省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

阪和線

阪和線の日常を支えていた普通のクモハ60 クモハ60053 (蔵出し画像)

こちらは、1970年前後から新性能化完了まで阪和線の日常を支えていた普通のクモハ60、クモハ60053 です。 1960年代前半の阪和線では、快速用の70系を除くと、阪和社型のクモハ20、クハ25が主流でした。例えば 1961年の鳳電車区の配置輌数を見ると、モハ70、 …

関西国電始源の1輌、41005を出力強化した阪和線 クモハ60153 (蔵出し画像)

こちらは阪和線で活躍していたクモハ60153です。関西国電始源の元モハ41の1輌で、元番号は41005でした。残念ながら中間に挟まれていたので正面を撮ることはできませんでした。依然ご紹介したクハ55071 とコンビを組んでいました。 クモハ60153 (天オト) 197…

改造後前面貫通路引き戸が改修しなおされた阪和線のクハ55303 (蔵出し画像)

本日ご紹介するのは、阪和線で使われていたクハ55303です。クハ55300代車はサハ57から改造されたものですが、そのうち初期の300~319 までは常磐線の分割併合用に改造されたもので、正面貫通扉はオリジナルの客用引き戸貫通扉を転用するなどの特徴がありまし…

助士席側運転台窓が2段のまま残されていた阪和線 クモハ60004 (蔵出し画像)

今回は阪和線の クモハ60004 です。阪和線のクモハ60 の多くは、関東のクモハ60の一大拠点であった常磐線の新性能化に伴って、旧阪和形の社形国電クモハ20の淘汰のためにやってきた車輛です。旧阪和形は、天王寺ー和歌山間を高速で結ぶため、当時としては非…

阪和線にいたクモハ60 トップナンバー クモハ60001 (蔵出し画像)

2024年新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 ところで本日は 1 月 1 日ということでそれにちなんでトップナンバーの車輌をご紹介します。クモハ41を出力強化して、1939年に登場したクモハ60のトップナンバー、クモハ60001 …

関西生まれのノーシルノーヘッダー車 阪和線のクハ55071 (蔵出し画像)

1940年に登場したモハ41の後継は出力強化したモハ60となりましたが、同時に資材節約のためノーシルノーヘッダーというすっきりした姿で登場しました。このノーシルノーヘッダーのモハ60の相手となる1940年に登場したクハ55もノーシルノーヘッダーで登場しま…

関西国電始源の1輌 阪和線のクモハ60151

いよいよ8月に突入しました。今年はとりわけ暑さがこたえますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 今回ご紹介する車両は阪和線のクモハ60151です。元々は、1933年に大阪の城東、阪和線で国電が走り始めた時の1輌で、元番号はモハ41004でした。その右側はク…