さて、先日D5500でExpeed4と6相当の処理の差を調べてみましたが、Expeed3との差はどうでしょうか。ということでいまサブ機になっているD3200を使って調べてみました。先日空の写真を撮ったときと同時に同じレンズを使って撮ってみました。
左: Expeed6相当 / 右: Expeed3相当
空の色の濃い部分ではあまり違いがありませんが、薄い(明るい)部分ではExpeed6相当の部分でよりスッキリしているのに対し、Expeed3相当の部分では、やや濁った感じがあります。
左: Expeed6相当 / 右: Expeed4相当
前回お見せしたD5500だとExpeed6部分の方が全般的にRが高めなのが分かりますが...
とはいえExpeed6の方が全般的に空のRがやや高めなのは共通しています。肉眼で見ているのと、より似ています。
RGB値の違いは下記のとおりです。
そしてヒストグラムの違いを比べてみます。
Expeed3相当と6相当の違いを見てみると、R, G, Bのピークの位置の違いはほぼありませんが、Expeed6相当の方が、R, Bにおいて右にすそ野が広がっています。G値は若干違いがありますが、そこまで分布の差がありません。空の明るい部分でR, Bの値が高いということが分かります。D5500の結果より意外に差は少ないですが、似たような傾向は確認できます。D5500はRawファイルが14bit、D3200は12bitとD3200の方がbit深度が浅いので差が出にくいのかもしれません。
いずれにせよ、空の青さに関してはExpeed6相当処理の方が好ましいことは間違いありません。
NX Studioの環境設定で、Raw現像時、最新のピクチャーコントロールの適用を設定しておくと良いでしょう。