再び中央東線の211系です。本編成はロングシートで、元々は東海道線用として製造されました。製造は民営化後で、この頃は東海道線の混雑対策として、ロングシートの基本編成として製造されました。
本編成の車歴です。
1989.2.20 日本車輌製造 東チタ → 2013.3 東トウ → 2015.1 長ナノ → 現在に至る
本編成は当初東海道線用として下記の編成で製造されました。
(東京方) クハ211-2007+サハ211-2007+モハ211-2007+モハ210-2007+サハ211-2008+サロ210-1+サロ213-1+モハ211-2008+モハ210-2008+クハ210-2007 (静岡方)
ただし、この内 サロ210-1 は元々トップナンバー編成に組み込まれていた東急車輛製でした。元々211系のサロは2両とも1階建でしたが、そのうち1両を2階建てにすることになり、1階建てのサロをこちらに流用し2階建てのサロを新製することになりました。
しかし、サロを全面的に2階建てに変えることになり、2006.3 に231系の導入に伴う113系の撤退とともに空いた113系用2階建てサロを転用することになり (サロ213-106, 212-103)、元々のサロは高崎線系統に転用されました。
しかし、結局東海道線系統の4扉車統一による233系の導入で、211系は東海道線から撤退することになり、2011年12月、長野総車セにてサハとサロは編成から抜かれて廃車となり、他車は他線区への転用を待つこととなり、2011.12.14 に青森車セに向けて出発し疎開となりました。
その後、2014.8.29に長野総車セに入場し中央東線転用のため整備工事を受け、2015.1 より正式に長ナノへ移籍し、115系の後を受けて中央東線での活躍を開始しました。