省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

拙作 ImageJ 対応写真補正ツール ご使用の方へ緊急のご連絡 (ImageJ 本体のバグ)

[追記]

 ImageJ 1.54 バージョンアップに伴う問題を解決したバージョンを以下に公開しました。旧バージョンをお使いの方はこちらと入換をお願いします。

yasuo-ssi.hatenablog.com

 なぜ不具合が出たのか知りたい方は以下の記事もご参照ください。

yasuo-ssi.hatenablog.com

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 2023年7月に ImageJ / Fiji 本体のバージョンアップ(1.53 → 1.54) が行われましたが、このバージョンアップに バグ 仕様変更があります。7月中に3回ほどバージョンアップが行われたようですが(7/10, 7/11, 7/25)、いずれも直っていません。なお、この現象は Windows, Mac OS では確認しましたが、Linuxでは未確認です。しかし Java のバイナリは共通なので、おそらく同様な問題が起こるものと思います。

 具体的には、16bit 画像において ImageProcessor の画像にガンマを掛けるメソッドの結果が、1.53 と 1.54 では異なっており、1.54 で走らせるとおかしな結果になってしまいます。拙作の補正ツールでガンマ補正を掛けるメソッドを使っておりますので、7/10以降のバージョンを使うと得られる結果が以前と異なってしまい、十分な補正効果が得られません。ただし、8bit 画像では問題が出ていません。

 いずれこの問題は解決されるものと思われますが、当面、これから拙作の補正ツールの使用を考えておられる方は、最新バージョンを使用するのではなく、以下のアーカイブページから、2022年12月バージョンをダウンロードしてご使用ください。

downloads.imagej.net

 また、既に ImageJ をご使用の方は、自動アップデートを行わないでください。もし7月10日以降自動アップデートを行ってしまった場合は、やはり、上のサイトから2022年12月バージョンをダウンロードしてください。このファイルの中の Fiji.app フォルダの下に、jars というフォルダがあります。その中に、ij-1.53t.jar というファイルがありますので、バージョンアップしてしまった既存の Fiji.app フォルダの下の jars フォルダの中にある、ij-1.54*.jar というファイルと置き換えてください。