日本では富士フィルムのデジタル一眼カメラは必ずしも特に人気が高いわけではありませんが、欧米では非常に根強い人気を誇っています。Nikon がかなり失速している今日、Canon に次ぐ人気を欧米では誇っているという、個人的印象を受けています。ひょっとすると Sony より人気が高いかもしれません。少なくともトップ 3 に入ると思います。
人気の大きな要因の一つには、富士フィルムのカメラに登載されているフィルムシミュレーションがあります。
ところで、3年ほど前に公開された記事ですが、フジのフィルムシミュレーション究極ガイドというものを見つけました。
The ultimate guide to Fuji’s Film Simulations; A DEEP dive to de-mystify one of Fuji’s best features
欧米での人気を裏付けるような記事です。ここまで熱の入ったガイドは日本語では見つからないかもしれません。因みに富士のフィルムシミュレーションをエミュレートするような、Raw現像ソフトで使える LUT (ルックアップテーブル) も「無料で公開されていますし、Lightroom や Capture Oneなどの商用ソフトウェアも、それをエミュレートするプロファイルを、たぶん富士フィルムからのライセンスを受けて搭載していますが、この記事によると、フジのカメラのフィルムエミュレート機能を、これらの LUT やサードパーティの Raw現像ソフトでは決して十分には再現できないと言っています。富士の純正 Raw 現像ソフトを使ってカメラ内現像を行わない限り、完全な再現は無理と主張しています。
なお、この記事が掲載されているのは imaging resorce というサイトですが、これはアメリカ・マサチューセッツ州にあるメディア企業 Madavor Media という会社で提供しているサイトのようです。
あと、個人の方が開いている Web でこんなサイトもあります。