ARTのファイル出力時のオプション設定ですが、RawTherapee になれている方は戸惑うことはないと思いますが、他のソフトウェアから移って来た方は、ちょっと戸惑うかもしれません。ちょっとここで解説しておきたいと思います。
ART からの出力ですが、プレビュー画面の左下に下記のアイコンがあります。左側は、現在編集中のファイルを出力、右側は、出力キューに追加です。
ただ、このコマンドを起動して指定できるのは、圧縮率程度です。
上は、左側の出力コマンドで使えるオプションダイアログです。
こちらはキューで指定できるオプションです。
色空間などの出力プロファイルを指定するには、カラータブの下にある、カラー・プロファイルから指定します。その下の出力プロファイルで指定します。
また、出力の際、リサイズやシャープニングをかけたい場合は、変形タブの下にある、リサイズ、および出力シャープニングで指定します。
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■出力時カラープロファイルの保管場所
出力時のカラープロファイル保管場所は環境設定の[カラーマネジメント]の下、[出力カラープロファイルを含むディレクトリ]で指定できます。
デフォルトは、Windows の場合、c:\Windows\System32\spool\drivers\color\ が保管場所です。
既存で存在しない出力カラープロファイルを追加したい場合は、ここで指定しているディレクトリにカラープロファイルをコピーします。
なお出力カラープロファイルを追加したい場合、以前にも書きましたが、Elle Stone氏が公開しているカラープロファイルがおすすめです。