省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

良い写真が撮れなかった飯田線クモハ51200 (蔵出し画像)

こちらはクモハ51200です。この車はなかなか良い形式写真が撮れず、非常に心残りだった車です。ただ最後の最後、1983年の6月に訪問した時に、伊那松島区で運用とダイヤを確認して、ここならうまい形式写真が撮れそうだととある駅で待ち構えていたら、別の車…

Linux上 GIMP2.10.x で Flatpak を使わずに Python-fu を有効にする

以前、Linux に GIMP をインストールするときに、Flatpak を使うと簡単に Python-fu を復活させることができると書きました。しかし、Flatpak で動くアプリケーションは、サンドボックスの中で動くので、他のアプリケーションとの連携が難しくなるとの指摘が…

PlayOnLinux を使ってみる

Wine を使うと、古いバージョンなら Microsoft Office も動くという話をネットで見かけました。手持ちに、以前使っていたけれども今パソコンから外している Office 2010 があるので試しに Wine 上でインストールを試したところ、見事に途中でコケました。 ま…

ImageJ / Python プログラミング Tips: 画像 bit 深度・最大値変換サンプルプログラム

先日、ImageJ上における 32bit 画像の扱いについて記事を書きましたが、それを基に、画像の bit 深度を変換したり、32bit画像の場合、最大値を変更したりするサンプルプログラムを書いてみました。意図通りちゃんと変換してくれます。 --------------- # Con…

クモハ11117が解体?

最近、拙ブログのクモハ11117の記事のアクセス数が急に増えました。ひょっとしてと思って検索してみると以下のような記事が.... ameblo.jp どうなるのかわかりませんが、コロナ禍でJR西日本の経営事情もよくないので、あまり楽観視はできないかと...

ImageJ / Python プログラミング Tips: ImageJ Fiji 独自の API があった

ImageJ の Generil Dialog の書き方の情報を色々検索しているうちに、ImageJ には Fiji ディストリビューション独自の API が存在することに気づきました。Fiji で使われている ImageJ は実は ImageJ そのものではなく、ImageJ2 というプログラムです。Image…

ImageJ / Python プログラミング Tips: ImageJにおける32bit画像の扱い

今まで ImageJ上で32bit画像を扱うことがなかったのでよく分からなかったのですが、プログラミング上の必要があり、今回いろいろと調べてみました。 まず、以前にも書きましたが、16bit以上の画像の場合、1枚のImageProsessorには1チャンネルの画像しか収容…

まだまだ GIMP2.10 用 既存 Python スクリプトの 2.99向け書き換え作業に着手できない

GIMPのオンラインディスカッションに、以下のような議論がありました。 discuss.pixls.us この中で、GIMP 2.99 の Python-Fu の仕様はまだまだ大きな変更がある見込みであるとの指摘がなされています。実際、以前GimpFu Version 3 が結構いい線まで行ってい…

黄変ネガ写真 Bチャンネル再建法補正ノウハウ (2) - 周辺褪色補正時の注意点

次に、Bチャンネル再建法適用時に、周辺褪色補正を行う際の注意点について申し述べます。 ネガカラーフィルムでは経年劣化すると、画像周辺部のBチャンネルが、値が高いほうに褪色し、周辺部のBチャンネルのテクスチャ情報が失われる場合があります。Bチャン…

ART 1.18.1 がリリースされました

先ほど(現地時間では昨日付け)、ARTのバージョン1.18.1がリリースされました。ダウンロードは以下から。 bitbucket.org 変更内容は、いくつかの点で、RawTherapeeに比べて、ARTの動作がかなり遅いという指摘に対する対応、およびバグフィックスが中心です。…

黄変ネガ写真 Bチャンネル再建法補正ノウハウ (1) - 元々黄色い部分をどうするか

今まで、黄変ネガ写真補正の参考として、補正事例を紹介してきましたが、これからは、個別のケースに応じた補正テクニックの紹介を行ってみたいと思います。 今回のテーマは、もともと黄色い部分をどう扱うか、です。Bチャンネル再建法では黄変した部分の黄…

Bチャンネル再建法ツール ハイブリッド・アルゴリズム実装版 Ver. 4.81 バージョンアップ

先日、本ツールをバージョンアップしたばかりで申し訳ありませんが、マイナーバージョンアップを行います。今回のバージョンアップ内容は、ノービスモードで緑保護オプションをチェックした際に (つまり Type4 マスクを作成した場合)、同時に Type2 マスクも…

Ubuntuをデスクトップにインストールしてはまった...

昨年のお正月にノートパソコンにUbuntuをインストールしてみたところ、あっさりインストールできてしまいました。Microsoft Officeが使えないなど部分的に不便なところはありますが、Wineのおかげもあり思った以上に快適に使えています。そこでデスクトップ…

ImageJ / Python プログラミング Tips: 開いたウィンドウを取得する

今まで、ImageJ上で、画像を表示させたウィンドウを一番前に表示させるために、 IJ.selectWindow というのを使っていました。これは、 IJ.selectWindow("ウィンドウタイトル") を指定すると、指定したウィンドウをアクティブにして一番前に表示させるという…

darktableでのダイナミックレンジの高い写真の編集方法

すでに本ブログのいくつかの記事で指摘したように、ダイナミックレンジの画像を表示させようとしても、通常私たちの見る画像出力装置のダイナミックレンジ (ディスプレイや印画紙) が低いために、物理的にダイナミックレンジの広いデータであればあるほど、…

Bチャンネル再建法ツール ハイブリッド・アルゴリズム実装版 Ver. 4.8 バージョンアップ

------------------------------- [本プログラムには以下のバージョンアップがあります] yasuo-ssi.hatenablog.com------------------------------ 昨年10月に本ツールをバージョンアップしましたが、2か月ぶりにバージョンアップします。今回のバージョン…

ART の HDR 出力機能マニュアル

以下、今年1月2日にリリースされた、ART Ver. 1.18 から備えられたHDR出力に関するマニュアル ( https://bitbucket.org/agriggio/art/wiki/Hdroutput ) を翻訳し公開します。 -------------------------- HDR 出力画像の生成 適切に設定されていれば、ART は…

pixls.us の オンラインディスカッションに vkdt のフォーラムができた

2日前に、pixls.us のオンラインディスカッションに、vkdt のフォーラムができました。 discuss.pixls.us vkdt とは Raw現像ソフト、darktable の派生で、vulkan darktable の略です。vulkan というのは、GPU用のローレベルAPIで、OpenGLの後継になるAPIの…

Intel GPU内蔵CPUを使ったマシンで、Ubuntu上で OpenCLを有効にする

darktableでは、OpenCLが利用できますが (RawTherapee, ARTは非対応)、Ubuntuではデフォルトで有効になっていない場合があります。NVIDIAのグラフィックカードを使っている場合は、Ubuntu用デバイスドライバをインストールすると有効になるようですが、Inel…

ガンマ補正理解メモ(2) - 画像処理ソフトとガンマ補正 (改訂版)

[お知らせ] 2020年12月に公開した記事内容に誤解に基づく誤りが含まれていましたので、以下、書き換え版を公表します。 ----------------------- 前回に引き続き、私のガンマ補正に関する理解のメモです。あくまでも私の理解の範囲で書いているので、情報の…

黄変ネガ写真補正 Bチャンネル再建法 Q & A

このページでは、今まで黄変ネガ写真補正 Bチャンネル再建法 に関して寄せられた質問に関して、主要なものを掲載します。今後、更に質問が寄せられましたら、このページに内容を追加していきます。 ■ 遠景補正レイヤーの位置づけがよく分からない 端的に言う…

黄変ネガ写真補正チュートリアルビデオ 追加補正編2 を公開

黄変ネガ写真補正チュートリアルビデオ 追加補正編2 を公開しました。 youtu.be 今回追加補正の後半として、ARTを使った最終画像調整の例をお示ししました。とはいえ、最終調整は ART を使わなければならないというものでもないので、お好きなソフトウェアを…

中央西・篠ノ井線でようやく先頭に立てたクモハ43802 (一部蔵出し画像)

2023年、新年あけましておめでとうございます。 毎年、今年こそはいいことがありますようにと祈ってはいますが、どうも社会全体としては年々悪化の一途をたどっているようで、心配です。昨年のせめてもの慰めとしては長年蓋をされてきた統一教会問題が再び明…

黄変補正ツール次期バージョンアップへのアイディア

コロナ禍が収まらない中、ウクライナ戦争の勃発とそれに伴う物価高、円の急落と、踏んだり蹴ったりだった2022年も暮れようとしています。皆さまのこの一年はいかがだったでしょうか。 ところで、現在黄変ネガフィルム画像を補正するBチャンネル補正法ツール…

信越線ではあまり活躍できず仕舞いで終わった クハ68090 (蔵出し画像)

本日ご紹介する旧形国電は、松本運転所にいたクハ68090です。本車は仙石線の快速用として使われていましたが、仙石線では1975年にセミクロス車の使用が停止となり、それによって本車はモハ70とともに仙石線から信越線に移ってきた車輛です。 当時信越線では…

新緑にセンシティブなマスクを作る - 相対RGB色マスク作成ツール探求版マスク画像作成事例

先日、相対RGB色マスク作成ツール探求版をリリースしましたが、あの説明だけでははっきり言ってピンとこないと思います。そこで、具体例を提示します。 以下の画像から、新緑に対してセンシティブな、つまり新緑がなるべく明るくなるマスクを作ってみます。…

ART 1.18 がリリース予定です (→されました)

すでに、1.18の新機能についてお知らせしたことから予想がつく通り、近くART次期バージョン 1.18がリリースされます。 主な内容は、先日お知らせしたセッション機能の追加と、ファイルのリネームパターンの変更 (ファイル末尾に数字が含まれても、その後自動…

決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術・チュートリアルビデオ (ハイブリッド補正対応版)

不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術・チュートリアルビデオを昨年9月に公開しましたが、今年の7月の、Bチャンネル再建法ツールのアルゴリズム変更によって、ユーザインターフェースが変わってしまいました。しかし、それに対応したビデオをリリース…

相対RGB色マスク作成ツール探求版のリリース

先日相対RGB色マスク作成ツールのバージョンアップをリリースしましたが、今回は、このツールの派生バージョン、相対RGB色マスク作成ツール探求版をリリースします。 そもそも相対RGB色マスク作成ツールではどのように相対色マスクを作っているかというと、…

ART Ubuntu インストールレシピ

[2023.1.19 お知らせ] うっかり Lensfun をコンパイルする部分の翻訳を落としていたので、修正しました。その他追加説明を付加しました。 ----------------- 以下の情報は、Danny Heijl氏による、Ubuntuにおける、ARTをコンパイルしてインストールする手順で…