省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

GIMPの活用

Bチャンネル再建法補正 Tips: 青い部分の黄変を補正するためのマスクの作成の仕方

今回 Bチャンネル再建法ツールによるバージョンアップから、青い部分に黄変がかかっている部分の補正のためにユーザ作成のマスクを読み込むオプションをつけました。 この作成ですが、基本的にはGIMP等で元画像を見ながら作って頂く、ということになります。…

黄変ネガ写真 Bチャンネル再建法 ユーザ作成マスク利用手順【Ver. 4.7対応】

[ユーザ作成マスクを使い、青い部分にEPFFcアルゴリズムを適用する手順] 先日のバージョンアップ(Ver. 4.7)から、Bチャンネル補正法ツールに、ユーザ作成マスクを読み込ませる、青色部の補正強化オプションをつけました。これにより、従来できなかった青い部…

黄変ネガ写真 Bチャンネル再建法 (ハイブリッドアルゴリズム) 補正過程事例 (6)【Ver. 4.7対応】

[補正量を測定して補正値をマニュアル調整する] Bチャンネル再建法補正ツールは、今回、Ver. 4.7へのバージョンアップを機に、補正の難しい、ダメージの大きい画像や、青色部分に黄変が広がったフィルムの補正可能性を広げるため、エキスパートモードのパラ…

Bチャンネル再建法ツール 補正 Tips: 周辺補正レイヤーと他レイヤーの境界が目立つ場合は?

Tips Bチャンネル再建法ツールを使って、GIMP上で、周辺部がBチャンネル情報抜けを起こしているファイルを補正編集する際に、周辺部補正レイヤーとそれ以外の部分の境界線がくっきり目立つ場合があります(下図)。 周辺補正レイヤーと近景補正レイヤーの目立…

黄変ネガ写真 Bチャンネル再建法 (ハイブリッドアルゴリズム) 補正過程事例 (5) 【Ver. 4.6 対応】

[青い部分に黄変が広がった写真の補正テクニック] 2022.7.28アルゴリズム改定後のBチャンネル再建法補正ツールは、拡張疑似フラットフィールド補正アルゴリズムとGチャンネルミキシングアルゴリズムのハイブリッド補正となっています。一方の弱点をもう一方…

カラーネガフィルム光被り補正 再考 (光被り補正ツールバージョンアップ)

既に、ImageJに対応したカラーネガフィルムの光被り補正ツールを2021年3月に下記で公開しており、さらにそのバージョンアップ(2021年10月)をその下の記事で公開しています。 yasuo-ssi.hatenablog.com yasuo-ssi.hatenablog.com しかし、とりあえず、アイデ…

黄変追加補正で部分的に元の画像を活かす - 新・黄変ネガカラー写真補正過程例示(8)

久しぶりに不均等黄変写真の補正過程の事例を紹介します。個人的には日常的に使っている手法ですが、手法として紹介していませんでしたので、今回取り上げます。不均等黄変は元の色によって出方が異なります。これは色との関係で黄変が目立たない部分がある…

自分にとって活用頻度の高い自作画像補正ツールは?

このブログでは、フィルムを取り込んだものを中心とする写真補正のための自作ツールを公開していますが、個人的に使用頻度の高いものを紹介したいと思います。 1位. 相対RGB色マスク画像作成ツール (ImageJ対応) yasuo-ssi.hatenablog.com 圧倒的に使用頻度…

Bチャンネル再建法の近景補正レイヤーに関する実験

Bチャンネル再建法による不均等黄変フィルムの補正では、近景補正レイヤーに対し、Rチャンネルを明るくしたイメージをマスクとして貼り付けています。これはこの補正法を考えた時に、Bチャンネルに対しGチャンネルの情報をミキシングしていきますので、色の…

真っ黄色になったスキャン写真の補正

こちらはスキャンしたところ真っ黄色になってしまった写真です。他の方のサイトで、やはり真っ黄色になった写真が掲載されていることから、フィルムスキャナを使った場合に起こりうる、ある程度普遍的な現象のようです。実はこの写真以前黄変ネガの補正の研…

汎用色チャンネル再構成ツールの活用例: Gチャンネル再建補正の事例2

引き続き、汎用色チャンネル再構成ツールによる補正の事例です。先日掲示したモハ30のもう一枚の方の写真の補正例です。こちらの写真のオリジナルは下記のようでした。 オリジナル 今回RGB分解を掛けた図はお示ししませんが、Gチャンネルで暗部飽和が起こっ…

汎用色チャンネル再構成ツールの活用例: Gチャンネル再建補正の事例

さて、以下の写真は、先日モハ30001を紹介する記事で使った写真のオリジナルです。ピーカンの時に撮っています。よくありがちなことですが、暗部が真っ暗になってしまって何も見えません。本来は、ネガフィルムでもあることですし、もっと絞りを開けて暗部を…

スキャンした青焼き書類をきれいにー 相対RGB色マスク画像作成ツールの活用例

若い世代の方は全くご存じないでしょうが、現在のように乾式コピー機が広く普及する以前は、書類を複写するというと、謄写版(ガリ版)か、青焼き(ジアゾ式湿式コピー機)が一般的でした。もちろん、今と同様な乾式PPC方式のコピー機はありましたが、PPC式は、1…

軽微な黄変の補正 - 新・黄変ネガカラー写真補正過程例示(7)

このあたりで、軽微な黄変の補正事例もお見せしたいと思います。オリジナル画像は下記です。 オリジナル3,053,069色 中央から右より、やや下の位置がわずかに黄変しているのが分かるかと思います。他の部分は問題ありません。この程度だとBチャンネル再建法…

飯田線旧型国電走行写真補正- 新・黄変ネガカラー写真補正過程例示(6)

今回補正過程を例示する写真は、飯田線旧型国電の走行写真です。まずオリジナル写真を提示します。 オリジナル おそらく伊那本郷駅近くで撮った写真だと思います。この写真もクハユニ56の写真と同様、かなり黄変褪色が進んでいて、黄変が画面の大半を覆うと…

クハユニ56011画像 再補正- 新・黄変ネガカラー写真補正過程例示(5)

昨年11月に掲示したことのある、クハユニ56011の画像ですが、今回、汎用色チャンネルマスク作成ツールを使って作成したマスクを使って、Bチャンネル再建法適用後の追加補正を試みてみます。前回は、追加補正の色調調整能力がまだ足りておらず、RawTherapeeの…

黄変の激しい画像の補正 - 新・黄変ネガカラー写真補正過程例示(4)

今まで、コニカ-ミノルタの純正スキャナドライバを使って取り込んだ画像をサンプルとしてお示ししてきましたが、今回ドライバを Vuescan に変えて取り込んだ画像です。 オリジナル2,493,619色 Vuescanの特徴は、コニミノの純正ドライバとは異なり、黄変部分…

RawTherapeeの色の諧調補間効果の高さ - 新・黄変ネガカラー写真補正過程例示(3)

当記事のポイント ・フリーのRaw現像ソフト、RawTherapeeは色の階調補間に高い効果を持つ ・写真の、よりリアルな補正を追求するために、色の階調をどの程度まで補間して増やせているのかという指標は重要ではないか。ただし色の階調が増えたからと言って必…

新・黄変ネガカラー写真補正過程 (Bチャンネル再建法+汎用色チャンネルマスク作成ツール使用) 例示 (2)

前回に引き続き、黄変ネガカラー写真補正過程をお示しします。今回サンプルとして取り上げるのも、Bチャンネル再建法の紹介ページに事例として挙げていたものですが、前回と異なりかなりクセのある画像で、ちょっと補正に苦労するものです。これも今回追加補…

新・黄変ネガカラー写真補正過程 (Bチャンネル再建法+汎用色チャンネルマスク作成ツール使用) 例示(1)

/ 先日汎用色チャンネルマスク作成ツールの公開、およびバージョンアップも行いましたが、ここでBチャンネル再建法とこのマスク作成ツールを組み合わせた、黄変ネガカラーフィルム写真の標準的な補正過程を、一度しっかりまとめてみたいと思います。なお今…

汎用色チャンネルマスク作成ツールによる、ポジフィルムのカビ & 不均等な汚れのデジタル除去

さて先日お見せしたクモユニ143-1の写真の1枚目です。もともとはコダクローム64で撮った写真で非常にシャープです。しかし、空の部分にカビがうっすらと生え、さらに右端もカビなのか何なのかよく分かりませんが、上は黄色く、下は青かシアンの不定形の汚れ…

Bチャンネル再建法における新緑表現復元のための追加補正の考察(3)

さてこの考察の最後に、人工的に作った疑似黄変画像にBチャンネル再建法を掛けた結果に対する、新緑表現復元のための再補正を考えてみましょう。 まず人工的に作った疑似黄変画像です。周辺部分を除いてB値を50下げて黄変させました。 疑似黄変ファイル: 画…

Bチャンネル再建法における新緑表現復元のための追加補正の考察(2)

前回記事からちょっと時間が経ってしまいましたが、前回に引き続き、Bチャンネル再建法が苦手な新緑表現を復元する方法について考えてみます。 通常黄変ネガカラー写真の補正時に、通常黄変前のオリジナルの状態を知ることはできません。そこで、問題のない…

赤変褪色ポジフィルムの補正: GIMP 平滑化 vs. Vuescan 退色復元

当記事のポイント ・GIMPの平滑化(equalize)は、より厳しい条件の赤変褪色ポジ画像において、Vuescanよりもより良好な補正結果が得られる可能性がある ・但し、トーンジャンプが発生するという弱点がある。これについてはフリーのRaw現像ソフトを使うことに…

新緑カラーをBチャンネル再建法でどう再現するか - Bチャンネル再建法における新緑表現復元のための追加補正の考察(1)

本サイトでは、Bチャンネル再建法による不均等黄変ネガカラー写真の補正法についてお伝えしておりますが、Bチャンネル再建法の技法上の理由からくる必然的弱点として、GチャンネルとBチャンネルの値が接近するという副作用があります。 この副作用の結果とし…

GIMPの色域指定選択の問題点を回避する... ImageJ対応 汎用色チャンネルマスク画像作成ツール公開

お知らせ このツールをバージョンアップして「相対RGB色マスク画像作成ツール」として新たに公開しました。以下のページをご覧ください。(2021.7.3) ・ImageJ対応 相対RGB色マスク画像作成ツール 新バージョン公開 (輝度マスク作成機能追加) なお、ImageJの…

新バージョン Bチャンネル再建法 追加補正サポート用マスク作成ツール公開

お知らせ (2021.7) 本ツールの機能は、下記ツールに機能統合しました。今後は以下のツールをお使いください。 yasuo-ssi.hatenablog.com------------------------------- お知らせ このツールのバグ修正版を 2021.5.18に公開しました。5.8の修正し残しのバグ…

Bチャンネル再建法補正ツール簡易バージョンによる黄変写真補正事例 (2)

引き続き、Bチャンネル再建法補正ツール簡易バージョンによる補正事例をお見せします。補正するファイルは下記の画像です。この画像は2020年8月にBチャンネル補正法による補正結果をお見せしていますが、その時点はまだサポートツールの開発が不十分でした。…

不均等黄変ネガ写真 Bチャンネル再建法補正ツール簡易版 (ImageJ & GIMP対応) 公開

本ページで紹介するツールの概要・補正の対象となる黄変写真は軽~中度に限定されるが、GIMP等によるマニュアル・レイヤー編集の必要なく、Bチャンネル再建法による補正ファイルを得られる簡易補正ツール さて先日、ネガカラー光被り補正ツールを考案・作成し…

輝度マスク簡単作成ツールバージョンアップ

以前公開したImageJ用の輝度マスク簡単作成ツールですが、こちらもバージョンアップします。新バージョンの内容は、例によって16bit / 8bit版の統合と、Type A (Photoshop方式) / Type B (Pat David方式)の統合です。これにより一本のプラグイン・スクリプト…