省型旧型国電の残影を求めて

戦前型旧型国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

写真補正

ImageJ対応 汎用色チャンネルマスク画像作成 & Bチャンネル再建法追加補正ツールバグ修正

先日公開した、ImageJ対応 汎用色チャンネルマスク画像作成ツールですが、バグがありました。画像によっては最終的に形成されるマスクの画像が下記のようにぶれてしまうことを発見しました。 ぶれたマスク画像 この理由は、二値化マスク画像を作成するときに…

GIMPの色域指定選択の問題点を回避する... ImageJ対応 汎用色チャンネルマスク画像作成ツール公開

お知らせ このツールのバグ修正版を2021.4.17に公開しました。こちらのページをご覧ください。 先週、Bチャンネル再建法 追加補正サポート用マスク作成ツールの使い勝手の悪いところを、プレビュー画面を見ながら閾値を設定できるよう対話型インターフェース…

新バージョン Bチャンネル再建法 追加補正サポート用マスク作成ツール公開

お知らせ このツールのバグ修正版を2021.4.17に公開しました。こちらのページをご覧ください。 本 (2021) 年2月28日に、Bチャンネル再建法 追加補正サポート用マスク作成ツールを公開しました。しかしさすがにあらかじめImageJで閾値を測った上、パラメータ…

Bチャンネル再建法補正ツール簡易バージョンによる黄変写真補正事例 (2)

引き続き、Bチャンネル再建法補正ツール簡易バージョンによる補正事例をお見せします。補正するファイルは下記の画像です。この画像は2020年8月にBチャンネル補正法による補正結果をお見せしていますが、その時点はまだサポートツールの開発が不十分でした。…

Bチャンネル再建法補正ツール簡易バージョンによる黄変写真補正事例 (1)

では、Bチャンネル再建法補正ツール簡易バージョンによる補正事例をお見せしていきます。今回は比較的容易に補正できるケースです。オリジナルは以下の画像です。何度か写真補正のサンプルとして使っている飯田線の流電・クモハ52003の写真です。 図1. オリ…

不均等黄変ネガ写真 Bチャンネル再建法補正ツール簡易版 (ImageJ & GIMP対応) 公開

本ページで紹介するツールの概要・補正の対象となる黄変写真は軽~中度に限定されるが、GIMP等によるマニュアル・レイヤー編集の必要なく、Bチャンネル再建法による補正ファイルを得られる簡易補正ツール さて先日、ネガカラー光被り補正ツールを考案・作成し…

光線被りネガカラーフィルム補正術 (3)

目次 (予定) 1. 光線被り補正の基本的な仕組み・準備 2. 補正第一段階 (基本補正) 3. 補正第二段階 (ポストプロダクション) (本記事) ----- 3. 補正第二段階 光線被り補正ツールだけでは、完全に赤みを消すことができない可能性がありますので、その場合追加…

光線被りネガカラーフィルム補正術 (2)

目次 (予定) 1. 光線被り補正の基本的な仕組み・準備 2. 補正第一段階 (基本補正) (本記事) 3. 補正第二段階 (ポストプロダクション) ----- 2. 補正第一段階 2-1. ImageJ用光被り補正ツールの実行 ここでは、筆者が作成したImageJ用光線被り補正ツールを使っ…

光線被りネガカラーフィルム補正術 (1)

さて、先日開発中と書いておりました、パトローネにフィルムを完全に巻き込んでしまったときに起こりがちな、ネガカラーフィルムの光線被りを補正するツールを作成しました。使い勝手に不便なところはありますが、需要も多いとは思えないので、これで公開と…

GIMPにおける疑似非破壊画像編集を考える

お断り: 以下の記事は、決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術 (6-2)で論じた記述をさらに編集・加筆してまとめたものです。 1. GIMPにおける疑似非破壊画像編集法 概要*1 GIMPとPhotoshopを比較したときに、GIMPの写真画像編集操作上の最大の弱…

蔵出し画像 福塩線 クモハ51067 (1977年3月)

福塩線と言えば、旧国鉄で初めて1M方式で設計された新性能電車105系が、当線用に初めて配置され、それから40年近く活躍している、いわば1M方式新性能電車の原点と言えます。しかしその前に、全国唯一、新幹線ブルー(青色20号)単色に塗られた旧型国電が活躍し…

Bチャンネル再建法 追加補正サポート用マスク作成ツール

2021.4.3に、本ツールの使い勝手を大幅に高めた新バージョンを公表しました。こちらのページをご覧ください。 このサイトで公開している不均等黄変写真のBチャンネル再建法補正マニュアルの中に、Bチャンネル補正法で一通り補正しただけでは不十分で、追加補…

ガンマ理解補正メモ(5) - RawTherapeeにおけるガンマ補正の扱いは... ?

前回GIMPにおけるガンマ補正の扱いを考察しましたが、ではフリーの現像ソフト、RawTherapeeにおけるガンマ補正の扱いはどうなのでしょうか? ポジの褪色フィルムのマニュアル補正を試みた時は、リニアに保存してある画像に対しては、そのままリニアに処理を行…

darktable - シーン参照ワークフロー超入門

GUI対応のフリーウェアのRaw現像ソフトの代表としては、 RawTherapeeと、darktableが挙げられると思います。個人的にはフィルム・シミュレーション機能が良くてRawTherapeeを愛用していますが、ユーザ・インターフェースが難しいと敬遠される方も多いようで…

フリーのGIMP用褪色ポジフィルム復元プラグインを発見

以前、赤色化した褪色ポジフィルムはどの程度復元可能かというのをVuescanや、スキャナドライバ付属のDigital ROCを使ってお見せしたことがあります。ただ、これらはいずれも有料のツールです(スキャナドライバはスキャナを買えば付属しますが...)。しかも現…

黄変フィルム Bチャンネル再建補正法プラグインアップデート版正式公開

今年1月から、黄変フィルム Bチャンネル再建補正法に使う、ImageJおよびGIMP用プラグインを徐々にアップデートしてきましたが、今回これを正式に公開します。ダウンロードリンクはこちらです。黄変フィルム補正法の解説ページも、今回のバージョンに合わせて…

輝度マスク簡単作成ツールバージョンアップ

以前公開したImageJ用の輝度マスク簡単作成ツールですが、こちらもバージョンアップします。新バージョンの内容は、例によって16bit / 8bit版の統合と、Type A (Photoshop方式) / Type B (Pat David方式)の統合です。これにより一本のプラグイン・スクリプト…

ガンマ補正理解メモ(4) - GIMPでのリニア / 非リニア画像処理と作業色空間の変更

前回、ガンマ補正理解メモ(3)で、次のように書きました。 「GIMPの場合は、画像処理のために、いったんリニアに戻して(ガンマ・デコード)計算をし、再度数値を非リニア(ガンマ・エンコード)に戻しているのは明らかです。あるいは計算はリニアの空間、そして…

写真現像・レタッチソフトにおける、ウェーブレットとは何か?

フリーウェアのRaw現像ソフトRawTherapeeの高度な機能にウェーブレット (wavelet) があります。ところがRawPediaの説明 をいくら読んでも、何を言っているのか、今ひとつ要領がつかめません。ノイズ処理に良さそうな機能らしい、ぐらいは分かるのですが... …

黄変フィルムBチャンネル再建補正法 GIMP用プラグインに手を入れました

今年の1/2に黄変フィルム Bチャンネル再建補正法用のImageJプラグインを、大きく変更しましたが、それに引き続き、1/17に、GIMP用プラグインもバージョンアップしました。 今までのプラグインは、素材ファイルを順番にレイヤーとして読み込むだけでしたが(い…

フィルム青色部分マスク作成ツールを改訂しました

昨年12月に、フィルム青色部分マスク作成ツールを公開しましたが、主として画像の青みのある部分において不均等黄変の補正がしにくいのをサポートするツールとして使うことを考え、仕様を変更しました。なお、周辺部補正用マスク素材画像作成機能は、Bチャン…

不均等黄変写真補正例インデックス

本サイトで紹介している、不均等黄変ネガ写真の補正例のインデックスです。どの程度の補正が可能なのか、ご参考にご覧ください。公開画像を追加次第今後随時リンクをアップデートしていきます。 ■黄変補正比較事例 yasuo-ssi.hatenablog.com yasuo-ssi.haten…

フィルム黄変部分画像マスク作成スクリプトもアップデートしました

Bチャンネル再建法用ImageJプラグインをアップデートしたついでに、フィルム黄変部分画像マスク作成スクリプトもアップデートしました。アップデート内容は16bit版と8bit版の統合で、他の機能変更はありません。 起動すると、ファイル選択ダイアログを閉じた…

決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術 (5-3) (2021.1 新バージョン対応)

目次 1. 本連載記事の概要 2. 今まで紹介されてきた経年劣化による変褪色写真の補正術 3. 写真補正の原理 4. Bチャンネル再建法による不均等黄変・褪色ネガ写真補正の方法 5-1. 具体的な補正実施手順 - 準備 5-2. 具体的な補正実施手順 - ImageJによる作業 5…

黄変フィルムBチャンネル再建補正法 ImageJ用プラグイン暫定公開

先日予告したように、Bチャンネル再建補正法のImageJ用プラグインを暫定公開します。ダウンロード先はこちらです。GIMP用のファイル読み込みプラグインも含まれていますが、今回、素材ファイル名を大幅に変更していますので、GIMPを使用する方はこちらもアッ…

夜の帳に佇む飯田線クモハ53001 (豊橋駅)

コロナ禍の2020年ももう過ぎようとしています。皆様この一年はいかがでしたでしょうか。予定されていた大みそかの終夜運転も中止になりました。さてひと月ぶりに旧型国電の写真です。終夜運転中止の代わりと言っては何ですが、夜の旧型国電の写真です。こち…

黄変フィルムBチャンネル再建補正法 ImageJ用プラグインアップデート予告

コロナに翻弄された2020年も間もなく暮れようとしていますが、皆さん巣ごもり生活はいかがでしょうか? ところで、本サイトで公開している黄変フィルム画像のBチャンネル再建補正法 ImageJ用プラグインを近くアップデートします。アップデート内容は以下を予…

フィルム青色部分マスク作成ツール

2021年1月にこのツールを改訂しました。改訂したツールのダウンロードページはこちらになります。 以前、アメリカ国立衛生研究所(NIH)が開発したフリーの画像処理ソフト、ImageJ用の、フィルム黄変部分画像マスク作成用のスクリプトを公開しましたが、それに…

ガンマ補正理解メモ(3) - Photoshopで色の明るさを変えると色自体(色相)も変わる!?

前回、前々回に引き続き、私のガンマ補正に関する理解のメモです。あくまでも私の理解の範囲で書いているので、情報の正しさに関しては保証の限りでありません。 〇色の整合性 (Color Integrity)とガンマ補正 ところで、作業色空間に、ガンマ補正をかけた非…

RawTherapee 次のバージョンにローカル補正機能が付く!?

RawTherapeeのマニュアル、RawPediaを漁っていたら、11/16日付で新しい解説のページが付け加わっていました。その名も「ローカル補正 (Local Adjustment)」です。 Local Adjustment - RawPedia イントロダクションを見るとこうです。 "Local editing in RawT…