ART のオンラインディスカッションで Canon EFマウントのタムロン 18-200mm f/3.5-6.3 Di II VC が認識されない (Canon の90mm レンズとして認識されてしまう) という問題が指摘されています。
これは Exif データにおいて同じ レンズID 番号が複数のレンズによって共用されているためで、そのため ART で Exif データの認識に使われている exiv2 がそのID番号にデフォルトで割り当てられるレンズ名を返してしまうためのようです。
多い場合だと1つの ID を 17のレンズで共用するということがあるようです。
対策としては レンズID と 対応レンズ名を記したリストを exiv2 の設定ファイルに書いておいておくことのようです。
例えば、この相談で触れられていたのは Tamron 18-200mm f/3.5-6.3 Di II VC ですので、このレンズの場合レンズID が 127 ですので、以下の1行
127=Tamron 18-200mm f/3.5-6.3 Di II VC
を exiv2 の設定ファイルに書いておきます。
exiv2の設定ファイルですが、
Windows の場合は
C:\Users\%USERNAME%/
の下に、exiv2.ini という名前でおいておきます。
~/ の下に .exiv2 という名前で置きます。
なお、レンズID を調べるときは、
exiv2 -pv --grep lens/i 撮影した画像ファイル名
で、調べることができるようです。