省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

Linux 上で 画像処理を行うなら digiKam 導入は必須

 現在、メインのパソコン環境を Windows から徐々に Linux に移せないか検討中です。今まで、Linux 上での画像処理は、互換性確認のために使っていただけでした。ただ画像処理をLinux でメインとして行おうとする場合に困ることがありました。

 Windowsですと、カメラのRawファイルでも、各カメラメーカーが Windows 用のコーデックプログラムを配布するので、エクスプローラーから簡単にサムネイルを表示させることが出来ます。しかし、ユーザの少ない Linux では各カメラメーカーはそこまでサービスをしてくれません。Ubuntu の場合、Windowsエクスプローラに相当する基本シェルソフトはノーチラスですが、ノーチラス上で Rawファイルのサムネイルは表示されません。

 これに対して、Linux 上でRawファイルのサムネイルを表示させるフリーのアプリケーション "Getting Thumbnails" もあるのですが、常に最新のRawファイルに対応しているわけではないし、メーカーによっては対応していない場合もあります。

https://gist.github.com/h4cc/13450db3d4a7457f9b38

 結局これを解決するのは何かというと、画像管理のためのフリーソフト digiKam を使うことです。digiKam は Lightroom の画像管理機能を独立させたようなソフトウェアで、かなり高度な画像管理が可能なようです。ただ、高度な画像管理機能を使わなくても、単純に Windows におけるエクスプローラーの代わりとして使えます。というか、画像処理をするならそう使わざるを得ません。digiKam を通して、Rawファイルなどの画像ファイルのサムネイルを見ながらファイルを選ぶことが出来ます。

www.digikam.org また、digiKam 上のサムネイルのコンテキストメニューから、他の画像処理ソフトも簡単に呼び出すことが出来ます。

digiKam のコンテキストメニューからアプリケーションを呼び出す

 完全にエクスプローラーやノーチラスの様に使えます。いや画像ファイルに関して言えばノーチラスより便利です。現在 digiKam の高度な機能は使いこなせていませんが、ともあれ、ノーチラスの代わりに便利に使っています。動きも軽快です。

 非常に便利なので、Windowsにも入れてみましたが、Windows 版はかなり仕様が異なり、Linux 上で便利にできることが結構出来ません。設定を何とかすると Linux 版と同様に使えるのではないかと、現在苦闘中ですが...

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