省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

1979年8月28日 国鉄飯田線 伊那松島機関区の車輛運用

 暑い日が続きます。本日は8月28日ですが、44年前の本日撮った写真を紹介します。

 伊那松島機関区を訪問した際にたまたま撮っていた写真です。

1979/8/28 伊那松島機関区の車輛運用

 電車の 70番台運用と80番台運用は McTc の運用です。当時の伊那松島区にはトイレなしの Tc は 1輌のみ (クハ68042) でしたが、73運用に入っていました。

 一方、90番台運用は TpgcMc または MpgcTc の運用でした。この運用がかつて豊橋区が担当していた時代は、TpgcMcMc という編成でしたが、伊那松島区に移っては2輌で運用されていました。おそらく荷物を考慮してか、すべて出力の高い MT30 モーターを備えたMc で揃っています。といっても、当時はMT15モーターの車輛はあまり残っていませんでした。また Tpgc の定員の少ないのを考慮してか、クモハ61は全車 90番運用に投入されています。

 電気機関車はED62 1 と 5 が休車になっていますが、検査期限を延ばすための休車だったのではないかと思います。しかし、電機の運用が7本もあったなんて... 今では信じられません。

 ちょっと変なのはクモハユニ64 がなぜか通常の Mc の代行で 74番運用に就いています。クモハ51200 と 54112 が遊んでいるのに。あるいは走行距離調整の意味でそうしていたのかもしれません。

 因みにこの写真はモノクロで撮っていますが、掲示板はモスグリーン、そして動力車は黄色のカード、非動力車は白のカードだったように思います。また車号カードには運転台の向きや全室・半室運転台の違いが記されています。43015や50008は全室運転台に改造されていたことが伺えます。

 なお、当時の電車運用図表は以下のページをご覧ください。

yasuo-ssi.hatenablog.com