pixls.us のオンラインディスカッションを見ていたらこんな記事が投稿されていました。
このスレッドの始まりは、今まで youtube にソニーのカメラを使って、オールドレンズのレンズ評を長らくビデオ投稿されてきた、ルーマニアの radu dumitrescu 氏が、ソニーのカメラとオールドレンズを処分して、富士フィルムのカメラシステムに移行することを決意したという記事でしたが、そのスレッドの中で、Mart Betz 氏が上記の問題に関して指摘しています。
最近のレンズは、カメラ内でのソフトウェア的補正を前提としているので、フリーの Raw 現像ソフトに読み込ませた時 (Mart Betz 氏は フジノン XC 35mm 2.0 で撮ったファイルを RawTherappe で読み込ませた場合について書いていますが)、樽型歪みや色収差が目立ち補正に苦労する場合があると指摘しています。
これは当然なことで、これについては当ブログでも以下に議論を紹介しています。
Mart Betz 氏 は、オールド (ヴィンテージ) レンズでは、このようなひずみが少ないとし、Fuji でもお高いレンズはひずみが少ないと指摘していますが、これも当然のことです。
因みに、darktable は Ver. 4.2.0 からフジのレンズに関しては Rawファイルのメタデータから、レンズ補正データを読めるようになっているようですし、ART は Lensfun のデータを使っていますが、libraw を Raw 読み込みエンジンとして利用しているので、デフォルトの設定で、レンズ補正が自動適用されます。