ここのところ、2か月おきにバージョンアップされている ART ですが、ちかく Ver. 1.21 がリリースされます。→ 2023.9.12 に 1.20.2 としてリリースされました。
主な内容ですが、1つは、キャプチャ・シャープニング (回析補正) が追加されます。絞りを絞り込んだ時、画像がぼけてしまう (回析現象) 場合などに、それを補正するのに使えるアルゴリズムです。これは RawTherapee では以前から入っていて、ユーザから好評を得ていました。やはりフリーの Raw現像ソフトである darkroom では搭載されていなかったと思います。しかし A. Griggio 氏はシャープニングの RLデコンボリューションでほぼ同等の効果が得られるとして、ART では省略されていたものです。ですが、今回追加されるようです。
この機能については以下の RawPedia の説明をご覧ください。
もう一点はフィルム・シミュレーションの、処理パイプライン中での適用位置が変更され、トーンカーブ補正適用後に適用されるよう修正されるようです。