黄変ネガ写真補正
本日は、三連休の中日なので、ご自宅で画像の編集作業などに励まれている方もいらっしゃるのではないかと思います。 ところで、先日、ART 対応チャンネル再構成 CTL スクリプトを公開しました。このスクリプトの役割は、フィルムの変褪色で損傷したチャンネ…
ちょっと今まで気が付いていなかったのですが、増田賢一さんという写真家の方が、Photoshop と SILKYPIX を使って、不均等黄変の写真を補正するビデオを1年ほど前に公開されておられたようです。 私のサイトも参照されたようですが、ImageJ と GIMP はなじ…
本日は鉄道記念日です。という訳で (...? まぁ、このツールを使おうとする方の大半は鉄道写真を編集しようとして使っておられると思いますので)、9/1 に Ver. 5.6 を公開した本ツールですが、本日 Ver. 5.7 を公開します。前回のバージョンの主要改訂内容は…
先日リリースした ImageJ対応 相対RGB色マスク画像作成ツール Ver. 0.55 のバグフィクス版 Ver. 0.551 をリリースします。ちょっと単純なミスが1カ所ありました。2重の複合マスクを作るときに、2巡目でエラーが出て止まってしまうのを修正しました (2重…
考えてみると、練習問題に最初から手強いケースばかりというのも何ですので、もっと変褪色の程度が弱い練習問題も提供したいと思います。 ここで補正する画像は、以下のものです。ダウンロードはこちらから。この画像に関しては、写真補正の練習やテストの目…
2022年に B チャンネル再建法を学ぶためのチュートリアル練習問題を公開しましたが、その後編集レイヤーの構成を変えるなど変更を加えたため、ちょっと時代遅れになってしまいました。そこで同じファイルを使って編集過程をアップデートしたものを公開します…
2022年に B チャンネル再建法を学ぶためのチュートリアル練習問題を公開しましたが、その後編集レイヤーの構成を変えるなど変更を加えたため、ちょっと時代遅れになってしまいました。そこで同じファイルを使って編集過程をアップデートしたものを公開します…
X (旧ツイッター) でフィルム時代のスキャン画像を積極的に発信されていらっしゃる碧海総合運転区様に、拙作の黄変ネガフィルム補正ツールを使っていただいており、またその補正過程についても X 上で発表いただいております。 ただ X で流れてそのまま流れ…
今回、B チャンネル再建法ツール 32bit 動作バージョンをリリースしました。そこで、これを使った補正事例をお見せしたいと思います。 多くの黄変ファイルは、マニュアル 5-3 に紹介している方法で編集すれば黄変部分の除去が可能とは思いますが、一部、変褪…
本ツールは、昨年12月末に大きなバージョンアップを行い、さらに今年8月初にバグフィックスをリリースしました。 今回のバージョンアップは、内部的には大きな改変を行っていますが、見た目や機能的にはあまり変わっていません。主なバージョンアップ内容は…
目次 1. 本連載記事の概要 2. 今まで紹介されてきた経年劣化による変褪色写真の補正術 3. 写真補正の原理 4. Bチャンネル再建法による不均等黄変・褪色ネガ写真補正の方法 (本記事) 5-1. 具体的な補正実施手順 - 準備 5-2. 具体的な補正実施手順 - ImageJに…
たびたびのバグ修正で申し訳ありません。今回の訂正は下記の通りです。 ・前回行った荒れた B チャンネル画像に対し、荒れを抑えるための予備補正を行うアルゴリズムの修正に対するミスの修正 じつは、ミスを修正したつもりで却ってミスをしていました。一見…
昨年12月に本ツールの大幅バージョンアップを行い、さらに 6 月にバグフィックスバージョンを出しましたが、今回もまたバグフィックスです。現在全般的なコード見直しを行っていますが、その過程で発見されたバグに対しての応急修正版です。 ・荒れた B チャ…
[お知らせ (2024.7.6)] ダウンロードリンクに誤りがあったのを訂正しました。 ーーーーーーーーーーーーーーー 昨年12月に本ツールの大幅バージョンアップを行いました。今回のバージョンアップは、前回バージョンアップのバグフィックスです。 ・暗部浮きのある画像に対し…
先日 X (元 Twitter) を見ていたら、褪色した京浜東北線 205 系の写真をアップされている方がおられました。その写真が以下のリンクにあります。おそらくカラーネガフィルムで撮影されたものと思われますが、ネガカラーフィルム褪色の非常に典型的なケースと…
[お知らせ (2024.7.6)] ダウンロードリンクに誤りがあったのを訂正しました。 --------------------- 昨年12月に本ツールをバージョンアップしましたが、久しぶりにバージョンアップします。 ■バージョンアップ内容 今回の主なバージョンアップ内容は、内部…
こちらの画像は、今まで補正を試みた不均等黄変フィルムスキャン画像中、今のところ最難関クラスの画像です。フィルム補正界のアイガー北壁でしょうか。元々の画像は adobe の ユーザーコミュニティにアップされたものですが (手持ちのネガにはこれほど難易…
前回、ART を使ったネガカラーのマゼンタ被り補正に引き続き、今回は不均等黄変に挑戦してみます。ネガカラーの不均等黄変の補正については、本サイトで拙作の B チャンネル再建法ツールを紹介しており、とにかく黄色い部分を削除する効果に関しては最強です…
昨年末にリリースしました ART用相対色領域補正 CTL スクリプトを今回アップデートします。 今回のアップデート内容ですが、 1) ダイアログ上のパラメータ調整項目の配置の見直し 2) 補正量に対するガンマ調整の新設 ([ガンマ補正] メニュー、従来はガンマ 2…
Bチャンネル再建法ツールの改良をここのところ重ねてきましたが、一体、Bチャンネル再建法ツール Ver. 5.5 を使うとどこまで本当にオリジナルを復元できているのか、実験してみました。正常な画像に一旦 B チャンネル再建法ツールを適用して、黄色を削減した…
本記事は、決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術 (6) - 追加補正 の、ART用相対色領域補正 CTL スクリプトを活用しフリーの Raw 現像ソフト ART のみを使った追加補正方法を解説したバージョンです。 -------------------- 目次 1. 本連載記事…
お知らせ 本記事は 2024年1月に改訂した新バージョンです。なお B チャンネル再建法ツールの進歩により、追加補正の説明に関してより簡略化し、(6-1), (6-2) の内容も統合しました。以前の記事をご覧になりたい方は以下のリンクからどうぞ。 ・2023.2 バージ…
[お知らせ] このツールの最新版は以下からダウンロードして下さい。 yasuo-ssi.hatenablog.com ----------- さて、本年も余すところあとわずかとなりましたが、皆さまにとって今年はどんな年だったでしょうか。 ところで、ImageJ プラグインとして相対RGB色…
・5-2. 決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術 (5-2) に戻る --------- 【Ver. 5.5以降対応版】(前バージョンはこちら) ここでは、ImageJ対応 Bチャンネル再建法補正ツールのエキスパートモードのパラメータ設定方法について説明を行います。 な…
本記事では、B チャンネル再建法ツール Ver. 5.5 から追加した、近景補正レイヤー用マスクにおいて、黄色い部分に補正を適用せずに生かすための編集を行うために追加した、黄色保全編集用イメージを用いた、マスク編集の方法について解説します。 まず今回の…
お知らせ 当記事は、2023年12月24日にアップデートした、ImageJ用プラグイン (Ver. 5.5) 対応版です。過去のバージョン記事を読みたい方は以下のリンクをクリックして下さい。 (2023年2月記事) Ver. 5.x 対応 (出力ファイル名変更) (2022年7月記事) ハイブリ…
目次 1. 本連載記事の概要 2. 今まで紹介されてきた経年劣化による変褪色写真の補正術 3. 写真補正の原理 4. Bチャンネル再建法による不均等黄変・褪色ネガ写真補正の方法 5-1. 具体的な補正実施手順 - 準備 5-2. 具体的な補正実施手順 - ImageJによる作業 5…
[お知らせ] 2024.6.30 に本ツールのバグフィックス版をリリースしました。 yasuo-ssi.hatenablog.com ------------ 11月に本ツールをバージョンアップして褐色補正レイヤーを追加しました。今回、その後さらに見直してさらにいくつかの大きな変更を付け加え…
現在、次期 B チャンネル再建法ツールのバージョンアップ(Ver. 5.5)に向けて、色々なアルゴリズムの試験を行なっています。 以下は、植物の緑の黄色味を戻すアルゴリズムの検討ですが... オリジナルのデータではなく、一旦補正をかけ黄色味を減らした B チャ…
10月に本ツールをバージョンアップしましたが、再度バージョンアップします。 ■バージョンアップ内容 ・モノクロ単チャンネル画像対応 モノクロ単チャンネル画像に対応するようにしました。実は以前対応していたのをその後外していました。今回再度復活しま…