatenablog.com 2…
この記事のポイント ・スキャナソフトであるVuescanは、デジタル一眼カメラで撮ったネガフィルムファイルのネガポジ変換およびRaw現像にも使える ・Vuescanは、比較的強力なフィルム褪色補正機能も備えている ・Vuescanでネガ画像ファイルを読み込ませ変換す…
Vuescanというスキャナ用の汎用ドライバ兼ソフトウェアをご存じでしょうか? アメリカ、フロリダ州サニー・アイスル・ビーチにある hamrickというソフトウェアメーカーで開発しているソフトウェアです。 今、日本メーカーはことごとくフィルムスキャナの製造…