Windows や Mac の場合だと、最近は Wi-Fi接続時のセキュリティ設定は自動判定してくれるので、アクセスポイントアクセスのためのパスワードを入れるか、ユーザ名やパスワードを入れるだけで大概アクセスできます。しかしLinux (Ubuntu) ではそうはいきません。
以下は通常のコンシューマー用の無線アクセスポイントの設定ですが、多くの場合、WPA & WPA2 Personal を指定し、無線アクセスポイントの裏に書かれているパスワードを入れるだけでOKかと思います。
こちらは簡単ですね。
しかし、エンタープライズ認証の方はちょっと厄介で、とある場所で Linux 用の設定が公開されていない中で手探りでやったらつながったのが以下の設定でした。
セキュリティは、当然 WPA & WPA2 Enterprise です。認証は PEAP 、CA証明書は、[CA証明書が要求されましたが存在しません]にチェックを入れます。
PEAPバージョンは自動、内部認証は、MSCHAPv2にして、アクセスするユーザ名とパスワードを入れたら、アクセスすることができました。他のサイトを見ても同様な設定が書かれた記事がヒットしますので、おそらくエンタープライズ認証では上記設定が一般的かと。
なお、CA認証に Security Communication RootCA2 を入れる、と書かれたサイトもありました。以下の記事です。
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なお、EAPとは何かという点については、以下のサイトが参考になりそうです。
PEAP で認証方式が MSCHAPv2 が多いのも、Windowsで標準実装されているためだそうです。CA証明書も管理が大変なので省略しているサイトが多いということで、なぜ「CA証明書が要求されましたが存在しません」になるのかも理由が分かります。