ARTを配布している bitbucket.org サイトに、Ubuntu 22.04(2022.4.21リリース)においてARTをインストールすると、GLib-GIO-ERRORが出て動かないという問題が報告されています。
bitbucket.org 全く同じ問題が、日本語のUbuntu22.04を使ってみたというPC Watchの記事の中でも指摘されています(5/11付)。
この問題の解決策ですが、ディスプレイサーバープロトコルにWaylandを使っているとこの問題が発生するので、Xorgに戻すと解決するとの報告が上がっています。なおUbuntuでは22.04からデフォルトのディスプレイサーバプロトコルがWaylandに変更になっているようですが、それにより問題が発生しているようです。
A. Grrigio氏も、Waylandにおけるカラーマネジメントの実装がまだ実験的で不安定なので、当面は、Xorgを使って行きたいと表明しています。
なお、Ubuntuにおいて、WaylandとXorgを切り替える方法については、以下に日本語記事がありましたので、ご参考に。なお、下記の記事では17.10からWaylandに変更になったと書かれていますが、その後18.04でXorgに戻り、再び22.04からWaylandに変更になったようです。
[追記] なお、1.14のリリースと合わせて、配布元では、Waylandで動かすには、ソースコードからコンパイルするようにとの注意書きが付け加わっています。Ubuntu上でのソースからのコンパイルの方法は下記の記事をご参照ください。