省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

ART ファイル出力デフォルトディレクトリの指定について

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 ART の出力デフォルトディレクトリを指定するにはどうしたら良いでしょうか。まず ART には2つの画像出力方法があります。

二つの画像出力方法

 そのまま、すぐ現在の画像を出力するものと、画像出力をキューに追加して出力させる方法です。

 このうち、即時出力のデフォルトディレクトリは、[環境設定] → [ファイルブラウザ] → [起動時の画像ディレクトリ] で指定しておいたディレクトリがデフォルトディレクトリになります。

環境設定での指定

 いつも画像処理するディレクトリが定まっていれば、ここで指定することで問題はありませんが、ファイルの位置が定まらず、かつコンテキストメニューから開いて、ファイルの存在するディレクトリに出力するような場合は、毎回出力ディレクトリを変更するのが面倒です。

 この場合は、キューから出力すると、キューで出力の場所を指定できるので便利です。以下は、キューをクリックした際のダイアログですが、[出力の場所] で [テンプレートを使う] を指定すると、毎回ファイルが存在するディレクトリに出力させることができます。

キューでの指定

 このテンプレートでの指定方法ですが、ツールチップが表示されるので、それを参照してください。

キューでの指定の説明

 上にあるように同じディレクトリに出力する場合は、%p1%f と指定します。なお、すでに同名のファイルがある場合は、デフォルトでは、ファイル名の後に -1,  -2 というように番号がついて別ファイルとして出力されます。これは環境設定で、上書きするように変更することもできますが、お勧めしません。

 なお、キューでオートスタートを指定しておくと、準備でき次第出力されるようです。