2022-01-01から1年間の記事一覧
コロナ禍が収まらない中、ウクライナ戦争の勃発とそれに伴う物価高、円の急落と、踏んだり蹴ったりだった2022年も暮れようとしています。皆さまのこの一年はいかがだったでしょうか。 ところで、現在黄変ネガフィルム画像を補正するBチャンネル補正法ツール…
本日ご紹介する旧形国電は、松本運転所にいたクハ68090です。本車は仙石線の快速用として使われていましたが、仙石線では1975年にセミクロス車の使用が停止となり、それによって本車はモハ70とともに仙石線から信越線に移ってきた車輛です。 当時信越線では…
先日、相対RGB色マスク作成ツール探求版をリリースしましたが、あの説明だけでははっきり言ってピンとこないと思います。そこで、具体例を提示します。 以下の画像から、新緑に対してセンシティブな、つまり新緑がなるべく明るくなるマスクを作ってみます。…
すでに、1.18の新機能についてお知らせしたことから予想がつく通り、近くART次期バージョン 1.18がリリースされます。 主な内容は、先日お知らせしたセッション機能の追加と、ファイルのリネームパターンの変更 (ファイル末尾に数字が含まれても、その後自動…
不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術・チュートリアルビデオを昨年9月に公開しましたが、今年の7月の、Bチャンネル再建法ツールのアルゴリズム変更によって、ユーザインターフェースが変わってしまいました。しかし、それに対応したビデオをリリース…
先日相対RGB色マスク作成ツールのバージョンアップをリリースしましたが、今回は、このツールの派生バージョン、相対RGB色マスク作成ツール探求版をリリースします。 そもそも相対RGB色マスク作成ツールではどのように相対色マスクを作っているかというと、…
[2023.1.19 お知らせ] うっかり Lensfun をコンパイルする部分の翻訳を落としていたので、修正しました。その他追加説明を付加しました。 ----------------- 以下の情報は、Danny Heijl氏による、Ubuntuにおける、ARTをコンパイルしてインストールする手順で…
本車は信越線で70系に交じって活躍していたクハ68ですが変わり種です。というのは、東京向けのクハ55の最後の平妻グループから改造されたクハ68だからです。40系の最初のグループは城東線・片町線用に大阪に配備されましたが、1934~35年の平妻車は関東向き…
darktableの恒例クリスマスリリース、Ver. 4.2.0 がちょっと早く、昨日(2/21)リリースされました。主なアップデートは下記です。 www.darktable.org ・新しいシグモイド変換モジュールの導入 (既に紹介しました) ・ハイライト回復に2つの新しいアルゴリズム…
darktable の次期クリスマスリリースバージョンから(おそらく今回もクリスマスイブにリリースされると思われます)、新しいシグモイド・ディスプレイ変換モジュールが追加される予定です。このモジュールは現行、シーン参照データからディスプレイ参照データ…
ARTでは、次期 Ver. 1.18 から新しくセッションモードという、新しいファイルブラウジング機能が搭載される予定です。 現状ではファイルブラウザ (ちょうどWindowsのエクスプローラーと同じような役割を果たします) で、フォルダやファイルを探索し、そこで…
フリーのRaw現像ソフト、ART対応のAgX のLUTが公開されています。筆者もきちんと理解しているわけではないのですが、いくつかのサイトを読んだところ、AgX とは、シーン参照データをディスプレイ参照データに変換する際のレンダリングの方法の一つのようです…
今回は相対RGB色マスク作成ツール中、輝度マスク作成時のプレビュー画像表示のアルゴリズムです。相対色マスクを作るよりも輝度マスクの方が単純なので、単一の class にまとめました。但し、明度範囲閾値用2値マスク画像、輝度マスクのグレースケール画像…
先日相対RGB色マスク画像作成ツールをアップデートしました。これで一応この夏前から考えていた、ユーザインターフェースの改善については一通り実装したことになります。 ただ、結構複雑なことをやっているので、自分の備忘録という意味で、また、もしImage…
既に、身延線車両の紹介で、元関西急電のサロハ46→モハ52投入で短編成化のためクロハ59→戦時対策で三扉化クハ55→戦後クロスシート復活でクハ68と複雑な変遷を経てきたクハ68、2輌を紹介しましたが、本車はその残りの1輌です。 本車は兄弟とは離れ一人信越…
ARTのWindowsにおけるインストールの方法のインストラクションは今まで用意していませんでしたが、パソコン初心者には戸惑う点があると思いなおし、今回敢えて書いてみました。 まず、以下の公式ダウンロードサイトにアクセスしてください。 bitbucket.org …
デジタルカメラでネガカラーをスキャンし、それを darktable のネガドクター機能でネガポジ転換すると緑色が過剰となり、うまくホワイトバランスが取れないが、どのように対処したら良いか、という議論が darktable のオンラインディスカッションで議論され…
ARTでは各カメラのRawファイルを読み込んだ時、カメラ固有のプロファイルが有効になるモデルと、ならないモデルがあります。ならない場合があるのは、予めARTにそのカメラ用のDCPプロファイルが用意されていないためです。 ARTで使用しているDCPプロファイル…
Ubuntu 22.04以降、デフォルトのディスプレイサーバーがWaylandに変わりましたが、ARTのLinux用バイナリーはWaylandに対応しておらずX org で動かす必要があります。Xorgに切り替えるのは簡単ですが、やはりWaylandで動かしたいという方もおられるかと思いま…
12/2にMac OS用 GIMP 2.10.32 rev. 1のリリースが発表されました。実際のリリースは、11/26だったようです。 ●ニュースリリース www.gimp.org ●ダウンロードページ www.gimp.org 今回のリヴィジョンでは、Intel系 Mac と ARM系 Mac のそれぞれのバイナリーが…
この車輛は、以前高尾山麓日記で紹介しました。以下の内容もその記事をアレンジして掲載します。 流電も合いの子も良かったのですが、戦前型旧型国電の中でも一番好きだったのは、いささかいかつい関西国電の雄、クモハ43でした。角張って貫通路が正面にしっ…
先日、3年弱ぶりにRawTherapeeの公式リリースが出ました。また ART も1.17.2 がでており、 darktable はクリスマスに例年通り次期リリースが出ると思います。ちょうど3つのフリーのRaw現像ソフトの新バージョンリリースが出そろいますが、Raw現像をこれか…
Raw現像ソフトに関連する情報を探していると、シーン参照ワークフロー、だとかディスプレイ参照ワークフローという言葉を見かけます。特に Raw現像ソフトの中では darktable が Ver. 3.0以降、その新しい特徴としてシーン参照ワークフローの採用ということを…
先月18日に、GIMPの開発途上版、2.99.14が出たようです。 www.gimp.org 改善内容ですが、 ・非常に使いにくかった、[位置合わせツール]の全面的書き直し ・テキストツールへの新しいアウトラインオプションの追加 ・変形ツールの動作の改善 ・不評だったフロ…
本年11/18に Ver. 0.27を公開した 相対RGB色マスク画像作成ツールですが、その時点では、2つのチャンネルを合わせた複合マスクを作る際に、2巡目のマスク作成ダイアログで、指定範囲除外用の反転マスクを作ろうとした際の、正しい最終プレビューをサポート…
先程、ART 1.17.2 がリリースされました。1.17.1 からの修正内容は、ネガフィルム機能と霞除去、ダイナミックレンジ圧縮間の支障のフィックス、またピクセルシフトRawファイルの扱いにおけるバグフィックスとなっています。
ついにRawTherapee 5.9の公式リリース版が 11/27 に出ました。約3年弱ぶりの公式リリースです。ダウンロード先は以下です。 www.rawtherapee.com なお、5.8→5.9への変更内容に関しては、以下の記事をご参照下さい。 yasuo-ssi.hatenablog.com yasuo-ssi.hat…
[お知らせ] 1.17.1 のバグフィックス版、1.17.2が出ています。詳細は以下のページを yasuo-ssi.hatenablog.com------------------- ART 1.16.4以降、日本語 (CJK) Windowsで使おうとするとトラブルが生じていました。具体的には、Rawファイルを開こうとする…
本年、9/23にリリースした、ImageJ対応 チャンネル間相関統計計算ツールですが、これもマイナーアップデートを行います。これもやはりコントロールパネルから起動した際の誤動作を修正したのみで、他はいじっていません。Linix上で、コントロールパネルから…
本年9月にプレビュー画面の改善を中心にアップデートした、新・輝度マスク (Luminosity Mask) 作成ツールですが、今回マイナーアップデートを行います。 アップデート内容はImageJの plugin メニューからコントロールパネルを開いてプラグインを起動した場合…