省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

Pixls.us に、フリーの Raw 現像ソフト Lightzone のフォーラムが開設

 Pixls.us に FOSS の 写真編集ソフト Lightzone のフォーラムが昨年末に開設されました。

discuss.pixls.us

 現在、Lightzone の公式サイトは以下になっています。

github.com

 元々の最初にこのプロジェクトを始めた方は異なるようですが、創始者の方々は手を引かれたようで、現在 Lightzone の開発主宰者は、北川雅裕さんという日本の方のようです。FOSS の世界で日本人の活躍はあまり見かけないので、これは応援していきたいです。

Lightzone スクリーンキャプチャ


 因みに本ソフトは、Wikipedia 英語版の記述によりますと、元々 Fabio Riccardi 氏が創業した Light Crafts という会社からMac 用商用ソフトとして2005年にリリースされたようです。2007年には雑誌 Mac World からエディターズチョイス賞ももらったようですが、2011年に、創業者の Fabio Riccardi 氏が Apple に雇用されたことを契機に Light Crafts は突然活動を停止、その後ボランティアの、LightZombie Project によってサポートが継続されたようです。2012年にはオリジナル開発者の一人である、Anton Kast 氏によって、フリーオープンソフトウェアとして公開されることになり、Linux版、Windows版もリリースされるようになったということです。2013年には Ver. 4.0.0 としてリリースされましたが、長く開発が停滞していたようです。

 なお、内部の画像処理では 16bit リニア画像を使用しているようです。

 なお、北川氏はこの夏をめどに、Raw ファイル読み込みエンジンを Libraw に変更したバージョンをリリースしたいと表明されています。

 なお、本ソフトの Mac OS バイナリーですが、Mac OS のセキュリティ強化のため、最新の OS では走らなくなっているようです。Windows 版は試したところ OK でした。