以前にも指摘しましたが、ImageJ 上のスタック形式のRGBカラーファイルは TIFF ファイルとして保存すると、他のソフトウェアで読み込んだ時にマルチページ TIFF として読み込まれ、そのままではカラー表示できません。
また png 等でも出力でき、その場合は他ソフトでも読み込めますが、しかし 8 bit カラーに変換されてしまい、16 bit や 32 bit では出力できないようです。
そこでこのような ImageJ から出力されたマルチページ RGB TIFF ファイルを、GIMP 上で読み込んだ上、通常の画像ソフトで読めるカラーTIFF ファイルに変換するGIMPプラグインを作成してみました。 ImageJ 用プラグインではなく、GIMP 用プラグインですのでご注意ください (ImageJ 上では、8bit を除き通常のフルカラーTIFFファイルは作れませんので)。なお、GIMP の対応バージョンは 2.10.x です。2.99.x では動作しません。
本ソフトウェアはこちらからダウンロードして下さい。また、自由にお使いいただいて結構ですが、ソフトウェアに欠陥がないことを保証するものではありませんので、その点ご承知のうえでお使いください。
なお、ファイルをダウンロードすると拡張子を除く末尾に j があるものとないものがありますが、j があるものが日本語表示対応ファイルです。
また拙作のプラグインの導入方法は以下のページの GIMP プラグイン導入の部分をご参照ください。
本プラグインを導入しますと、メニューの [ファイル] の下に日本語対応バージョンの場合 [ImageJ RGB TIFF ファイル読込] という項目ができますのでそこから起動してください。起動して、読みだすファイルを指定するとすぐに RGB 合成を行います。
起動して、ファイルを読みだすとすぐに RGB 合成を行い、さらにオリジナルファイル名に "_RGBMerged.tif" を付加したファイル名で自動的に保存します。オリジナルファイルを上書きすることはありません。
