Nikon D5500 を使い、ISO6400 で撮影した画像のテクスチャを比較しノイズの出方を見てみます。
まずメーカー純正のNX Studio から。
デフォルトでノイズリダクションがかかっているようです。ノイズ自体はかなり減っていますが、若干塗り絵感があります。
以下解除してみます。
ノイズの粒状がかなり目立ちます。
次は ART (1.19.3) のデフォルト設定です。
NS Studio よりもノイジーではありますが、輪郭のアーティファクトが見られず、これはこれでナチュラルです。調べたらノイズ低減と最終スムージングが自動的にかかっています。おそらく Raw ファイルの Exif データを見てカメラ設定でノイズ低減がかかっているとそれをエミュレートするようになっているようです。
ノイズ低減とスムージングを解除してみます。
粒状のノイズが目立つようになりましたが、NS Studio よりノイズの出が穏やかな感じです。デモザイク方式の違いが効いているようです。
次は darktable (4.2.1) のデフォルトから フィルミックRGB を シグモイドに変更した画像です。
ノイズが目立ちます。ノイズ低減はかかっていません。カメラ設定が Exif データに記録されていても、エミュレートはしないという darktable 4.2.1 の方針が見て取れます。
こちらは逆にノイズ低減を掛けてみました。
ART よりきめが細かく好ましいです。以前にも検証しましたが、darktable のプロファイルを利用したノイズ除去は結構能力が高いと思います。NX Studio の方がノイズ自体は少なくなっていますが、こちらの方が自然な感じです。ノイズ低減に定評ある DxO のソフトだともっと劇的に低減できるのかもしれませんが、持っていないので、それと比べるとどうかは分かりません。