省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

ART を日本語Ubuntu 22.04 で使う場合は、ご自分でコンパイルを!

f:id:yasuo_ssi:20210904211415j:plain

 Ubuntu 22.04以降、デフォルトのディスプレイサーバーがWaylandに変わりましたが、ARTのLinux用バイナリーはWaylandに対応しておらずX org で動かす必要があります。Xorgに切り替えるのは簡単ですが、やはりWaylandで動かしたいという方もおられるかと思います。

 あと、ART のLinuxバイナリーは、最近のバージョンであるためか、22.04にアップデートしたせいか分かりませんが、X org で動かしても、iBus と何かバッティングするようで、起動すると警告メッセージが出て、起動後も、ファイル保存などで日本語入力ができません。

 ただこれはご自分でコンパイルすると、いずれも問題が解決します。Ubuntu 22.04でART を使う場合はご自分でコンパイルして使うことを強く推奨します。

 コンパイルの方法は、以下の記事に書いておきました。この記事はバイナリーを使う方法と、コンパイルしてインストールする方法の両方を紹介しておりますので、コンパイルして使う方法の方をご参照ください。

yasuo-ssi.hatenablog.com

 なお、ご自分でコンパイルする場合は、予めソースコードをすべてダウンロードする必要はなく、インストラクションにある通り、build-art ファイルのみダウンロードして実行すれば、あとは自動的にソースコードのダウンロードから実行してくれます。上の記事にある通りにコンパイルすれば、ちゃんとコンパイル→インストールできるはずです。

 但し、既にbuild-artを使って以前のバージョンを自分でコンパイルしてインストールした場合は、前にダウンロードしておいたソースコード、~/programs/code-art  以下のファイルを事前にすべて消しておくことをお勧めします。以前のバージョンのファイルで上書きされずに残っているものがあると、コンパイルの際にエラーになることがあります。

--------------------

以下のページをご参照ください。

yasuo-ssi.hatenablog.com