中央東線 211系 日常の記録です。今回は、1000番台の、クモハ211-1004他、N320編成です。
本車の車歴です。
1986.2 近畿車両製造 高シマ → 1987.4.1 高タカ → 2014.2 長ナノ → 現在に至る
本車は国鉄時代に製造され、製造当初は高崎、東北線用セミクロスシート車として、McMTTTc編成で誕生しました。高崎、東北線系統は、大宮以南を共用しており、列車容量に限界があったため、東海道線系統以上に混雑が激しく、セミクロス 1: ロングシート 2 の割合で製造されました。のち JR 化後は、全車ロングシートでの増備となりました。
中間に挟まっていたサハ211の車番は 1007, 8 でした。
2006年に231系の進出と共に高崎・東北線系統でもグリーン車の連結が始まります。その際、当初 211系はそのままモノクラスで運用される予定でしたが、グリーン車の導入が好評だったため、211系も再編することになります。これは、東海道線からの113系の撤退で、113系用の2階建てグリーン車を東海道線の211系に転用し東海道線のグリーン車を総2階建てとして、そこから捻出されたグリーン車を高崎・東北線系等の211系に転用するとともに、ロングシート 5 輌基本編成を再編し、グリーン車つき10輌基本編成として再編しました。その際余ったサハ2輌は廃車となりました。再編されなかったロングシート5輌編成は房総地区へ転用、本車を含むセミクロスシートの 5 輌編成はそのまま付属編成として引き続き高崎・東北線系等で使われることになりました。この時小山区にいた211系はすべて高崎区に集約されます。
2012.11 にE231系の進出で運用から外れ、サハは廃車となり 1 年ほどの浪人生活を経て、2014年2月に 115系置き換えのため、長野地区にやってきました。当初は、八トタ 115系を引き継いだ運用専用に使われ、もっぱら高尾口で使われましたが、北陸新幹線の延長 & 信越線長野以北のしなの鉄道への移譲により運用が減ったため、現在では他地区に顔を出すこともしばしばあるようです。