写真補正
今年の1/2に黄変フィルム Bチャンネル再建補正法用のImageJプラグインを、大きく変更しましたが、それに引き続き、1/17に、GIMP用プラグインもバージョンアップしました。 今までのプラグインは、素材ファイルを順番にレイヤーとして読み込むだけでしたが(い…
昨年12月に、フィルム青色部分マスク作成ツールを公開しましたが、主として画像の青みのある部分において不均等黄変の補正がしにくいのをサポートするツールとして使うことを考え、仕様を変更しました。なお、周辺部補正用マスク素材画像作成機能は、Bチャン…
本サイトで紹介している、不均等黄変ネガ写真の補正例のインデックスです。どの程度の補正が可能なのか、ご参考にご覧ください。公開画像を追加次第今後随時リンクをアップデートしていきます。 ■黄変補正比較事例 yasuo-ssi.hatenablog.com yasuo-ssi.haten…
Bチャンネル再建法用ImageJプラグインをアップデートしたついでに、フィルム黄変部分画像マスク作成スクリプトもアップデートしました。アップデート内容は16bit版と8bit版の統合で、他の機能変更はありません。 起動すると、ファイル選択ダイアログを閉じた…
目次 1. 本連載記事の概要 2. 今まで紹介されてきた経年劣化による変褪色写真の補正術 3. 写真補正の原理 4. Bチャンネル再建法による不均等黄変・褪色ネガ写真補正の方法 5-1. 具体的な補正実施手順 - 準備 5-2. 具体的な補正実施手順 - ImageJによる作業 5…
先日予告したように、Bチャンネル再建補正法のImageJ用プラグインを暫定公開します。ダウンロード先はこちらです。GIMP用のファイル読み込みプラグインも含まれていますが、今回、素材ファイル名を大幅に変更していますので、GIMPを使用する方はこちらもアッ…
コロナ禍の2020年ももう過ぎようとしています。皆様この一年はいかがでしたでしょうか。予定されていた大みそかの終夜運転も中止になりました。さてひと月ぶりに旧型国電の写真です。終夜運転中止の代わりと言っては何ですが、夜の旧型国電の写真です。こち…
コロナに翻弄された2020年も間もなく暮れようとしていますが、皆さん巣ごもり生活はいかがでしょうか? ところで、本サイトで公開している黄変フィルム画像のBチャンネル再建補正法 ImageJ用プラグインを近くアップデートします。アップデート内容は以下を予…
2021年1月にこのツールを改訂しました。改訂したツールのダウンロードページはこちらになります。 以前、アメリカ国立衛生研究所(NIH)が開発したフリーの画像処理ソフト、ImageJ用の、フィルム黄変部分画像マスク作成用のスクリプトを公開しましたが、それに…
前回、前々回に引き続き、私のガンマ補正に関する理解のメモです。あくまでも私の理解の範囲で書いているので、情報の正しさに関しては保証の限りでありません。 〇色の整合性 (Color Integrity)とガンマ補正 ところで、作業色空間に、ガンマ補正をかけた非…
RawTherapeeのマニュアル、RawPediaを漁っていたら、11/16日付で新しい解説のページが付け加わっていました。その名も「ローカル補正 (Local Adjustment)」です。 Local Adjustment - RawPedia イントロダクションを見るとこうです。 "Local editing in RawT…
前回に引き続き、私のガンマ補正に関する理解のメモです。あくまでも私の理解の範囲で書いているので、情報の正しさに関しては保証の限りでありません。 ○画像処理ソフトとガンマの関係 さて、前回ガンマ補正の基本的な話を書きましたが、個別の画像処理ソフ…
Vuescanにおいて、カメラプロファイルのないリニアなRawファイルを保存し、それをRaw現像ソフトで取り扱うようになってから、ガンマ補正とは何かが気になるようになりました。ですが、いろいろなサイトを見て説明を見ても、説明が紛らわしく当初は十分理解出…
ところで、Webの写真補正に関する情報を検索して、一つ気付いた点があります。それは意外に褪色ポジフィルムの補正に関する日本語の情報が少ない、ということです。そこで、褪色ポジフィルムの補正例についても情報発信することにしました。たぶん、以前はフ…
「不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術」(5-1) および、「GIMP, Photoshopで使えるフィルム黄変部分画像マスク作成スクリプト」で公開のImageJ用プラグイン・スクリプトをバージョンアップしました。 バージョンアップ内容は下記のとおりです。 16bit…
前回は、黄変の程度は強いけれども、Bチャンネルの毀損はさほど進んでいないケースを取り上げました。今回は、黄変が様々な色域まで及んでおり、かつ周辺のBチャンネルの情報抜けも起こっているケースを取り上げます。前回より毀損が進んでいるケースです。…
当サイトで公開している「決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術」の1回目で、不均等黄変写真の補正手法について大きく4つに分類しておきました (2020. 10 追加加筆内容)。 それぞれの分類手法を使うとどう違うのか比較事例を載せておくと、不均…
「決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術」(5-1)で公開しているImageJ用プラグインプログラムをバージョンアップしました(Ver. 2.02)。 バージョンアップの内容は以下の通りです。 1. 遠景補正レイヤー作成用のマスク原稿ファイルが、ImageJ の …
写真の褪色補正を考えるうえで、海外の褪色補正に関するネット上の記述も随分調べてみました。その中から、褪色補正に有用なソフトウェアの口コミ情報や評判について紹介してみたいと思います。なお、前にも書いた通り、欧米では湿度が低いせいか、あるいは…
この記事のポイント ・フリーのRaw現像ソフトRawTherappeで、Vuescanで保存した16bit Rawファイルを読み込むと、カメラプロファイル情報がないため、暗くなる ・この暗くなった画像を、視覚的に適正な明るさにする方法について解説 VuescanでスキャンしたRaw…
1991年5月の連休に、山梨県の上九一色村(当時)で撮影した、富士山と牧場の写真のフィルムスキャンしてみました。上九一色村と言えば、のちにオウム真理教のサティアンで有名になりました。今考えてみると当時、そのそろサティアンが立ち始めていたころのはず…
Nikon用の無料で配布されているRaw現像ソフトにCapture NX-Dというものがあります。しばらく前からふと気が付いてみると、あれ、Nik Collectionで見慣れたようなものが... つまりコントロールポイントが搭載されています。とはいえCapture NX-Dは、ほとんどN…
アメリカ国立衛生研究所(NIH)が開発したフリーの画像処理ソフト、ImageJに対応した、輝度マスク Luminosity Masks を簡単に作成できるスクリプトを公開します。本スクリプトで作成した画像はGIMPやPhotoshop等レイヤー編集ならびにレイヤーマスクをサポート…
さて、VuescanをRAW現像ソフトとして活用する方法です*1。RAW現像ソフトとしてVuescanを見た場合次のような特徴があります。 1. シンプルだが、強力な画像補正機能 2. 動作が非常に軽い Vuescanはスキャナドライバーとしては多少複雑ですが、RAW現像ソフトと…
「決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術」(5-1)で公開しているImageJ用ならびにGIMP用のプラグインプログラムをバージョンアップしています。 バージョンアップの内容は以下の通りです。 1. 遠景補正レイヤー作成用のマスク原稿ファイルは今ま…
アメリカ国立衛生研究所(NIH)が開発したフリーの画像処理ソフト、ImageJ用の、フィルム黄変部分画像マスク作成用のスクリプトを公開します。本スクリプトで作成した画像はGIMPやPhotoshopでレイヤーマスクとして利用でき、ネガフィルム写真の不均等黄変補正…
今回の記事は、補足の補足です。前回、初期 Photoshop Elementsでは、レイヤーマスク機能は実装されているものの、その機能の直接起動はできない、と書きました。ですが、海外のサイトを見て次のような方法で使うことが可能なことが分かりました。 以下、Pho…
目次 1. 本連載記事の概要 2. 今まで紹介されてきた経年劣化による変褪色写真の補正術 3. 写真補正の原理 4. Bチャンネル再建法による不均等黄変・褪色ネガ写真補正の方法 5-1. Bチャンネル再建法による具体的な補正実施手順 - 準備 5-2. Bチャンネル再建法…
不均等黄変補正法の連載2回目でも触れておいた、Nik CollectionをGIMPで使うための記事です。すでに述べたように、GIMP Registryのメンテナンスが放棄され使えなくなっていることに加え、一旦Googleに買収され無償化されたNik Collectionが、Googleのデスク…
この記事のポイント ・赤く変褪色したポジフィルムをPhotoshopの自動カラー補正に掛ける際は、色温度を上げてから掛けたほうが、より良好な結果が得られる ・Photoshopの自動カラー補正は、単にホワイトバランス調整だけを行っているわけではなく、色かぶり…