ART (および RawTherapee) には、ロック式カラーピッカーが装備されており、複数箇所のピクセルの RGB 値を計測できるので便利です。編集画面の上部からロック式カラーピッカーのアイコンをクリックし、プレビュー画面上でクリックするだけで複数の計測点を配置できます。
ここでの R, G, B 値の表示はホワイトポイントを 100 % ブラックポイントを 0% とする % で表示されます。但し上の表示では、知覚的 TRC が適用された値が表示されており、リニアな RGB 値が表示されていません。
この値は実は出力カラープロファイルに基づいて表示されます。デフォルトの出力プロファイルは sRGB になっているので、sRGB での値が表示されています。これをリニアな値に直したい場合は、下記のように、カラータブの下のカラー・マネジメントの出力プロファイルをリニアなものに変えると (下記の例では Linear REC2020 を選んでいます) RGB の表示が、リニアに基づく値に変わります。