ARTのオンラインディスカッションで、ARTでも、Lightroomの様に、Windows上で「エクスプローラーで表示 (Show in Explorer)」コマンドを追加してほしいという要望が上がっていました*1。これに対して、ユーザーコマンドで機能を追加すれば簡単にその機能が使えるようになるとのGriggio氏の回答がありました。
日本のユーザの方にも要望があるかもしれませんので、その方法を日本語にアレンジして紹介します。また先日紹介したユーザーコマンド解説では、例が結構複雑でかつ、Linux でしか動かないものでしたので、Windowsユーザにとって取り付きにくく感じられたと思いますが、こちらは非常に簡単ですので、Windowsユーザにとってもユーザーコマンド機能自体への理解の助けになると思います。先日の解説と併せて以下をご覧ください。
やり方ですが、Windowsの、%LOCALAPPDATA%\ART フォルダ (通常は、 c:\users\ユーザ名\AppData\Loacl/ART ) の下に、usercommands というフォルダを作成し、その中に、以下の内容のテキストファイルを置きます。ファイル名は、拡張子が .txt であれば何でも構いませんが、仮に、Show_in_Explorer.txt としておきます。
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[ART UserCommand] Label=エクスプローラで表示 Command=explorer.exe /select, NumArgs=1
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なお、labelに日本語を使う場合は必ず utf-8 で保存してください。それ以外で保存するとメニューが表示されません。
このファイルをおいておくだけで、ARTのファイルブラウザ上で右ボタンをクリックすると、ユーザーコマンドの下の階層に「エクスプローラで表示」メニューが現れるようになります。
同様な方法で、ファイルブラウザから他の写真編集ソフトを呼び出したり、画像ビュアーを呼び出すようにすることができると思います。