省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

ART / CTL スクリプトのインストール方法

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 ここで、CTL スクリプトのインストール方法をまとめておきます。

 

■ カラー/トーン補正の モードから直接選択させたい場合

 このファイルを ART の各ユーザの設定ディレクトリの下の ctlscripts ディレクトリにコピーしてください。ディレクトリが見当たらなければ新規作成を行ってください。

Windows の場合、このディレクトリの位置は、

C:\Users\%USERNAME%\AppData\Local\ART\ctlscripts

になります。

また、Linux, Mac OS (公式版の場合) では、

~/.config/ART/ctlscripts

になります。

 他のインストールビルドを使った場合 (例えば Flatpak) は、異なる場合がありえますのでご注意ください。

 このディレクトリに CTL スクリプトを置くと、カラー/トーン補正のモードから CTL スクリプトを選択できるようになります。

CTL スクリプトがモードのメニューに表示

■ カラー/トーン補正の LUT モードからファイル名を指定して選択させたい場合

 但し、LUT モードから選択するようにすることもできます。この場合は、ART の環境設定で指定した LUT ディレクトリの下にファイルを置いてください。LUT モードから実行する利点は、頻繁に使わない CTL スクリプトがモードメニューにたくさん表示されることを抑制することです。その場合でも後述の理由から ctlscripts ディレクトリは作成しておいてください。

LUT ディレクトリの指定場所

■ 国際化対応

 なお、私が作成した CTL スクリプトは、現在原則として国際化バージョンとして提供しています。そのため、日本語表示を行うためには別途言語ファイルをダウンロードする必要があります。各国語の言語ファイルはこちらからダウンロードできます。

 日本語表示を行うためには、上の ctlscripts ディレクトリの下に、languages ディレクトリを作成し、そこに表示したい言語ファイル (日本語の場合、Japanese ファイル) を置いてください。なお、これらの言語ファイルには Griggio 氏が作成したスクリプトの翻訳も含んでいるので、既に、Griggio 氏の作成した CTL スクリプトを導入している場合は、それを置き換えて問題ありません。

 なお、LUT モードで使用する場合も、この languages ディレクトリは作成しておき、ファイルを置いてください。