GIMP
先日公開した、ImageJ対応 汎用色チャンネルマスク画像作成ツールですが、バグがありました。画像によっては最終的に形成されるマスクの画像が下記のようにぶれてしまうことを発見しました。 ぶれたマスク画像 この理由は、二値化マスク画像を作成するときに…
お知らせ このツールのバグ修正版を2021.4.17に公開しました。こちらのページをご覧ください。 先週、Bチャンネル再建法 追加補正サポート用マスク作成ツールの使い勝手の悪いところを、プレビュー画面を見ながら閾値を設定できるよう対話型インターフェース…
お知らせ このツールのバグ修正版を2021.4.17に公開しました。こちらのページをご覧ください。 本 (2021) 年2月28日に、Bチャンネル再建法 追加補正サポート用マスク作成ツールを公開しました。しかしさすがにあらかじめImageJで閾値を測った上、パラメータ…
先ほど、GIMPの公式サイトを見たら、Ver. 2.10.24がリリースされていました(2021.3.29)。アップデートは昨年10月(2.10.22)以来です。新しい機能として、ネガフィルムをスキャンしたファイルのネガポジ反転機能が追加されたようです。ほかに、画像キャンバス…
引き続き、Bチャンネル再建法補正ツール簡易バージョンによる補正事例をお見せします。補正するファイルは下記の画像です。この画像は2020年8月にBチャンネル補正法による補正結果をお見せしていますが、その時点はまだサポートツールの開発が不十分でした。…
では、Bチャンネル再建法補正ツール簡易バージョンによる補正事例をお見せしていきます。今回は比較的容易に補正できるケースです。オリジナルは以下の画像です。何度か写真補正のサンプルとして使っている飯田線の流電・クモハ52003の写真です。 図1. オリ…
本ページで紹介するツールの概要・補正の対象となる黄変写真は軽~中度に限定されるが、GIMP等によるマニュアル・レイヤー編集の必要なく、Bチャンネル再建法による補正ファイルを得られる簡易補正ツール さて先日、ネガカラー光被り補正ツールを考案・作成し…
目次 (予定) 1. 光線被り補正の基本的な仕組み・準備 2. 補正第一段階 (基本補正) 3. 補正第二段階 (ポストプロダクション) (本記事) ----- 3. 補正第二段階 光線被り補正ツールだけでは、完全に赤みを消すことができない可能性がありますので、その場合追加…
目次 (予定) 1. 光線被り補正の基本的な仕組み・準備 2. 補正第一段階 (基本補正) (本記事) 3. 補正第二段階 (ポストプロダクション) ----- 2. 補正第一段階 2-1. ImageJ用光被り補正ツールの実行 ここでは、筆者が作成したImageJ用光線被り補正ツールを使っ…
さて、先日開発中と書いておりました、パトローネにフィルムを完全に巻き込んでしまったときに起こりがちな、ネガカラーフィルムの光線被りを補正するツールを作成しました。使い勝手に不便なところはありますが、需要も多いとは思えないので、これで公開と…
お断り: 以下の記事は、決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術 (6-2)で論じた記述をさらに編集・加筆してまとめたものです。 1. GIMPにおける疑似非破壊画像編集法 概要*1 GIMPとPhotoshopを比較したときに、GIMPの写真画像編集操作上の最大の弱…
以前、黄変ネガ写真の補正術の説明でGIMPはPhotoshopと異なり調整レイヤー概念がなく、画像 (塗りつぶし) レイヤーしかないので、疑似非破壊画像編集法を考える必要があると述べました。で、その際、色域選択を使って選択した範囲を、新規レイヤーに貼り付け…
「GIMPを便利に! プロジェクト」と称して、GIMPの操作性の今一つ足りないところをちょっと便利にするプラグインを作成・公開しておりますが、3つになりましたので、インデックスページを作成しました。今後作成、もしくは紹介するプラグインが増えましたら、…
前回GIMP2.99.4をダウンロードをした、という話を書きました。Ver. 3.00に向けた開発バージョンです。既存のプラグインがどれぐらい動くかというのを確認しようとダウンロードしたのですが、2.10対応のプラグインは全滅です。 Python3ベースになる、というこ…
先日GIMPの開発中バージョン 2.99.4をダウンロードし、どんなものか見てみようと思いました。そこで、起動してみたところ、ダイアログの配置が違う... いつものダイアログ配置に並べなおそうと思いましたが、そこではたと気づきました。どうやってダイアログ…
GIMPを便利に! プロジェクト、もうネタ切れかと思いましたが、一つ思いつきました。画像ファイルをレイヤーマスクとして読み込むプラグインです。考えたら、マスク画像用原稿ファイルを作るImageJ用のプラグイン・スクリプトを結構発表しているので、ダイレ…
さて、GIMPを便利に! プロジェクトの第2弾です。PhotoshopからGIMPに移行したときに、結構ストレスだった一つは、レイヤーマスク編集モードをオンにしても、レイヤーマスクの表示が伴わない点でした。編集モードをオンにして、さらにマスク表示をオンにしな…
2021.4.3に、本ツールの使い勝手を大幅に高めた新バージョンを公表しました。こちらのページをご覧ください。 このサイトで公開している不均等黄変写真のBチャンネル再建法補正マニュアルの中に、Bチャンネル補正法で一通り補正しただけでは不十分で、追加補…
GIMPにおいて Python-fu を使ってプラグインを作成する際に、プラグインをファイルが読み込まれているときのみ有効にしたい場合があります。つまり、ファイルが読み込まれていないときは薄く表示され無効にしておきたい場合です。 これはどのように実現した…
自分の画像編集作業用に、GIMP用の可視レイヤーを直接ファイルにエクスポートするプラグインを作ってみました。レイヤー編集を頻繁に行う方には結構便利だと思いますのでこれも公開します。 GIMPで編集中の可視レイヤーを xcf 形式以外の形式で出力する場合…
GIMPでプログラミングを行っていると、drawable という言葉が出てきます (例えば上の図です)。これと image オブジェクト との違いが分かりにくいのですが、GIMP Developer Resourcesに以下のように説明されています。 A GIMP image is a structure that con…
以前、赤色化した褪色ポジフィルムはどの程度復元可能かというのをVuescanや、スキャナドライバ付属のDigital ROCを使ってお見せしたことがあります。ただ、これらはいずれも有料のツールです(スキャナドライバはスキャナを買えば付属しますが...)。しかも現…
今年1月から、黄変フィルム Bチャンネル再建補正法に使う、ImageJおよびGIMP用プラグインを徐々にアップデートしてきましたが、今回これを正式に公開します。ダウンロードリンクはこちらです。黄変フィルム補正法の解説ページも、今回のバージョンに合わせて…
以前公開したImageJ用の輝度マスク簡単作成ツールですが、こちらもバージョンアップします。新バージョンの内容は、例によって16bit / 8bit版の統合と、Type A (Photoshop方式) / Type B (Pat David方式)の統合です。これにより一本のプラグイン・スクリプト…
前回、ガンマ補正理解メモ(3)で、次のように書きました。 「GIMPの場合は、画像処理のために、いったんリニアに戻して(ガンマ・デコード)計算をし、再度数値を非リニア(ガンマ・エンコード)に戻しているのは明らかです。あるいは計算はリニアの空間、そして…
GIMPにおいて Python-fu を使ったプログラミングを行う場合、特にWindows環境ではデバッグが難しく結構大変です。下手をするとどこが間違っているのかさっぱり分からない場合もしばしばです。私自身もGIMP初歩プログラマですが、それでも私自身の経験も記し…
GIMPのプラグイン・スクリプトを集めた GIMP Scripts.netというblogサイトが昨年9月から運用されているようです。最近気が付きました。検索機能も10月に付け加わり、またGoogleの自動翻訳を通した表示もサポートされています。PSPIも掲載されています。 GIMP…
GIMP開発用のレファレンスマニュアル等のリンクです。自分用にメモです。 developer.gimp.org GIMP API のレファレンスマニュアル developer.gimp.org GIMP Library リファレンスマニュアル (Ver. 2.8.7以降用) 但し、Pythonから呼び出せないAPIも含まれる d…
今年の1/2に黄変フィルム Bチャンネル再建補正法用のImageJプラグインを、大きく変更しましたが、それに引き続き、1/17に、GIMP用プラグインもバージョンアップしました。 今までのプラグインは、素材ファイルを順番にレイヤーとして読み込むだけでしたが(い…
目次 1. 本連載記事の概要 2. 今まで紹介されてきた経年劣化による変褪色写真の補正術 3. 写真補正の原理 4. Bチャンネル再建法による不均等黄変・褪色ネガ写真補正の方法 5-1. 具体的な補正実施手順 - 準備 5-2. 具体的な補正実施手順 - ImageJによる作業 5…