2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧
以前、Linux に GIMP をインストールするときに、Flatpak を使うと簡単に Python-fu を復活させることができると書きました。しかし、Flatpak で動くアプリケーションは、サンドボックスの中で動くので、他のアプリケーションとの連携が難しくなるとの指摘が…
Wine を使うと、古いバージョンなら Microsoft Office も動くという話をネットで見かけました。手持ちに、以前使っていたけれども今パソコンから外している Office 2010 があるので試しに Wine 上でインストールを試したところ、見事に途中でコケました。 ま…
先日、ImageJ上における 32bit 画像の扱いについて記事を書きましたが、それを基に、画像の bit 深度を変換したり、32bit画像の場合、最大値を変更したりするサンプルプログラムを書いてみました。意図通りちゃんと変換してくれます。 --------------- # Con…
最近、拙ブログのクモハ11117の記事のアクセス数が急に増えました。ひょっとしてと思って検索してみると以下のような記事が.... ameblo.jp どうなるのかわかりませんが、コロナ禍でJR西日本の経営事情もよくないので、あまり楽観視はできないかと...
ImageJ の Generil Dialog の書き方の情報を色々検索しているうちに、ImageJ には Fiji ディストリビューション独自の API が存在することに気づきました。Fiji で使われている ImageJ は実は ImageJ そのものではなく、ImageJ2 というプログラムです。Image…
今まで ImageJ上で32bit画像を扱うことがなかったのでよく分からなかったのですが、プログラミング上の必要があり、今回いろいろと調べてみました。 まず、以前にも書きましたが、16bit以上の画像の場合、1枚のImageProsessorには1チャンネルの画像しか収容…
GIMPのオンラインディスカッションに、以下のような議論がありました。 discuss.pixls.us この中で、GIMP 2.99 の Python-Fu の仕様はまだまだ大きな変更がある見込みであるとの指摘がなされています。実際、以前GimpFu Version 3 が結構いい線まで行ってい…
次に、Bチャンネル再建法適用時に、周辺褪色補正を行う際の注意点について申し述べます。 ネガカラーフィルムでは経年劣化すると、画像周辺部のBチャンネルが、値が高いほうに褪色し、周辺部のBチャンネルのテクスチャ情報が失われる場合があります。Bチャン…
先ほど(現地時間では昨日付け)、ARTのバージョン1.18.1がリリースされました。ダウンロードは以下から。 bitbucket.org 変更内容は、いくつかの点で、RawTherapeeに比べて、ARTの動作がかなり遅いという指摘に対する対応、およびバグフィックスが中心です。…
今まで、黄変ネガ写真補正の参考として、補正事例を紹介してきましたが、これからは、個別のケースに応じた補正テクニックの紹介を行ってみたいと思います。 今回のテーマは、もともと黄色い部分をどう扱うか、です。Bチャンネル再建法では黄変した部分の黄…
先日、本ツールをバージョンアップしたばかりで申し訳ありませんが、マイナーバージョンアップを行います。今回のバージョンアップ内容は、ノービスモードで緑保護オプションをチェックした際に (つまり Type4 マスクを作成した場合)、同時に Type2 マスクも…
昨年のお正月にノートパソコンにUbuntuをインストールしてみたところ、あっさりインストールできてしまいました。Microsoft Officeが使えないなど部分的に不便なところはありますが、Wineのおかげもあり思った以上に快適に使えています。そこでデスクトップ…
今まで、ImageJ上で、画像を表示させたウィンドウを一番前に表示させるために、 IJ.selectWindow というのを使っていました。これは、 IJ.selectWindow("ウィンドウタイトル") を指定すると、指定したウィンドウをアクティブにして一番前に表示させるという…
すでに本ブログのいくつかの記事で指摘したように、ダイナミックレンジの画像を表示させようとしても、通常私たちの見る画像出力装置のダイナミックレンジ (ディスプレイや印画紙) が低いために、物理的にダイナミックレンジの広いデータであればあるほど、…
------------------------------- [本プログラムには以下のバージョンアップがあります] yasuo-ssi.hatenablog.com------------------------------ 昨年10月に本ツールをバージョンアップしましたが、2か月ぶりにバージョンアップします。今回のバージョン…
以下、今年1月2日にリリースされた、ART Ver. 1.18 から備えられたHDR出力に関するマニュアル ( https://bitbucket.org/agriggio/art/wiki/Hdroutput ) を翻訳し公開します。 -------------------------- HDR 出力画像の生成 適切に設定されていれば、ART は…
2日前に、pixls.us のオンラインディスカッションに、vkdt のフォーラムができました。 discuss.pixls.us vkdt とは Raw現像ソフト、darktable の派生で、vulkan darktable の略です。vulkan というのは、GPU用のローレベルAPIで、OpenGLの後継になるAPIの…
darktableでは、OpenCLが利用できますが (RawTherapee, ARTは非対応)、Ubuntuではデフォルトで有効になっていない場合があります。NVIDIAのグラフィックカードを使っている場合は、Ubuntu用デバイスドライバをインストールすると有効になるようですが、Inel…
[お知らせ] 2020年12月に公開した記事内容に誤解に基づく誤りが含まれていましたので、以下、書き換え版を公表します。 ----------------------- 前回に引き続き、私のガンマ補正に関する理解のメモです。あくまでも私の理解の範囲で書いているので、情報の…
このページでは、今まで黄変ネガ写真補正 Bチャンネル再建法 に関して寄せられた質問に関して、主要なものを掲載します。今後、更に質問が寄せられましたら、このページに内容を追加していきます。 ■ 遠景補正レイヤーの位置づけがよく分からない 端的に言う…
黄変ネガ写真補正チュートリアルビデオ 追加補正編2 を公開しました。 youtu.be 今回追加補正の後半として、ARTを使った最終画像調整の例をお示ししました。とはいえ、最終調整は ART を使わなければならないというものでもないので、お好きなソフトウェアを…
2023年、新年あけましておめでとうございます。 毎年、今年こそはいいことがありますようにと祈ってはいますが、どうも社会全体としては年々悪化の一途をたどっているようで、心配です。昨年のせめてもの慰めとしては長年蓋をされてきた統一教会問題が再び明…