省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

ART 画像編集 Tips: 画像出力オプションをどうやって指定するか

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 ARTのファイル出力時のオプション設定ですが、RawTherapee になれている方は戸惑うことはないと思いますが、他のソフトウェアから移って来た方は、ちょっと戸惑うかもしれません。ちょっとここで解説しておきたいと思います。

 ART からの出力ですが、プレビュー画面の左下に下記のアイコンがあります。左側は、現在編集中のファイルを出力、右側は、出力キューに追加です。

出力関連アイコン

 ただ、このコマンドを起動して指定できるのは、圧縮率程度です。

保存設定ダイアログ

 上は、左側の出力コマンドで使えるオプションダイアログです。

キューからの出力設定

 こちらはキューで指定できるオプションです。

 色空間などの出力プロファイルを指定するには、カラータブの下にある、カラー・プロファイルから指定します。その下の出力プロファイルで指定します。

 

出力時カラープロファイルの設定

 また、出力の際、リサイズやシャープニングをかけたい場合は、変形タブの下にある、リサイズ、および出力シャープニングで指定します。

リサイズ・出力シャープニングの設定

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■出力時カラープロファイルの保管場所

 出力時のカラープロファイル保管場所は環境設定の[カラーマネジメント]の下、[出力カラープロファイルを含むディレクトリ]で指定できます。

出力カラープロファイル設定

 デフォルトは、Windows の場合、c:\Windows\System32\spool\drivers\color\ が保管場所です。

 既存で存在しない出力カラープロファイルを追加したい場合は、ここで指定しているディレクトリにカラープロファイルをコピーします。

 なお出力カラープロファイルを追加したい場合、以前にも書きましたが、Elle Stone氏が公開しているカラープロファイルがおすすめです。

yasuo-ssi.hatenablog.com