昨年末にリリースしました ART用相対色領域補正 CTL スクリプトを今回アップデートします。
今回のアップデート内容ですが、
1) ダイアログ上のパラメータ調整項目の配置の見直し
2) 補正量に対するガンマ調整の新設 ([ガンマ補正] メニュー、従来はガンマ 2.2 で固定)
3) 均一の補正強度を適用するチェックボックスの増設
4) 傾きに対するツールチップの付加 (但し英語表示)
です。
1) に関しては、Ver. 1.21.1 からダイアログ項目の並べ方が変わったので、それに合わせて項目を整理しました。
2) に関しては、必ずしもガンマ 2.2 で調整することがベストではないようなので、補正値のガンマを調整できるようにしました。
3) は、補正領域に対し、補正領域のピクセル値に関係なく一律の補正量を与えるオプションです。この強度は [補正強度] スライダーの値と連動します。必ずしも実際に補正を行うために適用することは少ないかもしれませんが、補正領域の確認には便利です。
4) は傾きをどう動かすとどの方向に色の感受性が傾くのか分かりにくいので、Ver. 1.21.1 からサポートされたツールチップ表示機能を使って表示させています。スライダーの下にカーソルを持ってくると下記の様なツールチップが表示されます。
ただ、ツールチップがアスキーコードしかサポートしないので、英語で表示しています。各補正対象色領域ごとに、左にスライダーを動かすとどうなるか、右に動かすとどうなるかを示しています。
例えば補正対象が赤 (Red) なら、スライダーを左に動かすと、緑への感受性が上がり、右に動かすと青への感受性が上がることが分かります。
なお、このツールチップを搭載したため本スクリプトは ART Ver. 1.21 では使えずエラーになってしまいます。かならず本体を Ver. 1.21.1 にバージョンアップして使用してください。
インストール方法に関しては、以下の前回記事をご覧ください。但し、ファイルのダウンロードはこちらから。
具体的な使用例に関しては、前バージョンを使った例示ではありますが、以下の記事をご参照ください。