先日、妻が家にいたところ、勧誘電話がかかってきました。アイライフという会社で東京電力の電力プランの提案だということだったようです。最初は疑っていなかったようですが、態度が高圧的なこと、家族構成や、家の不在時間などをしつこく聞くので、途中から疑って、夫が帰ったら改めて電話するように言ったようです。
で、ネットで調べてみると、以下のような情報が....
電話帳ナビ
https://www.telnavi.jp/phone/08007778228
https://www.telnavi.jp/phone/08007109483
jpnumber 電話番号検索
https://www.jpnumber.com/freedial/numberinfo_0800_170_9483.html?p=2
https://www.jpnumber.com/freedial/numberinfo_0800_222_8762.html
果たして、帰宅してみると、電話がかかってきました。
そこで、お宅の本社の所在地を教えてください、というと、「コールセンターなのでお答えできません」と言います。コールセンターなので本社の所在地が答えられないなんて話はありえません。これは完全に詐欺電話だと思って、相手が「診断結果を聞きたくありませんか」としつこく食い下がってくるのを、「興味ありません」と言って、即切りました。
電力会社の料金プランの提案というと、家族構成や生活パターンなどの情報を収集しやすいので、そう言っているのでしょう。
ネットを見る限り 2022年頃以降アイライフを名乗る勧誘電話が来るようになっているようですが*1、これはちょうど、闇バイトの強盗事件が報道されるようになったのと期を一にしています*2。強盗侵入のための予備調査である可能性は高いと思います。
なお、今回はたまたまアイライフという名前でしたが、別の名前で来る可能性もあります。アイネットという名前を使っているという情報もありました*3。いずれにせよ全般的に電力や光熱費節約プランの提案という勧誘電話に注意したほうが良いでしょう。詐欺や強盗のターゲットにするための家族構成や生活パターン把握の口実である可能性があります。
なお、ネットの Q & A を見ると、迷惑勧誘電話をなかなか切ることができません、どうしたら良いですか、などと相談している人がいますが、「関心がない」などと言った瞬間、相手の反応を待たずに即切りする、つまりコミュニケーションを遮断する、というのが良いと思います。電気のブレーカーをガシャっと切るイメージですね。相手の反応を待つと切れなくなります。
人間は、相手に良い人と思われたい、失礼だと思われたくないと考えるので、これは非常に心理的に抵抗のある対処法です。しかし、よく考えてください。
詐欺師や強盗に「良い人」と思われて 何の得がありますか?むしろカモにし易いと思われるだけでしょう。
他には、電話が来たときに、一旦「ウェイ、ニーハオ」や「ヨボセヨ」というのもお勧めです。これもコミュニケーションを遮断するようで、非常に心理的に抵抗がある方法ですが、経験では、仮にこう対応しても、わかっていて電話を掛けてくる人は、必ず「〇〇さんのお宅ではありませんか」と聞き返してきますし、勧誘電話なら、即切ってきます。なお中国語や韓国語が分かる人は英語が分かる人よりも圧倒的に少ないので、「ハロー」などと対応するよりずっと効果的です。それだけ相手がどう対応したらよいか狼狽する可能性が高いので、そのまま引き下がることが多いのです。
あとは、常識的な対応として、常時留守番電話対応にして、必要ならこちらから折り返し電話を掛けるというオペレーションにするか、というあたりですね。オレオレ詐欺対策で常時録音する電話機 (まず相手から電話がかかったときに、「この電話は録音します」と応答した後、呼出を掛ける) も効果があると思います。ただ、この後者の場合は、留守の場合でも必ず相手に電話代の負担が行きます。つまり「この電話は録音します」と応答した時点で電話がつながったことになりますので。相手に迷惑かも、ということを極度に気にするなら、常時録音電話よりは、「ウェイ、ニーハオ」や「ヨボセヨ」対応のほうが良いでしょう。