省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

RawTherapee

RawTherapee 5.10 正式版が本日リリースされました

本日、RawTherapee 5.10 がリリースされました (現地時間では 2/16 付)。ダウンロードは以下からどうぞ。 rawtherapee.com 大きなポイントとしては、L*a*b* 色空間での画像処理における色ずれ防止アルゴリズムの改善があるようです。これにより、先日の記事…

RawTherapee 5.10 リリース候補 1 が公開されました

RawTherapee 5.10 のリリース候補1 が 2/11 に公開されました。以下の記事からダウンロードしてください。 discuss.pixls.us ここ最近オンラインディスカッションで、RawTherapee は最近開発は活発に進められているにもかかわらず、公式リリースの間隔が開い…

L*a*b* でも広いダイナミックレンジ画像の処理には問題はない?

darktable は、新しいワークフローではシーン参照ワークフローを採用しており、従来のディスプレイ参照ワークフローからシーン参照ワークフローに切り替えることを推奨しています。また RawTherapee から派生した ART もシーン参照ワークフローを採用してい…

darktable および RawTherapee のホームページが復帰

pixls.us の Pat David によってメンテナンスされてきた、darktable と RawTherapee のホームページが、pixls.us のサーバ故障とともに飛んでしまったことをお伝えしましたが、本日復帰したのを確認しました。 最後に残るのはオンラインディスカッションです…

RawTherapee および darktable のサイトもダウン

pixls.us のサーバーがハードウェアトラブルで停止しているとお伝えしましたが、pixls.us の主宰者、Pat David 氏がメンテナンスを行っていた RawTherapee のサイトと darktalbe のサイトも同様にダウンしています。同じサーバーを使っているようです。 gith…

デジタルカメラによるカラーネガフィルムスキャンを ART, RawTherapee で行うノウハウ

Ilya Palopezhentsev 氏による、以下のブログに、RawTherapee とデジタル一眼カメラを使ってフィルムスキャニングを行う方法に関する解説が掲載されています。 ipalopezhentsev.github.io なお、 Ilya Palopezhentsev 氏の説明は、2020年の RawTherapee 開発…

フリーのRaw現像ソフト 何を使ったら...?

先日、3年弱ぶりにRawTherapeeの公式リリースが出ました。また ART も1.17.2 がでており、 darktable はクリスマスに例年通り次期リリースが出ると思います。ちょうど3つのフリーのRaw現像ソフトの新バージョンリリースが出そろいますが、Raw現像をこれか…

RawTherapee Ver. 5.9 公式リリース出ました

ついにRawTherapee 5.9の公式リリース版が 11/27 に出ました。約3年弱ぶりの公式リリースです。ダウンロード先は以下です。 www.rawtherapee.com なお、5.8→5.9への変更内容に関しては、以下の記事をご参照下さい。 yasuo-ssi.hatenablog.com yasuo-ssi.hat…

RawTherapee Ver. 5.9 rc1 正式公開

先日紹介した RawTherapee Ver. 5.9 リリース候補 Ver. 1 ですが、以下のページで正式に公開されています。11/17に公開されたようです。 github.com さらに同じページで追加のアップデートも2日前に公開されています。 以下のページに反響が出ていますが...…

RawTherapee 5.9 (rc1) のローカル編集を概観する

RawTherapee 5.9 rc1 のローカル編集が開発版に登場したのは2020年の秋のようですが、その間ずっと正規リリースがなかったためずっと開発版のみで継続してきました。おそらく熱心な RawTherapee ファンの方は既に開発版を使用されていると思いますので、何を…

RawTherapee 5.9 rc1、ファーストインプレッション

先日 RawTherapee 次バージョン 5.9 の rc1が出たとお伝えしましたが、動かしてみました。ロゴに5.9と出てきます。でも詳細バージョンは 5.8-3166です。なお、だいぶコードが増えたようで、5.8に比べて起動に時間がかかるようになりました。 Raw Therapee 5.…

RawTherapee Ver. 5.9 RC1 が出ています

長らく次バージョンのリリースが待たれていた、フリーの Raw現像ソフト、RawTherapee の 次バージョン Ver. 5.9 の rc1 (リリース候補 Ver. 1) が5日前に出ました。但し、Github のアカウントを持っている人しかバイナリーはダウンロードできません。サイト…

画像処理ソフトのプレビューと出力ファイルのカラーが一致しない!? - カラーマネジメントの基本の"キ"

Raw現像処理ソフトや画像編集処理ソフトでのㇷ゚レビューと、出力ファイルの色合いが異なるという経験はないでしょうか? 例えばこんなことを書いているブログがありました。 shudooooooon.com この中で RawTherapeeはㇷ゚レビューと出力画像の色合いがかなり…

フラットフィールド - RawTherapee & ARTの特徴的機能

RawTherapeeおよびARTにはRawタブにフラットフィールドというモジュールがあります。 フラットフィールド これもなんだか名前を聞いただけでは、何の機能やらさっぱりですが、調べてみると、Nikonの現像ソフトでは「イメージダストオフ」、Canonでは「ダスト…

フィルムシミュレーション - RawTherapee & ARTの機能

RawTherapee & ARTの特徴の一つとしてフィルムシミュレーション機能があります。2014年7月のバージョン4.1.49から使えるようになっており、当時無料でフィルムシミュレーション機能が使えるソフトウェアはほとんどありませんでした。Photoshopは 2013年のCS6…

RawTherapee 開発バージョンのダウンロード

RawTherapee 本家は2020年2月に5.8がリリースされた後、新規リリースがありません。pixls.usのディスカッションを見ると、メインエンジニアの方が個人的に多忙なのがその主たる理由のようですが、開発は継続しています。ARTの安定版はRawTherapeeの開発版の…

HSV / カラーイコライザ - RawTherapee & ARTの特徴的機能

さて、RawTherapee & ARTにあって、他の現像ソフトにない、あるいはあまり見かけない機能紹介の第2回目です。今回取り上げるのはHSVイコライザ(RT)もしくはカラーイコライザ(ART)です。カラータブにあります。 このモジュールの役割は、色(色相)ごとに、色…

カメラプロファイル交換機能 - RawTherapee & ARTの特徴的機能

いままで、ARTとRawTherapee本家の間で大きく変わったモジュールや機能について、紹介記事を書いてきましたが、今後は、RawTherapeeとARTに共通しているが、他の現像ソフトにはない、あるいはあまり見られない機能について紹介記事をぼつぼつ書いていきたい…

ART / RawTherapeeのマスク編集方法

ART / RawTherapeeには、本家5.8にはない、ローカル編集タブが追加されています。ローカル編集タブは本家5.9開発版には搭載されているようですが、5.9の安定リリース版はまだ出ていないので、先取りして搭載されています*1。 このローカル編集タブにあるモジ…

カメラメーカー純正現像ソフトだとノイズ低減処理はダメというのは本当か?

Nikon純正現像ソフトをNX Studioに変えてから、いろいろと比較現像などを行っていますが、どうも最近のCapture NX-DやNX Studioは思った以上に高性能なのではないか、という気がしてきました。そこで、次は、ネットなどに書かれているカメラメーカー純正ソフ…

色収差補正 Raw現像ソフト間比較 / Nikon NX Studio, darktable, RawTherapee, Luminar3

先日、Nikon D5500のRawファイルを使い、Raw現像ソフトの間で空の色がどう異なって処理されるかを検証しました。その際、デフォルトで色収差の補正が掛かったりかからなかったりしました。 今回、Raw現像ソフトの色収差補正機能がどうなのかを調べてみます。…

同一のRawファイルをプロファイルを変えたりソフトを変えて現像してみると...

先日、NX Studioを使ってピクチャーコントロールを変えた現像の比較検証を行いました。今回それに引き続き、梅雨明け後しばらくして非常に空が青かったので、ちょっと撮ってみた写真を使って、現像ソフトを変えたり、プロファイルを変えて現像してみるとどう…

NikonのRawファイルをRawTherapeeで読み込んで、Capture NX-Dの現像結果により近づける

現在メインのデジタル一眼カメラとして、Nikon D5500を使っています。Nikon D5500での撮影は、空の色などが若干薄めに見える傾向にありますが、色に関してはかなり肉眼で見る結果に近いように思います*1 しかし、サードパーティー製のRaw現像ソフトで読み込…

不均等黄変ネガ写真補正技法総覧 - 画像情報や色域指定を活用したマスクを使ったローカル補正法

画像情報や色域指定を活用したマスクを作って変色部分の補正範囲を指定し、それに対して局所的(ローカル)に色彩補正機能を適用することで変色部分を補正します。マニュアル補正法とは異なり、マニュアルではなく、画像情報等を活用して範囲を指定するので補…

不均等黄変ネガ写真補正技法総覧 - 明度ゾーン別補正編

フォトレタッチソフト等では、明るさのゾーンごとに色の調整をできる機能を持っているものがあります。不均等黄変が特定の明るさのゾーンに限られている場合、例えば、空の部分だけ黄変がみられるようなケースでは、このような調整機能が有効な場合がありま…

不均等黄変ネガ写真補正技法総覧 - グローバル補正編

当サイトでは不均等黄変ネガカラー写真について主としてBチャンネル再建法を中心に技法についてお伝えしてきましたが、ここでそれ以外の技法を含めて整理してみたいと思います。事例については、他サイトの事例へのリンクも含め紹介していきます。まずはグロ…

黄変の激しい画像の補正 - 新・黄変ネガカラー写真補正過程例示(4)

今まで、コニカ-ミノルタの純正スキャナドライバを使って取り込んだ画像をサンプルとしてお示ししてきましたが、今回ドライバを Vuescan に変えて取り込んだ画像です。 オリジナル2,493,619色 Vuescanの特徴は、コニミノの純正ドライバとは異なり、黄変部分…

黄変ネガ追加補正における RawTherapee vs. darktable の補正効果比較

ここのところ新しい不均等黄変ネガカラー写真のBチャンネル再建法による標準的な補正手順を考えていました。4月に公表した拙作の汎用色チャンネルマスク作成ツールを使うと、写真を補正する際に、かなり色調を制御可能なことが分かってきたので、これを活用…

RawTherapeeの色の諧調補間効果の高さ - 新・黄変ネガカラー写真補正過程例示(3)

当記事のポイント ・フリーのRaw現像ソフト、RawTherapeeは色の階調補間に高い効果を持つ ・写真の、よりリアルな補正を追求するために、色の階調をどの程度まで補間して増やせているのかという指標は重要ではないか。ただし色の階調が増えたからと言って必…

ガンマ理解補正メモ(5) - RawTherapeeにおけるガンマ補正の扱いは... ?

前回GIMPにおけるガンマ補正の扱いを考察しましたが、ではフリーの現像ソフト、RawTherapeeにおけるガンマ補正の扱いはどうなのでしょうか? ポジの褪色フィルムのマニュアル補正を試みた時は、リニアに保存してある画像に対しては、そのままリニアに処理を行…