省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

darktable 3.4 を使ったカメラによるネガデュープ画像のネガポジ反転の方法

非Raw ファイルのネガ画像のネガポジ反転には、darktable を使って下さい。RawTherapee および ART はベイヤー & X-trans Raw形式ファイルのネガポジ反転にしか対応していません。なお、Sigma Foveon センサーRaw ファイルの場合は、一旦 TIFFに変換して dar…

最近のアクセス動向

最近の当サイトへのアクセス動向ですが、1/1にクモハ11117の現役時代の写真を公開したところ、アクセスが急増、一時 www.tetsudo.com からのアクセスがトップを記録し、tetsudo.comとgoogleからのアクセスが3割程度 bingからのアクセスが2割弱というような状…

ImageJ / Python Tips: ImageCalculatorの使用

ImageJのImageCalculatorは、2つの画像の間で演算を行う機能です。この機能も、当然ながらマクロで記録することができ、そのマクロを再生して動かすことが可能ですが、Python (Jython) を使って IJ.runでそのマクロを書き換えるとうまく動きません。おそらく…

GIMP / Python 自作プラグイン (ファイルをレイヤーとして読込) 解説

GIMPにおいて Python-fu を使ったプログラミングを行う場合、特にWindows環境ではデバッグが難しく結構大変です。下手をするとどこが間違っているのかさっぱり分からない場合もしばしばです。私自身もGIMP初歩プログラマですが、それでも私自身の経験も記し…

GIMP Scripts.net

GIMPのプラグイン・スクリプトを集めた GIMP Scripts.netというblogサイトが昨年9月から運用されているようです。最近気が付きました。検索機能も10月に付け加わり、またGoogleの自動翻訳を通した表示もサポートされています。PSPIも掲載されています。 GIMP…

ImageJ / Python Tips: ChannelSplitterの使用に注意!

前回同様にプラグイン・サイレントバージョン作成過程で気づいたTipsです。 オリジナルのプラグインでは、次のマクロコマンドでウィンドウで開いたRGB画像を3チャンネルに分割していました。 IJ.run("Split Channels") →アクティブウィンドウの画像を3Ch.の…

GIMP / Python 開発用レファレンスマニュアルリンク

GIMP開発用のレファレンスマニュアル等のリンクです。自分用にメモです。 developer.gimp.org GIMP API のレファレンスマニュアル developer.gimp.org GIMP Library リファレンスマニュアル (Ver. 2.8.7以降用) 但し、Pythonから呼び出せないAPIも含まれる d…

黄変フィルムBチャンネル再建補正法 GIMP用プラグインに手を入れました

今年の1/2に黄変フィルム Bチャンネル再建補正法用のImageJプラグインを、大きく変更しましたが、それに引き続き、1/17に、GIMP用プラグインもバージョンアップしました。 今までのプラグインは、素材ファイルを順番にレイヤーとして読み込むだけでしたが(い…

ImageJ / Python プログラミングの盲点: 画像二値化の際の出力値に注意!

またまた、プログラムをいじっていてハマった点です。 ImageJのスクリプトで画像データをもとに白と黒の二値画像のマスクを作るプロセスがあります。具体的には次のような画像です。 二値化画像 上の画像から下の二値化画像を得るために、当初記録したマクロ…

フィルム青色部分マスク作成ツールを改訂しました

昨年12月に、フィルム青色部分マスク作成ツールを公開しましたが、主として画像の青みのある部分において不均等黄変の補正がしにくいのをサポートするツールとして使うことを考え、仕様を変更しました。なお、周辺部補正用マスク素材画像作成機能は、Bチャン…

不均等黄変写真補正例インデックス

本サイトで紹介している、不均等黄変ネガ写真の補正例のインデックスです。どの程度の補正が可能なのか、ご参考にご覧ください。公開画像を追加次第今後随時リンクをアップデートしていきます。 ■Bチャンネル再建法・ハイブリッドアルゴリズム補正事例 (2022…

ImageJ / Pythonプログラミングの盲点: 画像の代入

現在ここのサイトで公開しているImageJ用プラグインスクリプトは、基本的にImageJでマニュアル操作を行ってマクロを記録し、それをPython (Jython)で書き換え、さらに、ファイル選択などのダイアログなどを書き加えて作成しています。 ただ、この方式だと常…

1983.8.21 飯田線さよならゲタ電運転

[ここに掲げている写真は、2021.5.21に再編集したものと入れ替えました] こちらは、1983.8.21に撮影した飯田線旧型国電さよなら運転の写真です。飯田線の旧型国電は、1983年6月に引退しましたが、ファンのためのさよなら運転が、8.20-21の二日間にわたって行…

Python (Jython) を使ったImageJ用プログラミングの参考サイト

Python (Jython) を使ってImageJ用のプログラミングを始めるために参考になるサイトのリンクです。なお、Jythonは、Python2.7ベースです。

RawTherapeeの「CIE色の見えモデル2002」って何のための機能?

CIE色の見えモデル2002 (CIECAM02) 機能の要約 ■目的: 撮影場所や観賞場所の明るさにかかわらず、画像上に写る同じ色の物体が同じ色に見えるよう画像ファイルを調整する ■具体的な動作:撮影環境条件設定→知覚上の色の一貫性を確保しつつ、ハイライト・クリッ…

ExifTool によるExifデータ書換メモ

フリーでコマンドラインベースで動く、画像ファイルのExif情報を取得したり、書き換えることのできるツール、ExifTool。これを使ったExifデータの書き換えの方法を個人的な備忘録としてメモしておきます。 Exiftoolで取得できる情報は以下のようなものがあり…

リアルに分かるということ

ガンマ補正の概念がよくわからなくて、ネット上のサイトをあちらこちら読みまくったり、カラーマネジメントについて書かれた書籍を見たりしていました。ようやく、あっ、こういうことかと分かって (分かったつもりかもしれませんが...)、もう一回ネット上の…

フィルム黄変部分画像マスク作成スクリプトもアップデートしました

Bチャンネル再建法用ImageJプラグインをアップデートしたついでに、フィルム黄変部分画像マスク作成スクリプトもアップデートしました。アップデート内容は16bit版と8bit版の統合で、他の機能変更はありません。 起動すると、ファイル選択ダイアログを閉じた…

決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術 (5-3) (2021.1 新バージョン対応)

目次 1. 本連載記事の概要 2. 今まで紹介されてきた経年劣化による変褪色写真の補正術 3. 写真補正の原理 4. Bチャンネル再建法による不均等黄変・褪色ネガ写真補正の方法 5-1. 具体的な補正実施手順 - 準備 5-2. 具体的な補正実施手順 - ImageJによる作業 5…

黄変フィルムBチャンネル再建補正法 ImageJ用プラグイン暫定公開

先日予告したように、Bチャンネル再建補正法のImageJ用プラグインを暫定公開します。ダウンロード先はこちらです。GIMP用のファイル読み込みプラグインも含まれていますが、今回、素材ファイル名を大幅に変更していますので、GIMPを使用する方はこちらもアッ…

現役時代のクモハ11117 (1975.8)

2021年、あけましておめでとうございます。果たして今年はどんな年になるやら... で本日は、ネットでは廃車後留置された姿はたくさん写真がアップされていますが、現役時代の写真は珍しい車両の写真をご紹介したいと思います。 こちらは現在下関総合車両所(…