省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

GIMP 編集 Tips: トーンカーブを保存する

 GIMPトーンカーブ編集を行った場合、そこで編集に使ったトーンカーブの設定を他の画像にも応用したい場合があります。その場合はどうしたらよいでしょうか。

 トーンカーブのダイアログからはちょっとわかりにくいですが、トーンカーブ設定を保存し、次回の編集で再活用する方法があります。下のトーンカーブ調整のダイアログをご覧ください。

プリセットの保存

 上の図だとちょっとわかりにくいかもしれませんが、[プリセット]のすぐ右横に + のマークがあります。そこの上にカーソルを持ってくると、「現在の設定をプリセットとして保存」というガイド文が表示されます。ここをクリックしてみましょう。

プリセット名をつけて保存

 すると[設定に名前をつけてプリセットに追加]ダイアログが出ますので、適宜名前をつけてOK します。たとえば「マゼンタ補正用」などと名前をつけてみて下さい。

保存したプリセットを選択

 すると、今のトーンカーブ設定がプリセットから選択できるようになります。保存したプリセットを削除したい場合は、+マークの右 ◀ (左向き三角) のマークの[プリセットの管理]  をクリックします。

プリセットの管理

 すると以下のようなオプションが出ますので...

保存されたプリセットの管理

 [保存されたプリセットの管理]を選びます。

保存されたプリセットの管理

 削除したいプリセットを選択し、X 印をクリックすると削除されます。なおこのままの状態だと GIMP の内部データとして保持されているだけです。それをファイルとして出力するには、プリセットがロードされている状態で [現在の設定をファイルにエクスポート] を選びます。

現在の設定をファイルにエクスポート

 すると出力先を指定するダイアログが出ます。Windows 版の場合デフォルトの出力先ディレクトリは、ユーザフォルダ下の AppData\Roaming\GIMP\2.10\curves になります。

トーンカーブのエクスポート

 そこで適宜名前を付けて保存します。一旦ここに保存したファイルは、[現在の設定をファイルからインポート]を選びますと、読み込めます。

トーンカーブのインポート

 なお、[保存されたプリセットの管理] ダイアログにもファイルへのエクスポート、ファイルからのインポートのアイコンがありますが、これを押してもなぜかエクスポート、インポートできません。