省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

GIMP

GIMP 開発版 2.99.8リリース

GIMPの公式サイトを覗いてみたところ、10.20に次期 3.00に向けた、2.99.8がリリースされたようです。 www.gimp.org 改良事項としてClone-type(スタンプで描画)が複数のレイヤーで実行できるようになったこと、Windowsでファイル入力元がより広い範囲から選べ…

GIMP 2.10.28がリリース

GIMP安定版、2.10.28が18日にリリースされたようです。 www.gimp.org 大きな機能追加はなく、大半はバグ修正ということです。

決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術・チュートリアルビデオ

不均等黄変ネガ写真のBチャンネル再建法による補正術に関する解説ページを開設していますが、分かりにくいと感じられる方もおられるようです。たしかに、徐々にアイディアを膨らませて、解説もどんどん旅館の増築のように増やしていますので、マニュアルとし…

汎用色チャンネル再構成ツールの活用例: Gチャンネル再建補正の事例2

引き続き、汎用色チャンネル再構成ツールによる補正の事例です。先日掲示したモハ30のもう一枚の方の写真の補正例です。こちらの写真のオリジナルは下記のようでした。 オリジナル 今回RGB分解を掛けた図はお示ししませんが、Gチャンネルで暗部飽和が起こっ…

汎用色チャンネル再構成ツールの活用例: Gチャンネル再建補正の事例

さて、以下の写真は、先日モハ30001を紹介する記事で使った写真のオリジナルです。ピーカンの時に撮っています。よくありがちなことですが、暗部が真っ暗になってしまって何も見えません。本来は、ネガフィルムでもあることですし、もっと絞りを開けて暗部を…

汎用色チャンネル再構成ツール 公開

本サイトでは、不均等黄変ネガカラーフィルム写真の最も効果的な補正技法としてBチャンネル再建法という技法を提唱しています。この技法の核は、他のカラーチャンネルの情報をミックスしてBチャンネルを再建するというものですが、今回その部分を汎用化し、R…

GIMP 写真補正テクニック / GIMPで1レイヤーに対し、実質的に2枚のマスクを掛ける

拙作の相対RGB色マスク画像作成ツールを使ったマスクをGIMPで使用する場合、1つのレイヤーに2枚のマスクを掛けたい場合があります。相対RGB色マスク画像作成ツールで作れるマスクは、グレースケールを除くと、R, G, B, Cy, Mg, Y の6色の透過マスクしか作れ…

GIMP 写真補正テクニック / レイヤーモード: 乗算 - 露出オーバーの画像を暗くする

先日、レイヤーモードでスクリーンを使うと暗い画像を明るくでき、しかもトーンカーブ等で明るくするよりも効果が大きく、また荒れも少ないというようなことを指摘しました。では逆に明るすぎる画像を暗くするにはどうしたら良いでしょうか。これには乗算を…

スキャンした青焼き書類をきれいにー 相対RGB色マスク画像作成ツールの活用例

若い世代の方は全くご存じないでしょうが、現在のように乾式コピー機が広く普及する以前は、書類を複写するというと、謄写版(ガリ版)か、青焼き(ジアゾ式湿式コピー機)が一般的でした。もちろん、今と同様な乾式PPC方式のコピー機はありましたが、PPC式は、1…

ImageJ対応 相対RGB色マスク画像作成ツール 新バージョン公開 (輝度マスク作成機能追加)

4月に公開した汎用色マスク画像作成ツールですが、今回新バージョンを公開します。なお、今回のバージョンから「相対RGB色マスク画像作成ツール」と名称を改めます。また英語名称も、Relative_RGB_color_mask_maker とさせていただきます。名称を何度も変更…

蔵出し画像 福塩線 クモハ51053 (1977年3月)

先日GIMPのスクリーンモードの活用法が分かりましたので、再び同様な条件(逆光による露光不足)の写真を補正してお出しします。福塩線のクモハ51053です。 クモハ51053 (岡フチ) このような条件の写真の補正には、RawTherapeeの「CIE色の見えモデル2002」より…

GIMPプラグイン Layer via Copy の解読

GIMPプラグイン作成法のお勉強として、以前以下の記事で紹介した、Dmitry Dubyaga氏が作成した、layer-via-copy-cut.py という プラグインを解読してみます。 yasuo-ssi.hatenablog.com 最初は、Pythonを使う宣言です。引き続きエンコードにUTF-8の仕様を宣…

クモハ51043 写真再調整 / 逆光による露光不足をGIMPスクリーンモード+マスクで補正する

先日、GIMPレイヤーモードのスクリーンでの補正を紹介する (粒子の荒れを目立たせずに暗い画像を明るくできる) 際にサンプルとして用いた福塩線クモハ51043の画像ですが、スクリーンモード+マスクで再補正を試みました。 再び、オリジナル写真の掲示から...…

GIMP 写真補正テクニック / レイヤーモード: スクリーン - 粒子の荒れを抑えて画像を明るくできる

Akkana Peck氏の "Beginning GIMP: from Novice to Professional" というGIMPの入門書が良さそうなので入手しました。Apressという、コンピュータ解説書を中心に出しているアメリカの出版社から出ていたものですが、既に絶版になっています。そこで中古をAma…

GIMP / Python Tips: プラグインで[元に戻す]範囲を設定する

Pythonで作成したGIMP用プラグインを実行後、その操作を取り消すと、特に何も設定していなければ、プログラムに書かれている操作過程一つ一つを取り消すことになります。従って、プラグインで指定した操作全体を一挙に取り消すことができません。 そこで、プ…

軽微な黄変の補正 - 新・黄変ネガカラー写真補正過程例示(7)

このあたりで、軽微な黄変の補正事例もお見せしたいと思います。オリジナル画像は下記です。 オリジナル3,053,069色 中央から右より、やや下の位置がわずかに黄変しているのが分かるかと思います。他の部分は問題ありません。この程度だとBチャンネル再建法…

GIMP / Python Tips: 現在アクティブなimageやdrawableを取得する

GIMPのPython-fuで、現在アクティブなimageオブジェクト (GIMPにおけるimageとは、ほぼ画像ファイルのことを指す) をどうやって取得したらよいでしょうか? つまり、複数のimage つまり画像ファイルが読み込まれている状態で、現在アクティブなimageオブジェ…

不均等黄変ネガ写真補正技法総覧 - そもそもレイヤー編集って何?

今、不均等に黄変したネガ写真を前にして、写真のデジタル補正の経験もほとんどないのに、どうやって補正したらよいだろうと途方に暮れている方もいらっしゃると思います。この連載記事ではレイヤー編集について分かっていることを前提として書いてきました…

決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術 (5-3) (2021.6 GIMP用RGB合成プラグイン対応)

目次 1. 本連載記事の概要 2. 今まで紹介されてきた経年劣化による変褪色写真の補正術 3. 写真補正の原理 4. Bチャンネル再建法による不均等黄変・褪色ネガ写真補正の方法 5-1. 具体的な補正実施手順 - 準備 5-2. 具体的な補正実施手順 - ImageJによる作業 5…

その他のGIMP用プラグインもアップデート

一昨日、可視レイヤー直接エクスポートプラグインをバージョンアップしましたが、他の、GIMPを便利にプロジェクトの自作2本のプラグインもアップデートしました。既存のページのリンク先ファイルを変更していますので、そこからダウンロードして下さい。 yas…

不均等黄変ネガ写真補正技法総覧 - 画像情報や色域指定を活用したマスクを使ったローカル補正法

画像情報や色域指定を活用したマスクを作って変色部分の補正範囲を指定し、それに対して局所的(ローカル)に色彩補正機能を適用することで変色部分を補正します。マニュアル補正法とは異なり、マニュアルではなく、画像情報等を活用して範囲を指定するので補…

GIMP用 可視レイヤー直接エクスポートプラグイン バージョンアップ

2021.2.26に公開した、可視レイヤー直接エクスポートプラグインをバージョンアップしました。既存のページのリンク先ファイルを変更していますので、そこからダウンロードして下さい。 yasuo-ssi.hatenablog.com なお、バージョンアップ内容は以下の通りです…

Bチャンネル再建法 チャンネル合成 サポートGIMP用プラグイン

久しぶりにGIMP用のプラグインを公開します。今回はGIMPで黄変ネガフィルム写真をBチャンネル再建法を使って再建する際に便利なプラグインです。既にImageJで作成した素材ファイルを一気に読み込み、マスクまでかけるプラグインは公開していますが、今回は、…

不均等黄変ネガ写真補正技法総覧 - 明度ゾーン別補正編

フォトレタッチソフト等では、明るさのゾーンごとに色の調整をできる機能を持っているものがあります。不均等黄変が特定の明るさのゾーンに限られている場合、例えば、空の部分だけ黄変がみられるようなケースでは、このような調整機能が有効な場合がありま…

不均等黄変ネガ写真補正技法総覧 - マニュアル色塗り補正法

マニュアル色塗り補正法は、変色した範囲に対し、マニュアルで色を塗ったり、マニュアルで範囲を指定して色を変換させたりしてローカル(局所的)に補正する方法です。変色範囲が広かったり、形が複雑だと膨大な手間と時間がかかります。また補正範囲と非補正…

不均等黄変ネガ写真補正技法総覧 - グローバル補正編

当サイトでは不均等黄変ネガカラー写真について主としてBチャンネル再建法を中心に技法についてお伝えしてきましたが、ここでそれ以外の技法を含めて整理してみたいと思います。事例については、他サイトの事例へのリンクも含め紹介していきます。まずはグロ…

飯田線旧型国電走行写真補正- 新・黄変ネガカラー写真補正過程例示(6)

今回補正過程を例示する写真は、飯田線旧型国電の走行写真です。まずオリジナル写真を提示します。 オリジナル おそらく伊那本郷駅近くで撮った写真だと思います。この写真もクハユニ56の写真と同様、かなり黄変褪色が進んでいて、黄変が画面の大半を覆うと…

クハユニ56011画像 再補正- 新・黄変ネガカラー写真補正過程例示(5)

昨年11月に掲示したことのある、クハユニ56011の画像ですが、今回、汎用色チャンネルマスク作成ツールを使って作成したマスクを使って、Bチャンネル再建法適用後の追加補正を試みてみます。前回は、追加補正の色調調整能力がまだ足りておらず、RawTherapeeの…

黄変の激しい画像の補正 - 新・黄変ネガカラー写真補正過程例示(4)

今まで、コニカ-ミノルタの純正スキャナドライバを使って取り込んだ画像をサンプルとしてお示ししてきましたが、今回ドライバを Vuescan に変えて取り込んだ画像です。 オリジナル2,493,619色 Vuescanの特徴は、コニミノの純正ドライバとは異なり、黄変部分…

画像ファイルの色数をどうカウントするか

ここ最近、補正の結果に対して画像の色数をお示ししていますが、画像ファイルの色数のカウントは簡単そうに見えて実は意外に難しいです。そもそも画像の色数をカウントするツールが意外にありません。Raw現像ソフトである、RawTherapeeもdarktableも、ファイ…