省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

ImageJ対応 相対RGB色マスク画像作成ツール Ver. 0.27 バージョンアップ

 本年9月25日に、相対RGB色マスク画像作成ツールをバージョンアップしましたが、今回 Ver. 0.27にバージョンアップします。夏にマスクのプレビューを拡張しましたが、今回のバージョンアップでは、明度範囲マスクと相対的色マスクを合成した、最終マスクイメージのプレビューを追加しました。今までは上の二つのプレビューをばらばらに表示していましたが、合成したイメージも表示できるようにしました。

メニューに追加された、最終イメージ表示

 パラメータ設定ダイアログ上で、[Show final image preview] というチェックボックスが追加されていますので、パラメータ調整後にそれをクリックすると、最終マスクイメージのプレビューが表示されます。なお、最終イメージのプレビューが表示されると、チェックボックスのチェックは外れます。

最終イメージをプレビュー表示させたところ

 このイメージは、何かパラメータを動かすと、別のプレビューイメージに切り替わりますので、パラメータを動かした後に最終イメージを確認する場合は、再度 [Show final image preview] をチェックしてください。

 なお、2つのチャンネルのマスクを合成させて1つのマスクを作る場合 (例えばマゼンタマスク上に赤除外領域を作る場合) は、今のところ2つのチャンネルマスクを合わせた最終イメージの表示はできません。また2番目として作成する除外マスクの最終プレビューイメージに関してもまだ対応できていませんが(最終プレビューイメージが正しく表示されない)、一旦現段階で公開とします。

 ちなみに、このプログラム、11月初めにはいったん完成させていましたが、Linux上でちゃんと動かないAPIがあり、また先日言及したコントロールパネルからプラグインを起動すると不具合があることにも気付いたため、一旦実装を見直し、コードを書き直しました。どうも ImageJというか、JavaWindows上で一番に走り、次は Mac OS X そして、Linux はちょっと手抜きになっているようです。ImageJでプログラミングを行う際の要注意点です。

 なお、不具合等にお気づきになりましたら、ご報告いただけますと幸いです。

 

 ダウンロード先はこちらです。

 また、本ツールの基本マニュアルは以下にあります。このマニュアルも近く今回のバージョンアップに伴い補訂を加えます。

yasuo-ssi.hatenablog.com

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 なお、本記事で紹介した写真補正技法やソフトウェア (Plug-in) は個人的用途および非営利目的であれば自由に使っていただいて構いませんが、本技法を使って何らかの成果 (編集した写真等) を公表する場合は、本記事で紹介した技法を使った旨クレジットをつけて公表していただくことをお願いします。

 また、本ソフトウェアは現状のまま提供されるものし、作者はこれを使ったことによるいかなる損害補償等にも応じられないことを了解の上使っていただくものとします。
 但し、もしソフトウェアのバグがありましたら、ご連絡いただければなるべく改善するよう努めたいと思います。

 営利・営業目的で使用される方は別途ご相談下さい。

 また、私の作成したPlug-inも自由に改変して使用していただいて構いませんが、その成果を公表する場合はご一報下さい (公表しない場合は特に連絡は必要ありません)。またその改良した結果を私の方で自由に利用させていただくこともご了承下さい。