省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

Bチャンネル再建法

Linux上で、ImageJの画面から外れたプラグインメニューを選択できるようにする

Linux上のImageJには、画面から外れた メニュー (特にメニューの長い Plugins メニュー )を選択することができないという既知のバグがあります。WindowsやMac OS では、画面から外れたメニューに関しても ▼ マークが表示され、そこをクリックすると隠れてい…

黄変ネガカラー写真補正の練習問題 (1) - Bチャンネル再建法補正の実施

さて、今回は黄変ネガカラー写真補正の単なる事例ではなく、黄変補正の「練習問題」としてみました。オリジナルファイルを、横幅 1920ピクセルに縮小した16bit TIFFファイルを黄変補正練習用として公開しますので、このファイルをダウンロードして、皆さんも…

黄変ネガ写真 Bチャンネル再建法 (ハイブリッドアルゴリズム) 補正過程事例 (8-2)【Ver. 4.7対応】

[敢えて補正量を抑制する (続)] 前回からの続きです。今回は追加補正の過程です。 Bチャンネル再建法の結果は下記になりました。 Bチャンネル再建法 適用後 (補正1) 下から 1/3 は敢えて全く補正していません。この画像を基に追加補正を行っていきます。 ま…

黄変ネガ写真 Bチャンネル再建法 (ハイブリッドアルゴリズム) 補正過程事例 (8-1)【Ver. 4.7対応】

[敢えて補正量を抑制する] Bチャンネル再建法を適用すると、黄変は消え去っても、著しく色が単調になって、その後追加補正を行ってもどうにもならない画像があります。それが以下の画像です。 オリジナル これに、Bチャンネル補正法を適用すると... Bチャン…

画像編集には、8bit 画像ではなく16bit TIFFファイルを使おう

フィルムをスキャンした画像ファイルの補正を行う場合、オリジナルファイルが jpeg (形式上 8bit 固定) だったり、8bit TIFFファイルである場合もあるかと思います。ところで、そのような場合でも一旦画像を 16bit TIFFファイルに変換してから補正を行うこと…

黄変ネガ写真 Bチャンネル再建法 (ハイブリッドアルゴリズム) 補正過程事例 (7)【Ver. 4.7対応】

[補正量を測定して補正値をマニュアル調整する 事例2] 補正量を測定して補正値をマニュアル調整するもう1例を掲げます。以下のサンプルは以前にも補正事例として取り上げましたが、追加補正で若干手こずりました。黄変、マゼンタ変を空から取るのにちょっと…

Bチャンネル再建法の各補正レイヤー、マスクの役割のまとめ

Bチャンネル再建法のレイヤーの機能についてご質問を頂いたこともあり、ここに改めて、各レイヤーの機能や位置づけについてまとめてみました。ご参考いただけると幸いです。 ■レイヤー一覧 以下、GIMPにImageJ対応Bチャンネル再建法ツールで作成した素材画像…

【GIMP初心者向け】Bチャンネル再建法でよく使うレイヤー関連操作の説明

GIMP初心者向けに、Bチャンネル再建法において、GIMPでよく使いそうなレイヤー関連操作について、説明します。 ■レイヤーダイアログの表示 レイヤーダイアログが表示されていない場合は、メニューの[ウィンドウ] → [ドッキング可能なダイアログ] → [レイヤー…

拡張疑似フラットフィールドアルゴリズムを用いて、輪郭・テクスチャ情報を他チャンネルに流用する

先日紹介した Photoshop を使った黄変画像の補正チュートリアルビデオの中で、画像の補正のために L*a*b*チャンネル分解モードを使っていました。これは、この紹介記事の中で触れたように、輪郭やテクスチャ情報 (detail) と色情報を分離して扱うためです。…

Bチャンネル再建法補正 Tips: 青い部分の黄変を補正するためのマスクの作成の仕方

今回 Bチャンネル再建法ツールによるバージョンアップから、青い部分に黄変がかかっている部分の補正のためにユーザ作成のマスクを読み込むオプションをつけました。 この作成ですが、基本的にはGIMP等で元画像を見ながら作って頂く、ということになります。…

黄変ネガ写真 Bチャンネル再建法 ユーザ作成マスク利用手順【Ver. 4.7対応】

[ユーザ作成マスクを使い、青い部分にEPFFcアルゴリズムを適用する手順] 先日のバージョンアップ(Ver. 4.7)から、Bチャンネル補正法ツールに、ユーザ作成マスクを読み込ませる、青色部の補正強化オプションをつけました。これにより、従来できなかった青い部…

拡張疑似フラットフィールドアルゴリズムにおける、パラメータ設定による青色部分黄変推計量の違い

今回黄変補正ツールの Ver. 4.7 へのバージョンアップに伴い、青色部分に黄変がかかっている場合の黄変補正量の改善を図りました。青色部分の黄変対策として、マニュアルによる補正値の調整および、ユーザ作成マスクの読み込みの2機能を用意しましたが、ど…

黄変ネガ写真 Bチャンネル再建法 (ハイブリッドアルゴリズム) 補正過程事例 (6)【Ver. 4.7対応】

[補正量を測定して補正値をマニュアル調整する] Bチャンネル再建法補正ツールは、今回、Ver. 4.7へのバージョンアップを機に、補正の難しい、ダメージの大きい画像や、青色部分に黄変が広がったフィルムの補正可能性を広げるため、エキスパートモードのパラ…

Bチャンネル再建法ツール ハイブリッド・アルゴリズム実装版 Ver. 4.7《アルゴリズム & UI一部変更》

9月に、本ツールをバージョンアップしましたが、今回再びバージョンアップさせていただきます。今回のバージョンアップの主な目的は、エキスパートモードの位置づけの変更 (よりダメージの大きな画像に対して活用するため)、および青い部分の黄変補正量の改…

決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術 (5-2a) エキスパートモードメニュー解説

【Ver. 4.7対応】 ここでは、ImageJ対応 Bチャンネル再建法補正ツールのエキスパートモードのパラメータ設定方法について説明を行います。 まず、以下のノービスメニューが出たら、右下のキャンセルボタンを押してください。 図1 ノービス・メニュー すると…

色の編集に手こずったケース: 遠景と近景で編集の仕方を変えるべき? - チャンネル間相関統計の活用

どうも何度やっても全く満足な結果に至らないネガフィルムからスキャンしたカラー画像があります。これは、黄変除去の問題というよりは、元のスキャナの癖や補正の結果、色被りしてしまった画像の補正の問題です。それが下のケースです。 オリジナル 黄変し…

ImageJ対応 相対RGB色マスク画像作成ツール Ver. 0.26 バージョンアップ

夏にもバージョンアップしましたが、今回相対RGB色マスク画像作成ツールを、Ver. 0.26にバージョンアップします。6月のバージョンアップの主目的は、マゼンタ被り補正への対応強化、夏のバージョンアップはユーザインターフェース、特にプレビューの改善でし…

フィルム画像のダメージ度合いを測定する ImageJ対応 チャンネル間相関統計計算ツール

今回、フィルム画像のダメージ度合いを診断するための、画像統計計算ツールを作成しましたので公開します。先日、ImageJの getStatistics APIを使った簡単な画像統計表示ツールを公開しました。このプログラム、単に、ImageJのgetStatistics メソッドを使っ…

拡張疑似フラットフィールド補正アルゴリズム自動調整で効果不十分な場合、マニュアル調整はどれほど効果を生むか?

8月投稿の記事で、拡張疑似フラットフィールド補正アルゴリズムだけで、十分黄変効果が得られないのは、画像が荒れているからではないか、と書きました。確かに手持ちのフィルム画像では、荒れた画像で効果が十分得られないことが多いのですが、その後投稿し…

Bチャンネル再建法ツール 補正 Tips: 周辺補正レイヤーと他レイヤーの境界が目立つ場合は?

Tips Bチャンネル再建法ツールを使って、GIMP上で、周辺部がBチャンネル情報抜けを起こしているファイルを補正編集する際に、周辺部補正レイヤーとそれ以外の部分の境界線がくっきり目立つ場合があります(下図)。 周辺補正レイヤーと近景補正レイヤーの目立…

黄変ネガ写真 Bチャンネル再建法 (ハイブリッドアルゴリズム) 補正過程事例 (5) 【Ver. 4.6 対応】

[青い部分に黄変が広がった写真の補正テクニック] 2022.7.28アルゴリズム改定後のBチャンネル再建法補正ツールは、拡張疑似フラットフィールド補正アルゴリズムとGチャンネルミキシングアルゴリズムのハイブリッド補正となっています。一方の弱点をもう一方…

Bチャンネル再建法ツール ハイブリッド・アルゴリズム実装版 Ver. 4.6《アルゴリズム一部変更 & UI改善》

ここのところ頻繁にバージョンアップを繰り返している、黄変ネガ写真補正用の Bチャンネルツールですが、やはりかなり大きなアルゴリズム変更を行ったこともあって、バグが取り切れていないのと、自分の中でまだコンセプトをまとめ切れていない部分がありま…

拡張疑似フラットフィールド補正の効果の違いがなぜ出るか?

先日、下記の記事を公開しました。 yasuo-ssi.hatenablog.com その中で、 拡張疑似フラットフィールド補正アルゴリズムの効果が出る画像と、あまり出ない画像の差があり、あまり出ない画像では、画像の粒子が荒いからではないか、と書きましたが、その後の探…

黄変ネガ写真 Bチャンネル再建法 (ハイブリッドアルゴリズム) 補正過程事例 (4)

[スキャナによる過剰補正で青紫に寄った画像を修正する] 今回は、以前にもサンプルとして取り上げたことのある下記の画像です。おそらくは黄変に対するスキャナの過剰補正のため、もともと、かなり青紫がかっています。このファイル、なかなか自然な感じで補…

Bチャンネル再建法における 拡張疑似フラットフィールド補正の効果について

拙作の黄変ネガフィルム Bチャンネル再建法補正ツールは、7月以前のアルゴリズムでは、基本的にはGチャンネル情報をBチャンネルにミックスすることで、黄変の改善とテクスチャの荒れの改善を行っていました。 7月末のアルゴリズムの改善で、黄変の削除は主と…

黄変ネガ写真 Bチャンネル再建法 (ハイブリッドアルゴリズム) 補正過程事例 (3)

[グリーン部分に関して、GとBの値を離す追加補正を行った事例] 次の事例は、Gチャンネル値とBチャンネル値を離す補正を行った事例です。この夏のバージョンアップから拡張疑似フラットフィールド補正アルゴリズム (ハイブリッドアルゴリズムの中でもアルゴリ…

黄変ネガ写真 Bチャンネル再建法 (ハイブリッドアルゴリズム) 補正過程事例 (2)

[マゼンタ~赤紫化した茶色を復元する] こちらのケースは、黄変の濃度はさほど高くなく、領域も限定されていますが、周辺部のBチャンネルの褪色による情報抜けが始まっているケースです。典型的な中程度のダメージがあるケースと見てよいと思います。また、…

Bチャンネル再建法ツール ハイブリッド・アルゴリズム実装版 Ver. 4.54《バグフィクス》

8/6 に本ツールをアップデートしましたが、今回は機能追加ではなくバグフィクスです。一部の画像 (具体的には Gチャンネルの明度の平均値がBチャンネルの平均値を下回る画像) において、黄変の削減量が、従来アルゴリズムに比べてあまり変わらないという状況…

Bチャンネル再建法 補正ツールバージョンアップ履歴

[Bチャンネル再建法補正ツール] (最新バージョンアップ) yasuo-ssi.hatenablog.com ・2022.9.9 Bチャンネル再建法ツール ハイブリッド・アルゴリズム実装版 Ver. 4.6《アルゴリズム一部変更 & UI改善》 ・2022.8.20 Bチャンネル再建法ツール ハイブリッド・ア…

黄変ネガ写真 Bチャンネル再建法 (ハイブリッドアルゴリズム) 補正過程事例 (1)

[Bチャンネル再建法ハイブリッドアルゴリズムにより、やや過剰に黄色味が削減されるケース] Bチャンネル再建法ツールのアルゴリズムをハイブリッドアルゴリズムに変更してから、画像によっては、以前に比較してかなり補正結果が異なるケースが出ていますので…