省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

GIMP 編集 Tips: 境界線 (ストローク) を描く

 GIMP で境界線 (ストローク) を描く方法について解説します。例えば、画像に枠などを描きたい場合活用できます。

1) 何らかの選択ツールを使って、境界線を描きたい選択範囲を作成する。画像あるいはレイヤー全体に枠取りを行いたい場合は、画像 (あるいはレイヤー) 全体を選択する。

選択範囲を作成中 (上の例では [自由選択] を使用)

2) 描画色を指定する (選択しないとデフォルトの描画色が使われる)

描画色を指定中

3) 指定が終わったら、[編集] → [選択範囲の境界線を描画] を選択

境界線の描画を選択

4) ストロークスタイルを選択

ストロークスタイルを選択

4-1) [線スタイルを設定して描画] を選ぶ場合、その下のダイアログで線スタイルのパラメータを指定する

 

4-2) [描画ツールを使用] を選ぶ場合は、描画ツールを選択するが、その場合、選択する描画ツールの事前に設定しておいたパラメータに従って境界線が描かれる

 従って、事前に選ぼうと思っている描画ツールのパラメータを設定しておかなければならない。設定していない場合はデフォルト値が適用される。

 

事前に、描きたい描画ツールを選択しておく

さらに使用する予定の描画ツール (ブラシ) のパラメータも設定しておく

5) [ストローク] を押すと、境界線が描かれる

描かれた境界線

 

■文字に縁取りを行いたい場合

 なお、文字などに縁取りを行いたい場合は、その文字が周囲の色と全く異なる色であれば、[色域選択] を使って範囲指定し、境界線を書けばいいのですが、

ツールボックスにある、色域選択

文字の色が、周辺の色と被る場合はうまくいきません。この場合は、いったんテキストツールで文字を書くと、文字だけがある別レイヤーができます。このレイヤーは文字以外の部分が透明になったレイヤーです。

テキストツールで文字を書く

 この文字レイヤーに対し、色域選択を使って、文字の部分だけ範囲指定し、さらに[境界線を描く] を起動します。

文字レイヤーに対しまず色域選択で文字範囲を範囲指定し
境界線の描画を使う

 上と同じ要領で境界線を描くと、下記のように文字が縁取りされます。

文字に境界線を描いた結果