やはりGIMP Registryのメンテナンスが放棄されたため、探すのが困難になってしまった、GIMPでPhotoshop Pluginを使えるようにする、Photoshop Filter Plugin for GIMP (PSPI) の入手方法です。このプラグインはフィンランドのプログラマー Tor Lillqvist氏によって開発されました。
ソースコードはGitHubのこちらにありますが、通常はコンパイルしてバイナリーを作るのは困難だと思います。
ですが、AKVISというソフトウェア会社のGIMP紹介サイトからWindows用バイナリーがダウンロードできます。この会社で開発・販売しているPhotoshop用プラグインをGIMPで使う方法について紹介しているページです。GIMP2.10でも利用可能なようです。
https://akvis.com/en/graphic-tips/add-plugins/gimp-add-plugins.php
このページの、Step 1. Download the Photoshop filter plugin (pspi) for GIMP here. というhere をクリックしてダウンロードします。Gimp__ps_plugin_support.zip というファイルがダウンロードされます。但し、このバイナリーは最新の1.07ではなく1.05のようです。
このファイルを解凍し、出てきたPSPI.exeを以下のフォルダに置きます。
C:\Program Files\GIMP 2\lib\gimp\2.0\plug-ins
バージョンが異なる方、デフォルトの設定を変更している方の場合、プラグインを置くフォルダーは、メニュー→[編集]→[設定]→[フォルダー]→[プラグイン]で確認できます。あるいはネットで検索してみてください。
GIMPを起動したら、[フィルター]→[Photoshop Plug-in Settings]で初回Photoshopプラグインを入れておくフォルダを指定します。
なお、GIMPが64bitでも、pspiで使えるのは、Photoshop 32bit用のPlug-inのみです。つまり64bit版のGIMPでPhotoshop 32bit用のPlug-inを動かすことになります。またすべてのPlug-inが動くとは限りません。
また、pspiは、GIMP3.0ではサポートされない予定のAPIを使っていますので、GIMPの次回メジャーバージョンアップでは使えなくなります。
追記
以下から PSPI 1.07ダウンロード可能になっています。