前回のケースはボヤっとした光被りでしたが、今回は比較的鋭い線状の光被りです。以下の黄色い範囲を補正範囲にしてみます。
サンプリング領域は、すぐ右隣りに取ってみました。
その結果は下記です。
下のほうはある程度うまくいっているようですが、上のほうはまだ白っぽい部分が残っています。そこで、調整係数を1.2に上げるとともに、計算時の列幅を狭めてみました。
Factor of mixing adjustment amout: 1.2
Columns width 1
改善しましたが、まだ不十分です。調整係数を1.4に上げるとともに、計算時の列幅を0にしてみました。
Factor of mixing adjustment amout: 1.4
Columns width 0
しかし、改善しません。分割ブロック数を50に増やしてみたのが下記の結果です。
Factor of mixing adjustment amout: 1.4
Columns width 0
Number of Y Dividing zone: 50
そこで、サンプリング領域を変えてみました。さらに、ブロックの分割も100 に増やしてみました。
サンプリング領域 2350-2450
結果は下記ですが、改善したようです。ただ空の部分はかなり濃くなっています。
Factor of mixing adjustment amout: 1.0
Columns width 0
Number of Y Dividing zone: 100
ただ、やや濃いようですので、薄くしてみました。
Factor of mixing adjustment amout: 0.8
Columns width 0
Number of Y Dividing zone: 100
まずまずなようなので、補正領域を拡大してみました。それが下図です。
補正領域 2450-2650
その他パラメータは結果6に同じ
このように部分部分によって適正なパラメータやサンプリング領域は異なりますので、うまくいった部分をパッチワークのように集めて、補正をかけることになります。この試行錯誤に結構時間がとられます。
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