異体字などを拡張した IVS 対応文字をどう入力するかですが、次のような方法があります。
■ Windows
・IVS検索をつかう
フリーソフトでIVS 検索というソフトウェアがあります。Vector からダウンロード可能です。
・MS-IMEで入力する
デフォルトでは IVS 文字の入力が無効になっていますので、それを有効にします。但し、すべての IVS 文字が入力できるわけではありません。
まず MS-IME のメニューからプロパティを選択します。
次に詳細設定をクリックします。
変換タブを選び、さらに詳細設定をクリックします。
デフォルトで IVS を含む文字を制限するがオンになっていますので、変換文字制限をしないにチェックを入れなおします。
■ Mac OS
以下のようなプログラムを公開されている方がおられましたが、これをベースに自作のエディタを作らないと動作しないようです。
tech.de-de.jp あと、若干記事は古いですが、以下のようなものがありました。
基本、Linux 同様以下の方法に頼ることになるかと思います。
■ OS問わず
異体字の一覧を記載した Excel ファイルが公開されているので、そこから探してコピー&ペーストで使用します。
オンラインで異体字を検索できる、異体字セレクタセレクタというサイトがあります。東京大学大学院生の王一凡さんという方 (おそらく中国からの留学生) が開発されたようです。
異体字セレクタセレクタ (747.codeberg.page)
ここからコードをコピペして IVS 対応アプリ+ IVS 対応フォントを使って表示させます。
「異体字セレクタセレクタ」という名称には違和感を感じる方もいると思いますが、IVS文字を実装する仕組み自体を「異体字セレクタ」と言い、それを選択するツールなので、この名称になっています。
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なお、Linux 上で使えるワープロソフトのうち IVS 対応状況について以下にまとめたことがあります。
結論から言うと、この点から見た場合、Libre Office 一択です。